車いす生活を送る兵庫県宝塚市のコンピュータープログラマー、木村佳友さんの介助犬として10年近く活躍した雌のラブラドルレトリバー。木村さんの手足となった献身的な姿勢と愛らしさで介助犬の存在を社会に広く知らせ、公共機関やレストラン、ホテルなどへの介助犬同伴受け入れを義務付けた身体障害者補助犬法制定のきっかけをつくった。今年3月14日、12歳(人間の60歳代半ば)で息を引き取った。
シンシアは1996年、国内3頭目の介助犬に認定された。60以上の単語を理解して木村さんの手足となり、落ちたかばんを拾ってひざに乗せたり、車いすを引っ張り上げたりすると木村さんは「グッドガール(いい子だ) シンシア!」とほめた。99年に介助犬として初めて国会を“傍聴”し、赤じゅうたんをさっそうと歩く様子は注目を集めた。