鉄道に乗る際に、自動改札機に軽く触れるだけで通れる集積回路(IC)を内蔵したカードで、首都圏の地下鉄や私鉄、モノレール、新交通システム、バスで3月18日に利用が始まった。東京地下鉄(東京メトロ)と、地下鉄やバスなどを運行する東京都交通局、横浜市交通局のほか、大手私鉄の東京急行電鉄、小田急電鉄、京王電鉄、東武鉄道、京成電鉄、西武鉄道などが当初から導入し、関東鉄道(茨城県)と舞浜リゾートライン(千葉県)、千葉都市モノレールも2007年度以降に入れる。バスでは、京王バスや関東バス、神奈川中央交通などで3月18日から順次使えるようになる。導入予定なのは計97の会社・交通局。
また、駅構内の店舗や自動販売機、沿線の商業施設などの加盟店では、電子マネーとして支払いにも使える。JR東日本が2001年11月から導入し、首都圏などで使えるIC内蔵カード「Suica(スイカ)」とも相互利用できる。
△「PASMO(パスモ)」が利用できることを車体に大きく表示した京王バス(東京都中野区の中野車庫近くで撮影)
あらかじめカードにお金をチャージすることで、鉄道などに乗車すると運賃が自動的に差し引かれる仕組みで、誰でも使える無記名式のほか、氏名を記名した人だけが使うことができて紛失時に再発行できる記名式、定期券の機能を持たせたタイプがある。また、チャージした金額が少なくなると、自動改札機で自動的にチャージできるクレジットカードと組み合わせたタイプもある。うち記名式と定期券には子ども用もある。
パスモの名前の由来は、地下鉄や私鉄で既に導入している共通乗車カード「PASSNET(パスネット)」の「PAS」と、もっとの意味の「MORE」の「MO」を取った。パスモの「モ」には、パスネットの利用範囲だけではなく、従来は使えなかったバスも利用できるようになったという拡張の意味も込められている。パスモの運営は、鉄道会社やバス会社が株主になっている株式会社パスモ(東京)が担う。
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