社会をよみとくキーワード

共同通信社記者の大塚圭一郎氏執筆、Z会の人気メルマガ「社会をよみとくキーワード」(毎週月曜日配信)より、
キーワードの説明部分を、配信翌日の火曜日に本ブログにて公開していきます。
メルマガでは、筆者の見解・考察も御覧いただけます(右側の「リンク集」より登録できます)。

     
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ジェネリック医薬品
[2007年03月27日(火) ]

 製薬会社が開発して独占的に製造、販売する医療用の新薬(先発医薬品)の特許が20―25年で切れた後に、別の製薬会社が同じ成分として製造、販売する薬のこと。後発医薬品とも呼ばれる。

 日本の年間薬剤費は約6兆円に達しており、高齢化に伴って今後も高止まりが予想されている。国は財政健全化の一環として医療費抑制を掲げており、国民や医療機関に対して割安なジェネリック医薬品の使用を推奨している。昨年4月の診療報酬改定の際は、医師が出す処方せんの用紙に「ジェネリック医薬品への変更可」の欄を新たに設けた。だが、日本のジェネリック医薬品の普及率は数量ベースで16・8%(2004年度)と、半数を超えている米国や英国などを大きく下回る。日本でジェネリック医薬品を使うには医師の処方が必要だが、米国では薬剤師が患者の同意を得て、医師の処方を同じ成分のジェネリック医薬品に替えることが可能なのも普及を後押ししている。欧米では特許が切れた1カ月後に約80%がジェネリック医薬品に切り替わる薬もあるとされる。
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Posted at 00:36 | この記事のURL

PASMO(パスモ)
[2007年03月20日(火) ]

 鉄道に乗る際に、自動改札機に軽く触れるだけで通れる集積回路(IC)を内蔵したカードで、首都圏の地下鉄や私鉄、モノレール、新交通システム、バスで3月18日に利用が始まった。東京地下鉄(東京メトロ)と、地下鉄やバスなどを運行する東京都交通局、横浜市交通局のほか、大手私鉄の東京急行電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、東武鉄道、京成電鉄、西武鉄道などが当初から導入し、関東鉄道(茨城県)と舞浜リゾートライン(千葉県)、千葉都市モノレールも2007年度以降に入れる。バスでは、京王バスや関東バス、神奈川中央交通などで3月18日から順次使えるようになる。導入予定なのは計97の会社・交通局。

 また、駅構内の店舗や自動販売機、沿線の商業施設などの加盟店では、電子マネーとして支払いにも使える。JR東日本が2001年11月から導入し、首都圏などで使えるIC内蔵カード「Suica(スイカ)」とも相互利用できる。
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Posted at 20:11 | この記事のURL

MBO
[2007年03月13日(火) ]

 主に株式を上場している会社の経営陣が、自分の会社の株式を買い取って経営権を取る企業の合併・買収(M&A)の手法。英語の「マネジメント・バイ・アウト」(Management Buy-Out)の頭文字を取っている。上場会社が実施する場合は、株式公開買い付け(TOB)を実施し、直近の株価の実勢価格を上回る買い付け価格で株式の大部分を買い集めることが多い。ほとんどの株式を買収すれば証券取引所の上場廃止基準に抵触するため、非上場会社になるのが一般的。

 株主には業績向上による配当金増額や、株価の上昇といった短期的な株主還元を求める向きもある。MBOにより、新規事業の展開や大型投資など短期的には業績が悪化する施策にチャレンジし、中長期的な視点で経営できる利点がある。買収に経営陣のほか、会社の従業員も参加する場合は「マネジメント・エンプロイー・バイアウト」(MEBO、Management Employee Buy-Out)と呼ばれる。
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Posted at 13:32 | この記事のURL

発掘!あるある大事典II
[2007年03月06日(火) ]

 民放キー局、フジテレビジョン系列を通じて全国で日曜日午後9時台に約1時間放送されていたテレビの情報番組。タレントの堺正章さんが司会を務め、食品の効能や健康法を中心に紹介して高い視聴率を稼いでいた。準キー局の関西テレビ放送(大阪市)と制作会社の日本テレワーク(東京)が共同制作し、「発掘!あるある大事典」として1996年に始まった後、2004年4月にリニューアルして番組名に「II」が付いた。


 関西テレビは今年1月20日、納豆のダイエット効果をうたった1月7日放送分で、納豆の効果を見せつけるために実験内容をねつ造するなどの問題があったと公表した。関西テレビによると、8人への実験について「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は、完全な正常値に!」とコメントして数字を画面に表示したが、実際にはコレステロール値、中性脂肪値、血糖値の測定はしていなかった。また、納豆を朝に2パックまとめて食べた場合と、朝晩に1パックずつ分けて食べた場合の血液検査の測定結果をでっち上げていた。米国での実験として用いた3枚の比較写真も無関係の写真を使い、テンプル大学のアーサー・ショーツ教授の発言部分では実際には言っていなかった「日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!」という日本語訳コメントをねつ造した―など。
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Posted at 16:28 | この記事のURL