JR東日本が運行している新幹線で、東京と八戸(青森県八戸市)の593・1キロ(運賃計算に使う営業距離は631・9キロ)を結んでいる。東京―八戸間の所要時間は、主要駅だけに停車する「はやて」で約3時間。東京から東北地方への観光や出張、年末年始などの帰省、東北に住んでいる人たちの移動に利用されているほか、東京などへの通勤・通学の足にも使われる大動脈になっており、今年6月23日に開業25周年を迎えた。
列車名は「はやて」のほか、東京―仙台、盛岡などを結ぶ「やまびこ」、東京―那須塩原(栃木県那須塩原市)、郡山(福島県郡山市)を各駅停車で走る「なすの」がある。2階建て車両で運行する列車は「Maxやまびこ」「Maxなすの」と呼ばれる。6月23日に記念イベントとして、デビュー当時から活躍している正面が丸鼻の「200系」を白に緑のラインが入った開業時の塗装にし、「やまびこ」の臨時列車として大宮(さいたま市)―盛岡間で運転した。
△東北新幹線「はやて」の「E2系」(八戸駅で筆者撮影)
東北新幹線は1982年に、分割民営化前の日本国有鉄道が大宮―盛岡間の465・2キロ(営業距離は505・0キロ)を部分開業。当初は主要駅に停車する「やまびこ」と、各駅停車の「あおば」(97年に廃止)があり、東京の玄関口である上野と大宮の間は特急型車両が「新幹線リレー号」として走っていた。85年3月に上野―大宮間が開業し、ともに地元が全額負担した新駅の水沢江刺(岩手県奥州市)、JR釜石線と接続する新花巻(岩手県花巻市)が開業。90年3月に新駅くりこま高原(宮城県栗原市)も開業した。
さらに上野―東京間が91年6月に開通したことで、東海道新幹線と接続するようになる。95年に東京からの近距離輸送のために「なすの」も登場。2002年12月に盛岡から八戸まで延長され、「はやて」がデビューした。工事が進んでいる八戸―新青森(青森市)間が2010年度に開業する予定なのに続き、直通運転する北海道新幹線の新青森―新函館(仮称、北海道北斗市)も15年度に開通する計画だ。
走っている車両は「200系」のほか、「はやて」にも使われる正面が先鋭的なデザインの「E2系」、栃木県、福島県から東京への通勤客利用にも向く2階建て車両「E4系」(Max)がある。また、1992年7月に福島―山形間で開業し、99年12月に新庄(山形県新庄市)まで延伸した山形新幹線に乗り入れる「つばさ」、97年3月に盛岡―秋田間で開業した秋田新幹線の「こまち」もそれぞれ東北新幹線経由で東京に乗り入れており、東北新幹線の車両と「つばさ」、「こまち」との連結運転も見られる。特に東京―大宮間は上越新幹線、長野新幹線も走っているため、さまざまな車両が行き来している。
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