物価が下がり続ける状況を指し、英語の「デフレーション」(Deflation)の略。デフレは商品の供給量が需要を上回ることで発生し、物価は下落する。消費者にとっては商品を安く買えるようになる半面、企業の業績悪化を招いて失業者が出るなど、経済不況の原因となる。物価下落と景気悪化が連鎖的に起きる現象は「デフレスパイラル」と呼ぶ。
また、総合的な物価動向を示す指標に「GDPデフレーター」がある。これは国内総生産(GDP、5月22日号参照)の名目GDPと、物価変動の影響を除いた実質GDPとの差を示す。日本経済は長い間デフレが続いており、今年1―3月期のGDPデフレーターは前年同期に比べて1・3%下落し、前年同期に比べて32・四半期(8年間)連続のマイナスとなった。ただ、下落幅は昨年10―12月期のマイナス1・6%より縮小した上、外需を除き、国内の物価動向を示す「国内需要デフレーター」はマイナス0・03%と、昨年10―12月期のマイナス0・5%から上昇した。