大学と
大学院の教育研究機能を強化して国際競争力を持たせるため、文部科学省が
大学院レベルの優れた研究活動に補助金を重点配分する事業。「生命科学」など5分野について2007年度から5年間の事業を公募し、今年6月に28大学の計63件を採択した。2002年度からの「21世紀COEプログラム」(メールマガジン「
社会をよみとくキーワード」2004年8月9日号で紹介)から改称し、選択件数を従来よりも半減にする一方、1件当たりの補助金を年間で約2億5000万円(2007年度の予算額は158億円)とほぼ倍増した。
採択された大学のうち国立大学法人が21校、公立が3校、私立が4校、件数でも国立が計50件、公立が計3件、私立が計10件と「21世紀COEプログラム」に続いて“国高私低”の傾向が顕著だった。111大学から計281件の申請があったが採択率は22%の「狭き門」となった。分野別では「生命科学」と「化学、材料科学」、「情報、電気、電子」が各13件、「人文科学」と「学際、複合、新領域」が各12件。採択件数は、申請対象の多い国立大学法人の総合大学がリードし、
大阪大学が7件(申請11件)と首位になり、次いで
東京大学の6件(申請19件)、
京都大学の6件(申請12件)が並んだ。
△グローバルCOEプログラムに選ばれた大学の1つ、
東京外国語大学(東京都府中市)の校舎(筆者撮影)
ほかに採択された国立大学法人は
北海道大学3件、
東北大学5件、
筑波大学1件、群馬大学1件、
東京外国語大学1件、
東京工業大学5件、
お茶の水女子大学1件、
横浜国立大学1件、信州大学1件、
名古屋大学3件、豊橋技術科学大学1件、
神戸大学1件、奈良先端科学技術
大学院大学1件、鳥取大学1件、愛媛大学1件、
九州大学2件、長崎大学1件、熊本大学1件。公立は静岡県立、大阪市立、兵庫県立の各大学が1件ずつ。私立は慶応義塾大学3件、
早稲田大学4件、
立命館大学2件、
関西大学1件だった。
一方、有力大学でも国立大学法人では
東京医科歯科大学、東京芸術大学、
奈良女子大学、公立では
首都大学東京、私立では上智、東京理科、関西学院の各大学なども申請しながら落選した。国立大学法人でも地方大学は苦戦が目立ち、
広島大学は11件、
岡山大学は8件それぞれ申請したものの採択されなかった。
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