東京急行電鉄の傘下の東急ホテルズ(東京)が経営し、東京の都心部の永田町で約43年間にわたって親しまれた老舗ホテル。複合ビルへの建て替えに伴い、昨年11月30日に営業を終えた。1963年6月に日本初の外資系ホテル「東京ヒルトンホテル」として開業し、ホテル世界大手の米ヒルトンとの契約満了に伴い、84年に「キャピトル東急ホテル」に名称を変えた。跡地に建設される29階建ての複合ビルは2010年に完成し、東急ホテルズは高層階にホテルを再開業する予定。
海外からの多くの著名人が宿泊したことで知られ、英国の人気ロックグループ「ザ・ビートルズ」のメンバーが1966年に初来日した際に泊まり、周辺はメンバーを一目見ようとする大勢のファンと報道陣、警備に当たった警察官らでごった返した。米国人の人気歌手マイケル・ジャクソンさんや、英国人ロックギタリストのエリック・クラプトンさんらも宿泊。首相官邸や国会議事堂も近いため政治家も利用し、ホテル内にあった「村儀理容室」の常連客には安倍晋三首相、小泉純一郎前首相もいた。
昨年11月29日のキャピトル東急ホテルの閉館セレモニーでは、「ザ・ビートルズ」の曲が流れる中で、太田範義総支配人が東急電鉄の上條清文会長に開業時から引き継がれた「メモリアルキー」を返還。フリーアナウンサーの徳光和夫さんら常連客が宿泊し、“最後の夜”の思い出を作った。また、安倍首相は昨年11月30日、報道陣から「キャピトル東急ホテルが閉館し、首相が散髪に利用されていたホテル内の村儀理容室も閉店しました。思い出はありますか」と質問され、「なくなるわけではないと思いますが、近くですから、よく対応してもらったなあと。無理を言ったこともありますし、選挙の前に、急に(散髪を)お願いしたこともあります」と振り返った(共同通信社の配信記事参照)。
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