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1965年生。早稲田大学第一文学部を3か月で勇退。広告業界を経て25歳でフリーライターに。企画・編集した『日本一醜い親への手紙』はベストセラー。『完全家出マニュアル』で造語した「プチ家出」が流行語に。2007年春から東京大学(駒場キャンパス)で自主ゼミの講師を始める。著書に『親より稼ぐネオニート』(扶桑社新書)、『ゲストハウスに住もう!』(晶文社)など多数。
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第42回 在日外国人の住宅問題@[2008年04月04日(金) ]

 外国人が日本でアパートやマンションなどの賃貸物件を借りて住みたい時に、不動産屋に行くと、断られてしまうことが少なくありません。

「日本人の連帯保証人をつけてくれ」
「アジア人はダメ」
「日本語を話せない人はお断り」

 不動産屋は、物件のオーナーである大家さんから、そのように言われているため、なかなか仲介窓口で日本人と同等に外国人を受け入れるということができずにいます。

 大家さんにとっては、文化や習慣も違う外国人と付き合って、想定外のトラブルに対処していく面倒を負いたくないというのが本音なのでしょう。

 そこで、入居中のトラブルの解決をすべて請け負うことで大家を安心させ、すみやかな入居を実現させた会社があります。

 東京・高田馬場にある株式会社「座游」(The-You)です。
http://www.the-you.com/index.html

 社長の川田利典さん(24歳)は東京生まれ。

 2003年に明治大学に入学した後、実家の家具会社を手伝う必要が生じ、1年間休学して仕事をしていると不動産ビジネスを知りました。

 復学してからも学校へはあまり行かず、宅建(※宅地建物取引主任者。不動産を取引したい人に宅地や建物の売買、交換・貸借の契約を成立させるまで説明などを行う国家資格)を勉強し、新大久保の不動産会社でアルバイトをしました。

「そこの社長さんは韓国人で、お客さんも全員外国人でした。大家さんに『外国人の方は入居できますか?』と聞くと、当時の新大久保では9割の人が『外国人は全部ダメ』っていう現状でした。
 連帯保証や滞納保証を肩代わりする仕組みもなかったんです。
 大家さんより年収が高くてちゃんとしたところで働いてる黒人さんが来店した時も、通常その条件だと日本人なら100%通るのに、大家さんに『黒い方はダメ』とか『アメリカ人は戦争で負かされたからダメ』とか言われてしまいました。
 不動産業界の常識と一般常識はかけ離れてて、大家さんもお山の大将という意識が抜けません。
 外国人というだけで9割の物件が候補から消え、日本語がしゃべれないだけで残り1割の候補の9割が消えてしまうんです。
 全物件の1%の中から入居先を選ぶしかないと、それは必ずしも良い物件ではないです。
 『なんで外国人というだけでこんなに住めないんだ』と理不尽さにだんだん腹が立ってきて、これを解決したい、解決にはビジネスライクじゃなくて、NPOや行政と仲良くする必要を感じました」(川田さん)

 そこで彼は、NPO法人「東京エイリアンアイズ」(高田馬場)が公募していたボランティアスタッフに参加しました。

 同団体は在日外国人の人権擁護や日本の内なる国際化に寄与することを目的とし、在日外国人の保証人ボランティアや留学生向けアパートの紹介、アルバイト・就職支援、留学生活トラブル相談などの事業を行っていました。

 川田さんは3人の外国人スタッフと共に外国人に住宅を提供する役目を請け負いました。

 そして、アルバイトを池袋の不動産屋に変えてみました。

 すると、店長から外国人専門の担当者に命じられました。
 順調に外国人客を増やしていくと、外国人専門の店舗が新設され、店長を任されました。

 でも、しばらくすると、川田さんは外国人に賃貸仲介する仕事に飽きてきたのです。

(つづく)

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