社会をよみとくキーワード

共同通信社記者の大塚圭一郎氏執筆、Z会の人気メルマガ「社会をよみとくキーワード」(毎週月曜日配信)より、
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ブルートレイン
[2008年03月04日(火) ]

 JRグループが運行している夜行寝台列車の愛称で、東京―熊本間の寝台特急「はやぶさ」などのように青い塗装の寝台客車を用いている列車が多い。JRグループは今年3月15日に実施するダイヤ改正に伴い、京都と熊本、長崎をそれぞれ結ぶ寝台特急「なは」と「あかつき」、東京と大阪を1日1往復している寝台急行「銀河」を3月14日の出発列車をもって廃止する。また、大阪―青森間の寝台特急「日本海」は1日2往復から1往復に半減させ、関西始発で毎日運行する定期列車のブルートレインは「日本海」の1往復だけとなる。

 ブルートレインは長距離を高速で結ぶ新幹線や航空機との競争に加え、割安な夜行高速バスにも押されて乗客数が低迷しており、近年は列車の廃止や減便が続いている。JRグループは2005年3月のダイヤ改正の際に、第2次世界大戦後初めての寝台特急だった東京―下関(山口県下関市)間の「あさかぜ」と、東京―長崎間の「さくら」を廃止(「社会をよみとくキーワード」05年2月28日「戦後初の寝台特急が廃止に」参照)。06年3月には東京―出雲市(島根県)間を東海道線と山陰線を通って1日1往復していた寝台特急「出雲」(「社会をよみとくキーワード」06年3月13日および翌日のブログ参照)が消滅し、同じ東京―出雲市間を東海道・山陽線と伯備線経由で走る電車型の寝台特急「サンライズ出雲」に一本化されていた。

 鉄道関連の雑誌やサイトによると、「なは」は1968年10月に大阪―西鹿児島(現鹿児島中央、鹿児島市)の間で運転が始まった。当初は夜行列車ではなく、当時は米軍占領下だった沖縄の那覇市から命名した。75年3月のダイヤ改正で新大阪と西鹿児島を結ぶ寝台特急となったが、当初はブルートレインではなく寝台電車「583系」が使われており、84年からブルートレインの寝台客車「24系25形」が用いられるようになった。2004年3月のダイヤ改正で九州新幹線の新八代(熊本県八代市)―鹿児島中央間が開業し、「なは」も走っていた八代(八代市)―川内(鹿児島県薩摩川内市)の間が第三セクター鉄道の「肥薩おれんじ鉄道」になったのに伴って運転区間を短縮し、熊本発着に変わった。05年10月から京都―鳥栖(佐賀県鳥栖市)の間は「あかつき」と連結して運転されるようになり、区間が京都―熊本間に変わっていた。
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Posted at 02:19 | この記事のURL