安倍晋三首相(自由民主党総裁を兼任し、現在はともに前職)が9月12日に辞任を表明したのを受け、自民党の総裁選と国会の首相指名選挙が行われ、第二次森喜朗内閣と小泉純一郎内閣で計約3年半にわたって官房長官を務めた福田康夫氏が9月25日に首相に就いた。福田氏は58人目、第91代の首相。福田氏は71歳と、53歳の安倍氏より18歳も年上で、70歳代で首相に就任したのは1994年の村山富市氏(当時日本社会党〈現社会民主党〉委員長、就任時70歳)以来で約13年ぶり。父親の故福田赳夫氏に続いて親子2代の首相は、憲政史上初めてとなった。
自民党は、安倍氏の後継を決める総裁選を9月14日告示し、15日に元官房長官の福田康夫氏と、自民党幹事長の麻生太郎氏が立候補して一騎打ちの構図となった。23日午後に自民党の所属国会議員と47都道府県連代表者を対象に投開票し、麻生派を除く8派閥から支持を取り付けた福田氏が投票総数528票のうち62・5%に当たる330票を獲得し、第22代自民党総裁に選ばれた。任期は、安倍氏の残りとなる2009年9月までの約2年間。
麻生氏が総裁選に立候補するのは小泉純一郎元首相と戦った2001年4月、安倍氏を相手にした06年9月に次いで3回目。福田氏に敗れて3連敗となったものの、投票総数の37・3%となる197票と善戦した。