年間の世相を反映した新語や流行語と、その言葉にかかわった人物や団体に贈るコンテスト「2006ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に「イナバウアー」(3月27日「トリノ五輪」参照)と「品格」が選ばれた。
「イナバウアー」は、2006年の第20回冬季オリンピック・トリノ大会(トリノ五輪)の女子フィギュアスケートで金メダルに輝いた荒川静香選手の得意技で、上半身を後ろに反らした独特のポーズが話題になった。ただイナバウアーとは、両足の爪先を外側に大きく開いて横に滑る技を指す。
「品格」は、数学者の藤原正彦
お茶の水女子大学教授の著書『国家の品格』(新潮新書)の大ヒットで一躍広まった。『国家の品格』は、トーハン調べの2006年(集計期間は2005年12月―06年11月)の書籍発行部数で227万部と、書籍の年間トップとなった。ユーキャン新語・流行語大賞は「『論理よりも情緒を』と、日本人が備えていたはずの品格について説き、『儲かれば何でもよい』というマネーゲーム全盛の世の中に一石を投じた」と解説している。