「キーワードの、その後」
東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(TDS)を合わせた2007年度の入園者数は2542万4000人と、TDS5周年イベントで入場客数が過去最高となった前年度(2581万6000人)より1・5%減った。03年度(2547万3000人)と比較しても、安定して推移しているのが分かる。東京ディズニーランドの開業初年度(83年4月15日―84年3月末)の来園者数は993万3000人で、その後はTDSの開業も貢献して国内首位の座を揺るぎなくした。年3月末までの累計入園者数は4億3643万9000人。
2位のUSJの07年度の入場客数は、前年度より0・7%減の864万人。舟の乗客がサメに襲われる「ジョーズ」をはじめ米ハリウッド映画の名場面を“追体験”できるのが目玉だったが、「刺激が強すぎて小さな子どもが十分楽しめない」(来場客)との声が出るなど、小さな子どもがいて繰り返し訪れる可能性が高い家族連れに弱かった。このため、近年は「オズの魔法使い」を題材にしたショーなどを楽しめる「ランド・オブ・オズ」を導入し、子どもでも楽しめるパレードやショーにも力を入れている。格安入場券を販売していた03年度(988万9000人)に比べると入場客数が減り、近年は頭打ちになっている。2008年度も、07年度並みの入場客数を見込んでいる。
ただ、USJの運営会社のユー・エス・ジェイ(大阪市)は昨年3月に東京証券取引所の新興企業向け市場のマザーズに上場し、07年3月期に決算で純損益が初めて黒字化するなど経営改善が進んだ。08年3月期決算は売上高が前期比1・5%増の731億円、純利益が78・4%増の67億円だった。
一方、ほかのテーマパークでは近隣地域からの来場が多い「地域密着型」が目立つが、テレビゲームや携帯型ゲーム機など娯楽が多様化している中で苦戦している場合も多い。かつて新日本製鉄が手掛け、経営不振が続いていたスペースワールドは05年5月に民事再生法の適用を申請して経営破たんし、リゾート運営会社の加森観光(札幌市)の傘下に入って経営再建を進めている。各地のカレー専門店を集めた横濱カレーミュージアムは昨年3月末、オープンから約6年で閉館した。
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