こんにちは.
東大マスターコースの戸神です.
国公立2次の出願も始まりましたね.
私が受験生の時は,
気が短かったのか出願期間開始と同時に書類を送りました.
その結果受験番号が(地方から送ったにも関わらず)31番でした.
ああ,素数だなと思いました.
最後の文が「ああ,素敵だな」と読めてしまった人は
今日のブログはここまでとなります.また4週間後に.
さて,なぜ31は素数だと分かるのでしょうか?
それは聞いたことがないからです.
我々は九九を知っているので,
2桁の数で"聞き覚えのない数"は素数の可能性が高いです.
51(=3x17),91(=7x13)など,2桁の素因数を含む数には
注意しなければなりませんが.
ただ,その場合でも合成数ならどちらかは必ず1桁の素因数をもつので
3と7で割ってみて割り切れなければ素数と分ります.
(2と5は割るまでもなく判別可能ですね.)
まぁ結局は全部試してみるしかないのです.
Mという数があったら,2からM-1までで割ってみればよいです.
実際は,Mの平方根より大きい数では割る必要はないですが.
(少なくとも一方の素因数はMの平方根以下なので.)
学生時代はコンピュータプログラミングで色々な素数判定を書きましたが
素数をリストアップする際,効率が良かったのがエラトステネスのふるいでした.
範囲を決めて数字を書き出して,
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
左端の倍数を消していきます.左端は素数確定です.
<2> 3 5 7 9 11 13 15
左端を素数確定にして,同じことをします.
<2> <3> 5 7 11 13
以下繰り返すと素数のみが残ります.
<2> <3> <5> <7> <11> <13>
いくつもの素数を判定するる問題などでは便利でした.
エラトステネスのふるい,って学校で少しだけ習ったけど
試験の問題を解くのには全く役に立たない代物です.
大学入試でも出ません.
でも,大学生になってこの手法の有用さが分かりました.
ユークリッドの互助法もそうでした.
10年後に役に立つ内容だった!というと大げさですが,
馬鹿にしていたものに知恵を感じると,少し賢くなったかなと思ったり.