沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の中央部にある米軍海兵隊の飛行場と基地で、嘉手納(かでな)飛行場(沖縄県嘉手納市)と並ぶ沖縄県の主要拠点。面積は約480ヘクタールと宜野湾市(約1950ヘクタール)の約4分の1を占め、2700メートルの滑走路がある。2004年8月に普天間所属の大型輸送ヘリコプターが訓練中にコントロールを失い、近くにある沖縄国際大学の1号館北側に墜落、炎上して乗組員3人がけがをする事故も起きた。
1995年に沖縄県で起きた米兵による少女暴行事件をきっかけに、日米両政府は1996年に沖縄県内に移設することを条件に5―7年以内に普天間飛行場を日本側へ返還することで合意した。日本政府は2002年、沖縄県名護市辺野古の沖合を埋め立てて代替施設を建設することを決めた。しかし、反対する市民団体がボーリング調査を海上で阻止。日米両政府は昨年10月、建設地を名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸に変えることで合意して米軍再編中間報告に盛り込んだ。
△沖縄県宜野湾市の市街地に囲まれた普天間飛行場(2005年12月、筆者撮影)
沖縄県の稲嶺恵一知事が普天間飛行場の移設先合意の受け入れ拒否を表明。また、移設先名護市長選の投開票が今年1月22日にあり、政府との移設協議に柔軟姿勢を示している元名護市議会議長の島袋吉和氏(自民、公明推薦)が、移設反対派の新人2人を大差で破って初当選した。島袋氏は当選後に「地元の納得が得られるなら協議に応じたい」と述べ、キャンプ・シュワブ沿岸への移設が修正されれば検討する考えを示した。
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