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タムラ
Z会小学生コースの作文5年生・6年生の元担当者。
今はちょっと離れたところから、作文5年生・6年生を見守っています。

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語学学習「中級者」の憂鬱(3)

なんと予期せぬ3回シリーズになってしまった「語学学習『中級者』の憂鬱」、今回こそはけりをつけたいと思います。[どんっ(衝撃)]

前回は、「目に見えるコミュニケーションの改善がない」という問題と、「覚えるべき中級表現があまりにも多い」という問題が、中級学習者のモチベーションを奪うというお話をしました。

このモチベーションの維持の難しさゆえに、学習者がいつまでたっても中級の段階を抜け出せないという事態が起こります。

実際、日本に10年以上も住んでいるにもかかわらず、いまだに中級のレベルにある人は多くいます。
初級のレベルは1年程度で終えたのに、その後の長い長い時間を、中級のままで過ごしているのです。

もちろんこれは、その学習者が怠慢だ、ということではありません。
だってわれわれ日本人だって、大半の人が英語中級のまま長い長い年月を過ごしているわけですから。

たとえば、英語音声の映画を字幕なしで観れば、日本語の中級学習者の絶望がよく分かるでしょう。

英語はそれなりに勉強した。
アメリカで買い物だってできるだろうし、英語ネイティブの人との1対1での会話も多少ならできる。
にもかかわらず、映画はまったく理解できん。
いったいあとどれだけやれば、本当の意味で「英語ができる」って言えるのよーっ![泣き顔]と。

要するに、「いやになっちゃう」わけです。
あまりにも道のりが遠すぎて。
それだけ、どんな言語にしても、ネイティブが話している言葉というのはすさまじく奥が深いのです。

どんな言語においても、中級までたどりついたならば、あとは「モチベーション」と「根性」の問題になっていきます。

たとえば日本人だったら、「仕事で英語をどうしても使う」とか、「しばらく海外で生活することになった」というような大きなモチベーションがない限り、中級レベルの英語を脱出して上級にたどり着くのは難しいのではないでしょうか。

逆に言えば、中級以降は、何も全員が身につける必要のない領域だ、と言うこともできます。
せっかく中級まで来たんだから、とっとと上級におなりなさい、と全員のお尻をたたく必要はないのかもしれません。

日本語を勉強しにくる多様な人たちを見てこんなことを感じたのですが、日本人も、高校卒業以降の英語との付き合い方って、いろいろあっていいのかもしれませんね。

あ、でも母語である日本語はそうはいきませんよ。
われわれ日本語を母語とする人間にとって、日本語は考える道具ですから。
学校を卒業してからも、「超・超・超上級」を目指して、日々精進しなくてはならないということをお忘れなく。

と、釘をさす国語力至上主義者(?)のタムラでした。


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