東京の中心部、六本木にある防衛庁(現防衛省)の跡地の大規模な再開発事業で誕生したビルや商業施設の複合施設。3月30日にオープンした。住所は東京都港区赤坂9丁目で、敷地は約6万8900平方メートル。オフィスやホテルなどが入居する高層ビルの「ミッドタウン・タワー」は54階建て、高さ248メートルと、東京都内で最も高い。一般競争入札により、三井不動産と全国共済農業協同組合連合会、安田生命保険(現明治安田生命保険)、大同生命保険、富国生命保険相互会社、積水ハウスからなる共同事業体が落札し、2004年5月から今年1月にかけて建設を進めていた。総事業費は約3700億円。
ミッドタウン・タワーには外資系の超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」(客室248室)が入るほか、富士ゼロックスや富士フイルム、インターネット検索大手のヤフー、大手有線放送のUSENなどがオフィスを構える。商業施設はレストランや物販店など130店が入居し、東京・赤坂のサントリー美術館も移転して開業した。高級賃貸マンションも517戸あり、中には1カ月の家賃が500万円超の部屋もあるという。
△東京ミッドタウンの商業施設にある「ツリーシャワー」。水が上層階から垂れ下がり、まるで糸のように映る。
また、環境に配慮して敷地内にあった高さ14メートルを超えるサクラやイチョウなどの木約140本を工事中はいったん別の場所に移植した後、再び敷地内に植えた。
近くの六本木6丁目には、複合施設「六本木ヒルズ」が2003年4月に開業している。高さは238メートルと、東京ミッドタウンと10メートル違いで、ともにオフィスやホテル、商業施設、美術館、住居を備えていることから、“六本木対決”と話題になっている。六本木ヒルズにオフィスと住居を構える経営者らは「ヒルズ族」と呼ばれたが、東京ミッドタウンの入居者は「ミッド族」と呼ばれ始めている。
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