秋篠宮妃紀子さまが9月6日午前8時27分、入院していた東京都港区の愛育病院で第三子の男子を出産された。お名前は「悠仁(ひさひと)」に決まり、一般のお七夜に当たる皇室の伝統儀式「命名の儀」が9月12日午後に催された。身の回りの品に付ける「お印」は、日本固有の常緑高木である高野槇(こうやまき)に決まった。皇室での男子誕生は、悠仁さまの父親である秋篠宮さま以来41年ぶり。
妊娠37週での帝王切開によるご出産で、悠仁さまはご生誕時に身長が48・8センチ、体重が2558グラムだった。天皇、皇后両陛下にとっては秋篠宮家の長女眞子さま(15歳)、二女の佳子さま(11歳)、皇太子家の長女愛子さま(4歳)に続く4人目の孫となり、天皇と皇族で構成される皇室はこれで計23人となった。皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ第3位。
現行の皇室典範では天皇の継承資格について「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と記しており、父方に天皇を持つことを意味する「男系」の男子に限っている。愛子さまは男系の女子のため、もしも父方に天皇を持たない男性と愛子さまとの間に生まれた子が即位すると、男女にかかわらず「女系の天皇」となる。
小泉純一郎首相(当時)の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は昨年、継承資格を「男系男子」に限定した皇室典範を改正し、将来は女性や女系の皇族が天皇の座に就くことを認め、天皇直系の第一子の皇位継承を優先するとした報告書をまとめた。しかし紀子さまが懐妊されたのを受け、政府は皇室典範改正案の国会提出を見送った。政府は報告書に沿った皇室典範改正作業を見直し、国会に提出されるめどは立っていない。
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