プロフィール

プロフィール画像
31新入社員

カレンダー

<<   2009年03月   >>

最近の記事

ブックマーク

  • rss 1.0

【地理】Z会新入社員による東大入試ぶんせ・・・感想!

こんばんはー。地理担当のウラベです。

地理受験者をひとりでも増やしたい,
という思いは降り積もっていたのですが…雪
旬を逃してしまいました悲しい 地理のみんな,ごめんなさい。

ちなみに他の教科の感想も見たい人はこちらから。
さらに,京大の感想はこちら

■独断と偏見で東大の問題をタイプ分けし,お届けします■

タイプA
受験生のリアクション(予測)
こんな図表,問題演習で見たことないよ~ハート割れ」 な問題

第1問【設問A】
この問題は,人為的な「開発」という要素を盛り込みつつ,
大御所ケッペンの視点めがねを追わせるような出題だったように思います。

かつてケッペンは,
植生分布木は気候条件(気温太陽・降水量雨)に強く影響を受けている
という点に注目し,気候区分を行いました。
(みなさんご存知の,Af,Csなどの区分ですね。)
ということで,森林分布についても,
大枠は,大気の大循環をもとに,気候分布から説明できます。
ところが・・・。
森林木が分布してそうな気候なのに森林がない,という地域も読み取れましたよね。
そこは現代の社会。開発などの人為的要因が考えられます。

ちなみに,高校生になじみの薄い「流出量」という概念。
意味をアレコレと悩むと時間のロスとなってしまいます。
「流出量が多い地域=多雨 or 少雨だが低温な地域」
というように,サッサダッシュと変換して解き進めるとよいでしょう。


第2問【設問A】(4)(5)
この問題は,日本の都道府県別の農業の特徴を頭において,
表を論理的に考察できるかを試しているように思います。

B/A(=生産額ベース自給率/熱量ベース自給率)について考えます。
値が小さい
→キロ単価の割にカロリーの高い穀類ごはんの生産が盛ん
値が大きい
→キロ単価の割にカロリーの低い果実・野菜などりんごの生産が盛ん

というような,「端的な解釈」ができるかがポイントでした。

日本人の国民性かどうかはわかりませんが,
物事を端的に解釈すること・断言することに,抵抗はないでしょうか。
入試問題で「端的な解釈」をする勇気ハートを持つためにも,

確かな基礎知識を持ち,様々なタイプの問題に出会っておくこと
が大切ですね。


タイプB
受験生のリアクション(予測)
まさか出るとは・・・汗」 な問題

第1問【設問B】
7年ぶりに東大地理に地形図の読図が復活ですキラキラ
「等高線が舌状にふくらんでおり,その間隔も大きい箇所」
→土砂の堆積した,なだらかな斜面
このような判読にはある程度の慣れが必要なので,
対策をとっていなかった受験生には,(1)は少し難しかっただろうと思います。

Z会には,「地形図は難しいです・・・悲しい」という声が多く寄せられます。
ウラベは,まずは,故郷の地形図にアタックしてみてはどうか
と思います。
「土地勘」は地形図を見るモチベーションになりますし,
実際の風景を思い起こし山学校,地形図でどう表現されているのかを確認すると
格段に覚える速度が上がるはずです!


タイプC
受験生のリアクション(予測)
地理って現在進行形走るダッシュはてな


第2問【設問C】
中国における大豆の生産量・輸入量のグラフを見比べる,
オーソドックスな問題と思いきや,ヒトヒネリ注意がありました。

工業化に成功→所得水準が上昇→大豆をもっと食べよう!
という展開には,ちょっと無理があります。

それに,
肉類」という指定語句,「輸入量」の異常な伸び。
気になりませんか?

大豆は人間の口笑顔に入るばかりとは限らず,
大豆かすなど,家畜ブタニワトリの飼料にもなるのです。

飼料に関連する最近の諸問題としては,
途上国の食糧難,バイオ燃料導入に伴う価格高騰お金
日本における自給率の低さ
なども挙げられます。
統計には,自国内の問題のみならず,世界情勢も絡んできますよね。
ひとつのキーワードから,多くの関連ワードを想像できるようにしておきたいですねまる


第3問
公民の試験が思い起こされる用語が多く見られました。
ある程度の解答は地理の知識でも書けますが,
時事問題と結びつけて答える必要があり,
満点をとるのが難しい問題でした。

【設問A】総合工事業の縮小の要因(=地方の財政難
【設問B】市町村合併のメリット(=公共サービスの効率化)
については,報道されることの多い話題ですね。
ただし,
耳学問テレビだけで覚えた内容を「簡潔に」説明することは難しいですし,
報道の内容は流動的なので,試験問題の解答として書くには
やや不安かな・・・という気持ちもある思います。

ニュースを聞くときは,関連する地理用語はないかな?
と意識しておくことが第一歩初心者

そして,日々変化する社会の中で,
すでに定まってきた情報とそうでない情報を区別する気持ちを持ち,
なんとなく判断できるようになれば,たいしたものです拍手キラキラ


以上,長くなりましたが分析はここまでです。
東大地理の出題の視点は,「新しいびっくり」と感じさせられ,
地理担当者としても勉強になりました笑い
お付き合い頂き,ありがとうございました!

ちなみに他の教科の感想も見たい人はこちらから。
さらに,京大の感想はこちら



ソーシャルブックマーク
  • ツイートする
  • facebookでシェア
  • mixiチェック
  • はてなブックマークに登録
  • Deliciousに登録
  • Livedoorクリップに登録
  • Google Bookmarks に追加
  • Newsingに登録
  • Buzzurlに登録
  • Yahoo!ブックマークに登録
この記事へのコメント

  • 1,
  • 地理ーズまんぼうさん
  • 2009/03/06 19:52
分析お疲れ様です!
7年ぶりに地形図問題が出題されたのは衝撃的(?)でしたね。
問題を見たときに,ウラベさんと手を取り合って喜んだのは内緒です。

それにしても地理は生モノな問題ですね。
10年前に同じ問題が出題されたら,答えが変わってしまうかもしれません。
つねにいろいろな方向にアンテナをはっておきたいものですね。

  • 2,
  • トさん
  • 2009/03/06 23:26
>まんぼうさん

コメントありがとうございます{まる}
地理は生モノな問題,ということですが,
まさに{びっくり}ですね。

そこが面白くもあり,受験生(<打消線>編集者</打消線>)泣かせでもあり・・・
今後とも地理ーズとしてよろしくおねがいします{ウインク}
印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入さます。
名前
URL
Mail
コメント
画像認証 :

表示されている数字を半角で入力してください。
 
トラックバックURL
  • トラックバックURL

  • 【トラックバックにつきまして 】
    Z会ブログでは、トラックバックにスパム対策を講じております。

    Z会ブログの記事へトラックバックを送信する際には、トラックバック元の記事の本文中に、トラックバック送信先の記事の「ページURL」を記載してください。 「ページURL」が含まれていないトラックバックは受け付けできません。

    ※トラックバックはブログ管理者による確認後、ブログに反映されます。

    なお、一部のブログやサービスからのトラックバックは受け付けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

おはようございます。 本日も、インターネットで人事や人材に関する記事をピックアップして「人事人材ニュース」をお送りします。