天然ガスの主成分であるメタンが低温になり、高圧下で水と結合してシャーベット状になった固形物質。氷に似た外見で、点火すると燃えるため「燃える氷」と呼ばれる。シベリアなどの永久凍土の地下のほか海底にあり、日本近海の海底にも豊富に埋蔵されている。1立方メートルから164立方メートルのメタンガスを採取することができるだけに、原油や石炭といったエネルギー源の埋蔵量が乏しい日本でも、燃料として使える次世代エネルギー源の可能性が注目を集めている。生成の仕組みは解明されていないが、微生物が関わっているとの見方が有力。
関係者によると、メタンハイドレートは圧力や温度が変わることに繊細な不安定な物質で、構造を維持するには圧力を高くして0―10度程度の低温に保つことが必要。メタンハイドレートのエネルギーへの活用は、二酸化炭素(CO2)の排出量削減によって地球温暖化防止の効果も期待されている。