社会をよみとくキーワード

共同通信社記者の大塚圭一郎氏執筆、Z会の人気メルマガ「社会をよみとくキーワード」(毎週月曜日配信)より、
キーワードの説明部分を、配信翌日の火曜日に本ブログにて公開していきます。
メルマガでは、筆者の見解・考察も御覧いただけます(右側の「リンク集」より登録できます)。

     
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新聞特殊指定
[2006年06月27日(火) ]

公正取引委員会が、日用品や家電製品をはじめとする一般商品などの不公正取引を禁じた独禁法による規制(一般指定)が、新聞業にはなじまないとして特別に禁止行為を設けた規定。新聞社と販売店が地域や読者によって異なる価格設定をしたり、定価を割り引いたり、新聞社が販売店に注文部数を超えて新聞を供給したりすることを禁じている。独占禁止法は1947年7月に施行され、同時に公正取引委員会が発足。独禁法は「新聞業における特定の不公正な取引方法」(新聞特殊指定)を55年12月新設したほか、新聞社が販売店に小売り価格を指定できる「再販売価格維持」を認めている。それらが、新聞の戸別宅配や全国一律価格を支える根拠になってきた。
 

公正取引委員会は昨年11月、新聞の特殊指定について「価格競争は競争の最重要な要素そのものであり、『公正な競争を阻害するおそれがあるもの』とは言えない。価格競争を禁止するような新聞特殊指定は、独禁法上の要件を満たしているとは言えず、消費者利益の観点から問題がある」などと指摘し、特殊指定を見直す方針を出した。
 
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Posted at 17:10 | この記事のURL

インサイダー取引
[2006年06月20日(火) ]

公表されていない内部情報を得た上で株式を買い、情報の公表後に株価が上がってから売り抜けて稼ぐといった不公正な取引。証券取引法166条に禁じることを定めている。大きく分けて2種類あり、株式を上場している企業の役員や社員、主要株主らがその地位や職務で知り得た重要情報が公表されていないことを利用し、自分の会社の株式などを売買する「会社関係者による内部者取引」と、株式公開買い付け(TOB)をする人の関係者がTOBを実施することを知り、TOBの発表前に株式を購入する「TOB関係者らによる内部者取引」がある。違反すると3年以下の懲役が、300万円以下の罰金を科せられる。
 

東京地方検察庁特捜部は6月5日、東京証券取引所2部に上場していたフジサンケイグループのAMラジオ局、ニッポン放送の株式をインサイダー取引したとして、東京地検特捜部は投資ファンド(通称村上ファンド、昨年11月21日号参照)を率いていた元通産官僚、村上世彰容疑者(46歳)を証券取引法違反容疑で逮捕した。村上容疑者は、村上ファンドの投資顧問会社「MAC(現マック)アセットマネジメント」の役員らと共謀し、2004年11月8日ごろに情報技術(IT)関連企業、ライブドア(2月27日号参照)がニッポン放送株を5%以上取得することを決めたとの内部情報をライブドア幹部から聞き、04年11月9日から昨年1月26日にかけてニッポン放送株を大量に購入した疑い。議決権総数の5%以上の株の買い付けは「TOBに準じる行為」と見なされるため、インサイダー取引の「TOB関係者らによる内部者取引」の違反が該当した。
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Posted at 17:08 | この記事のURL

首相官邸
[2006年06月13日(火) ]

首相らが執務をしたり、政府や与党などの会議をしたりするのに使う建物。国会議事堂に面した東京都千代田区永田町にある。大きなガラスを多用した5階建て、地下1階の鉄筋コンクリート造り。小泉純一郎首相が就任していた2002年4月から使われており、総工費は約700億円。
 

首相官邸の延べ床面積は約2万5000平方メートル。傾斜地にあるため、東側にある正面玄関は3階、西側の出入り口は1階にある。首相と内閣の官房長官、官房副長官の執務室が5階、閣議室などが4階にある。協議などに使われる大小のホールと貴賓室が2階、新聞・通信社やテレビ局の記者が所属する記者クラブや記者会見室などは1階に置かれている。屋上はヘリポートあり、地下には危機管理センターがある。
 
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Posted at 17:05 | この記事のURL

デフレ
[2006年06月06日(火) ]

物価が下がり続ける状況を指し、英語の「デフレーション」(Deflation)の略。デフレは商品の供給量が需要を上回ることで発生し、物価は下落する。消費者にとっては商品を安く買えるようになる半面、企業の業績悪化を招いて失業者が出るなど、経済不況の原因となる。物価下落と景気悪化が連鎖的に起きる現象は「デフレスパイラル」と呼ぶ。


また、総合的な物価動向を示す指標に「GDPデフレーター」がある。これは国内総生産(GDP、5月22日号参照)の名目GDPと、物価変動の影響を除いた実質GDPとの差を示す。日本経済は長い間デフレが続いており、今年1―3月期のGDPデフレーターは前年同期に比べて1・3%下落し、前年同期に比べて32・四半期(8年間)連続のマイナスとなった。ただ、下落幅は昨年10―12月期のマイナス1・6%より縮小した上、外需を除き、国内の物価動向を示す「国内需要デフレーター」はマイナス0・03%と、昨年10―12月期のマイナス0・5%から上昇した。
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Posted at 17:12 | この記事のURL