Z会「作文5年生」「作文6年生」の担当者が、作文について、言葉について、教育について、つれづれと綴る、大人のための作文クラブです。 小学生のための作文力アップサイト「作文クラブ」もどうぞよろしく。
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2017.12.12 15:31

こんにちは、小学生コース作文担当のMarutaE6A1です。
すでに12月も半ば近くです。今年もあとわずか。やり残したことはないか? 後悔はないか? 準備はできているのか? と何かに追い立てられる気がするこの季節。師でなくとも、小走りになってしまいそうですE706
2017年も終わりですが、今年はなんとなく特徴がない年でしたね。去年はオリンピックで盛り上がり、「君の名は(Z会、二箇所にでてきますよ)」「シンゴジラ」「ペンパイナッポー…」など、流行ったものがたくさんあったのに、今年はあまりそういうものがないような(「35億?」)。明るいニュースはパンダの香香くらいかな。あ、将棋の藤井くんの話題もありましたね。
香香と藤井くんの成長を見守っていた一年だったのかな。
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5年生の11月号は、「わがはいはアリである」というテーマで、自分がアリになったつもりでお話を作りました。アリの自分が人間と出会って、恐い思いをしたり助けられたり、といった冒険談が多かったです。水たまりを「湖」にたとえたり、人の足の裏が迫ってくるのを「天井が落ちてくる」と表現したり、人間の世界のことをアリの視点で表現できていると、いかにもアリになった感じがでてきますね。
今回は、アリの性格や特徴に合わせて言葉遣いも工夫してみることになっていました。みなさん、自分と同じくらいのアリを想定したのか「ぼく」「わたし」が多かったですが、中には「わがはい」として、アリ社会のリーダーを表現したり、小さい女の子の想定で「あたい」としている人もいました。せっかくなので、自分とは違う人になりきれるといいですね。
MarutaE6A1がアリになったら……。蝶の羽を運んで「ああ ヨットのやうだ」と言われたいです。
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庭のゆずです。冬至の日にお風呂に浮かべます。
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2017.12.08 10:00

 5年生11月号の課題は「わがはいはアリである」。いわゆる「なりきり作文」です。アリになりきって、アリの視点で物語を書きます。そのアリはどんな性格なのか、人間の社会はアリからどのように見えているのか、そしてどんな出来事が起こるのか。楽しみながら、想像力や表現力を磨いていきます。
 
 それでは、作品を一つ紹介しましょう。
 
 おれは、アリだ。しかし、ふつうのアリではない。人間について勉強している。(中略)
 なるほど、おれをつかまえた男は、夏休みの観察用でつかまえたらしい。ふむ、じゃあ、アリが大好きなさとうは、わざと食べない。そうすれば、こいつは、ふつうとはちがう結果を先生に提出し、赤点をもらうのだ!
 後日、男の発表を見ようと学校に行った。ちょうど男の発表なので、聞いていると、なんということだ。せっかく、がんばって甘い物をがまんしたのに。あいつ、甘い物はいっぱい食べたと、言い張っている。ウソだろ! (ユッキーちゃん さん)
 
 大好きな食べ物をがまんしてまで、いたずらをしてやろうという、ちょっと意地悪なアリを描いています。しかし、アリを観察した男の子も、これまた一筋縄では行きません。ラストシーンでくやしがるアリの様子が目に浮かびます。
 
 この物語、最後に予想を覆す展開をもってきて、アリのいたずらが失敗に終わるという構成にしているところが魅力的です。
 いたずらをして赤点を取らせるというのは、ちょっとブラックユーモアで、もしこれが成功してしまい、それを満足そうにアリが眺める描写で終えたとしたら、なんだか少し後味が悪いなあと感じる読み手もいるかもしれません。
 
 いたずらが失敗して、アリがくやしがる様子で終わることで、読み手はほっとするし、読後に楽しい気持ちが残ります。ユッキーちゃんさん、読者の気持ちまで想像して書いているのかな。なんとも見事な構成ですねE6F0
 
(第1週 ニシナ)
 
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2017.12.06 10:00

 もう12月、今年もあっという間に終わりそうです。
 学生のころは年末年始も帰省せず、アパートで友人と「緑のたぬき」を年越しそばにして、何だかんだとだらだら過ごし、そのまま初日の出を見に行ったりしました。
 
 ときに、なぜてんかす(揚げ玉)の入ったそばを、たぬきそばというのか気になります(関東と関西では異なるようですね)。 また、「赤いきつね」のように、油揚げが入ったうどんを、なぜきつねうどんというのか。
 
 きつねのほうは、油揚げはきつねの好物で、いなりずしは油揚げで、きつねは稲荷神の使いでと、なんとなく結びつくなあとは思いますが、たぬきのほうはなぜなんでしょう。
 
たぬき【狸】(三)〔東京、世田谷の砧(キヌタ)家で始めたキヌタソバがその始まりという〕てんぷらの揚げかすを種に入れたうどん・そばの称。(『新明解国語辞典』三省堂)
 
 へーっ、そうなんだ。このほかにも諸説あるようですね。
 
 たぬきやきつねは、昔から人間にとって身近な動物だったようで、ことわざや慣用句などにもいろいろと使われています。小学生のみなさん、国語辞典やことわざ辞典で、たぬきやきつねが出てくる言葉を調べてみると、おもしろいですよ。「取らぬ狸の皮算用」とか「狐につままれる」とか。ほかの動物を使った言葉もたくさんあるので、いろいろと調べてみましょう。
 
 写真は、先月、長野県のとある温泉に泊まった際、宿の近くにやってきたタヌキたち。こっち見てますE753
タヌキ
 この宿には、キツネやテンがやってくることもあるそうです。
 夜は星空の観察会、朝はえさ台に集まってくる野鳥の説明などの時間もあり、とても楽しめます。
 
 そして、宿から林の中の道を少し歩いていくと、標高2000mの雲上の露天風呂。早朝は誰も入ってなくて、遠くの山並みときれいな雲海を独り占めでした。
雲海
 
 動物や自然や温泉が好きな方には、とってもいいお宿だと思います。
 
 (第1週 ニシナ)
 
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2017.12.05 10:00

 モーニング娘。ではなく、青学のほうの「ハッピー大作戦」について。
 
 2016年1月、箱根駅伝の青山学院大学のキャッチフレーズは「ハッピー大作戦」でした。往路復路の完全優勝で文句なしの二連覇を達成したときのものですが、原監督らしいおもしろいネーミング。「チーム全員がハッピーになることが大切」というこのキャッチフレーズのもと、選手達がのびのびと、楽しんでいるかのように走りきる様子は、とても印象的でした。短い言葉にぎゅっと思いをこめる原監督のセンスってすごいなあ。また、言葉の力って偉大だなあ、と感じます。
 
 さかのぼって、2015年1月。青学が箱根駅伝で初優勝したときのスローガンは、「ワクワク大作戦」。これまたおもしろい。
 12月に入って箱根駅伝のメンバー登録が近づくと、青学の選手達はプレッシャーから、ドキドキ、ビクビクしていたそうです。そこで、監督は「ワクワク大作戦でいくぞ!」と宣言します。
 
 おれたちは優勝するんだ、優勝できるだけの力があるんだ、だから何も怯むことはない、みんなでワクワクしながら、楽しんで箱根を走ろうじゃないか。
 箱根のファンにも青学のレースを楽しんでもらおう。いつも明るく、ニコニコ笑顔で、躍動感に溢れた走りで、沿道やテレビの前のみんなに、お正月から元気で幸せな気持ちになってもらうんだ。どうだ、みんな!
 (原晋『魔法をかける アオガク「箱根駅伝」制覇までの4000日』講談社)
 
 この言葉で選手達は笑顔になり、緊張がほぐれていきます。そして、箱根駅伝初優勝の栄光を手にすることになる。原監督の人間的な魅力はもちろんですが、言葉の力も、やっぱりすごいなと思うわけです。
 
 そして、2017年1月の「サンキュー大作戦」で、青学は箱根駅伝三連覇を果たしました。この「サンキュー」、箱根駅伝3連覇と大学駅伝3冠の「3」、監督の箱根出場回数「9」と、支えてくれたまわりの人々への「感謝」をこめて名づけられたそうです。うまいっE753
 
 例年、12月10日ごろの記者会見で、1月の箱根駅伝のスローガンが発表されるようです。次はどんな大作戦を打ち出すのか、今からとっても楽しみです。
 
(第1週 ニシナ)
 
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2017.11.28 12:00

第4週担当のりつ丸ですE63E
肌寒い季節になってきましたね。
そろそろ冬の足音が聞こえてきそうですE641
 
さて、6年生10月号のテーマは「お仕事インタビューをしよう」でした。
テーマが「仕事」ということで
今回は私の母校(高校)で行われていた、あるイベントについて紹介しますE6FB
 
私の通っていた高校では、月に1度くらいの頻度でOBやOGが高校へ訪れ
今自分がやっている仕事についての講演会を行っていました。
これは卒業時期によって担当が毎年変わり、
職業も毎月異なる方々がお話をしてくださるので、
将来のことについて考えていくうえで、視野を広げるのに
非常に有意義なものだったなぁ…と今でも感じていますE6F0
参加も自由(もちろん無料)なので
自分が興味のあるものに聞きにいける
というのも魅力の一つでしたE6F6
なかなか学生のうちに、実際の仕事内容について知る機会はないので
将来を考えるうえで、貴重な経験になりました。
(いつか自分も母校で語る日がくるのでしょうか…E721
 
また大学に上がるとより実感をもって「仕事」について考える機会が増えるので
多様な考えを聞き、そして自分でちゃんと考えることは非常に大切ですE6FB
(小学生では難しいかもしれませんが…)
 
「仕事」というのは「楽しい」ばかりではありません。
実際、大変なことのほうが多いときもあると思います。
でもその中で「楽しさ」や「やりがい」を見つけていくのが
「仕事」を続けていくモチベーションにつながるのかなと思いますE72C
 
小学生のみなさんにとってはまだ先の話だと思いますが
今のうちから少しずつ、自分の将来像を考えてみてはいかがでしょうかE741
(もちろん今できること、楽しむことを忘れずに過ごしてくださいねE727
 
 
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2017.11.21 10:00

第3週担当のヤマカE749です。
今回の6年生10月のお題は、「お仕事インタビューをしよう」です。
答案を見ると、お母さんやお父さん、近所の方などにちゃんとインタビューしてくれた様子が伺えます。そういえば自分は子どものころ、自分の親にすら仕事の話を聞いたことがなかったなあ…、と、ふと思いましたE723
知り合いの歯科医は毎年、市の依頼で仕事場に小学生を招いて、仕事内容を紹介しています。市がさまざまな職業の人に事前に依頼して、そのさまざまな職業の中から子どもが話を聞きたい人を選び、その人のところに行って話を聞く…というシステムなんだそうです。子どものころから様々な職業に対する知識や具体的なイメージを持つのは大切なことですね…E682
 
さて、「お仕事インタビューをしよう」の答案をご紹介しましょう。
今回のお題の詳細はこちらです。
「身近な大人のお仕事についてインタビューし、わかったことや考えたことを『お仕事レポート』にまとめましょう。」
建築家にインタビューをしてくれた、アッキーさんの作文です。
・------・------・------・------・------・------・------・------・------・------・
 インタビュー相手は、近所の建築事務所で働いている建築家です。
 インタビューを行い建築家になるためにも、建築家になって仕事をしている時にも努力が必要であり、苦労があるのだと思いました。
 まず、建築家になるためには、国家試験に合格しなくてはなりません。インタビューを行った建築家は一級建築士で、試験の合格率は試験を行った方達でたったの約十パーセントしかいないようです。それに受かった建築家さん達には、とてつもない努力があったのだと思いました。建築家になった後も、お客様好みの建築にすることや、自分の意見をお客様に分かってもらえないという苦労があるそうです。
 このインタビューを通して、建築家の努力や苦労を知ることができ良い経験ができました。それに建築家として働いている方達の凄さを知ることができました。
・------・------・------・------・------・------・------・------・------・------・
建築家は、なるのもたいへんそうですし、なってからもたいへんそうです、ということがよく伝わってきました。
また、一級建築士の合格率がそんなに低いとは知りませんでしたE72B
インタビューすることでその職業に興味を持ち、もっと調べたりする…。将来の職業選択の幅も広がりますね。
手前味噌ですが「お仕事インタビューをしよう」、なかなかよいテーマですねE72A
 
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2017.11.14 09:44

こんにちは、小学生コース作文担当のMarutaE6A1です。
11月に入り、「今年もそろそろ終わり」感が出てきました。手帳やカレンダーは人気のあるものはすでに売切れ。おせち(買わないけど)の予約も最終案内の体です。そうこうしているうちにあっという間に年が明けて、あっという間に2027年になるのでしょうか。
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唐突な「2027年」。これはリニア開通予定の年です。あと10年も待ってられないし、そもそも開通しても静岡は止まらないし、ということで試乗してきました。ここです。
開通の暁には、時速500kmで東京―名古屋を最速40分、東京―大阪を最速67分で走るそうです。
乗り心地ですが、新幹線より揺れは少なく快適でした。ただ、時々耳がボーッっとなったのは、スピードのせいなのか高い所を走っているせいなのか。
出発と到着のときにタイヤが出るので、走りだすとフッと軽くなり、駅近くなるとトンっと降りた感じがします。スピードといい乗り心地といい、地を走る飛行機のよう。
1時間ちょっとであれば、東京―大阪は通勤圏内ですよね。いいことなのでしょうが、のぞみも止まらない静岡県民からすると、なんかそれはそれで大変そう、とも思います。
もしリニアが主流になって、新幹線がなくなってしまったら、静岡は中央から取り残されてしまうのでしょうか。でも、海も山もあるから独立してもやっていけそう。まぐろと桜海老とお茶とみかんと深海魚もある。まあ大丈夫かな。 
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5年生は10月号で、「もしも魔法を使えたら」というテーマで作文を書きました。リニアができると言われてから、半世紀以上たった気がしますが、宙を浮いて走る、というのも50年前だと魔法みたいに思えたかもしれませんね。 
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駅に止まるリニア。走っている姿を映すのは至難の業です(「バシュ!」と通りすぎていく)。
リニア


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2017.11.10 10:00

 5年生10月号の課題は、「もしも魔法を使えたら」。
 あなたはいたずら好きの魔法使いです。魔法を使って、どのようないたずらをしますか。みんなをあっとおどろかせる楽しいいたずらを考えてみましょう。
 
 内容も表現も優れた作品を一つご紹介します。
 
 子供の夢を応えんする魔女とは私のことよ。私は「夢に近づく魔法」を使えるの。とっても素敵な魔法をそっと教えてあげるわ。
 「夢に近づく魔法」をかけると、ねている間だけ、夢の世界で子供が絵に描いた、叶えたい夢を実現することができるの。サッカー選手、動物園の飼育員、歌手。実現している自分を見ることによって子供はとっても喜ぶわ。そして、その夢を叶えたいと強く願うことで夢に近づく努力ができるようになるのよ。
 魔法を使って、夢の中だけでも夢を叶えさせてあげる。その子を喜ばせてあげることができるとは、私ってすごいでしょう? 生きる希望をあたえるのは私の仕事だけれど、そこから本当に夢を叶えられるかどうかは、その子の努力しだい。だから、私は遠くからそっと見守っていることにするわ。もちろん、夢が叶うようにと願いながらね。(すみっこさん)
 
 子供の夢を魔法で叶えてあげるのではなく、あくまでも「夢に近づく」「夢を応えんする」という設定にしているところが絶妙です。夢が実現している自分を具体的に見ることで、夢を叶えるための努力ができるという考え方も、そういうことってあるだろうなあと思わせますね。
 
 表現の面でも、さまざまな工夫が見られます。
 まず、魔女の口調がいいですね。本当に魔女がしゃべっているみたい。
 
 第1段落の「そっと教えてあげるわ」の「そっと」も、さりげなく使われていますが、この一言で、秘密のお話、特別である感じをうまく出しています。
 
 第2段落で〈寝ているときに見る〉と、〈将来かなえたい望みという〉の二つをうまく結びつけて構成しているところも、おもしろいなあ。
 
 そして、第3段落でも表現力のセンスが光ります。二つめの文で、「私ってすごいでしょう?」とちょっと軽いのりでふざけておいて、それに続く最後の三つの文は、まじめな内容でまとめています。
 しかも、最後の二文を倒置させているあたりに技を感じます。仮に
「私は夢が叶うようにと願いながら、遠くからそっと見守っていることにするわ。」
としたら、もちろん内容的にはすばらしいのですが、普通の文ですね。しかし、すみっこさんは、これを二つの文に分けて、前後を逆に置いています。
「だから、私は遠くからそっと見守っていることにするわ。もちろん、夢が叶うようにと願いながらね。」
こうすることによって、読み手の心に深く余韻を残して終わっています。魔女の温かい人柄も自然にイメージされるような表現です。すみっこさん、やりますね~E727
 
(第1週 ニシナ)
 
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2017.11.08 10:00

 ちょうどよい時期ということで、「紅葉狩り」について。
 前回は、「狩り」の意味についてお伝えしました。今回は、鬼女・紅葉狩り伝説をご紹介したいと思います。
 
  《子どもに恵まれない夫婦が、禁を破って鬼に祈ったところ、女児を授かった。呉葉(くれは)と名づけられた娘は、成長するにつれ美しくなり、妖術が使えるようになる。
 やがて呉葉は、都へ上って名を紅葉(もみじ)と改める。その美貌と才能が評判を呼び、源経基の寵愛を受けるが、正妻が病に倒れると、紅葉が呪いをかけたものとして、戸隠に追放されてしまう。
 都への思いが募る紅葉は、妖術を使って悪事を繰り返し、都へ戻る資金をためる。このことが都に伝わると、朝廷は平維茂に追討を命じた。そして、ついに鬼女の正体を現した紅葉は、維茂に討ち取られてしまった。》
 
 室町期の謡曲「紅葉狩」のモチーフになったお話。
 このお話では、紅葉が実際に罪人として狩られてしまう。「紅葉狩り」というきれいな響きの言葉の裏に、なんだか悲しい物語があるものです。紅葉が住んでいたあたりの里は、後に鬼無里(きなさ)と呼ばれるようになったとのこと。
 
 紅葉のシーズンではありませんが、かつて鬼無里に行ったことがあります。奥裾花自然園で81万本の水芭蕉を見ようというのが目的でした。しかし、5月の戸隠、鬼無里は寒かった…。園内にも雪が残っていたと思います。暖かい静岡県から軽い気持ちで行った私たちは、あまりの寒さに耐え切れず、水芭蕉の観賞もそこそこに、ほうほうのていで奥裾花自然園をあとにしたのでした。
 
 それならばと、戸隠の忍者からくり屋敷へ。部屋にさまざまな仕掛けがしてあり、それを攻略しながら次の部屋へ進んでいきます。いわゆる回転する壁とかですね。そして、手裏剣をけっこう本気になって投げたりして。大人でも十分楽しめます。小学生なら夢中になりそう。そのあと長野の名物のお焼きを何種類か食べたり。あれ、旅の目的ってなんだっけ…E722
 
 次回、11/10(金)のブログでは、5年生10月号の答案「もしも魔法が使えたら」をご紹介します。
 
(第1週 ニシナ)
 
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2017.11.07 09:50

 11月。木々の葉もきれいに色づく季節です。もみじ狩りなどに出かけたい今日このごろ。ときに、なぜ紅葉を鑑賞することをもみじ「狩り」っていうのか、ちょっと気になりますE747
 
 「イチゴ狩り」はイチゴをとること。「きのこ狩り」はきのこをとること。「猟師が山で狩りをする」なら、鳥やけものをとらえるという「狩り」で、これらはわかりやすいですね。
 でも、「もみじ狩り」は、葉っぱをとるわけでもないのに、なぜ「狩り」というのかなあ、と不思議に思った小学生のみなさん。そんなときこそ、手許の国語辞典を引いてみましょうE6F0
 
かり【狩り】①狩猟。野生の鳥・けものをとること。(例)山で狩りをする。②山や海に出かけて、きのこや貝をとったり、季節の花などをめでたりすること。(例)きのこ狩り。潮干狩り。もみじ狩り。(『例解小学国語辞典』三省堂)
 
かり【狩り】①鳥やけものを、とること。(例)山へかりに行く。②楽しみのため、物を見に行ったり、さがしてとりに行ったりすること。(例)もみじがり。③さがし当ててつかまえたり、取りあげたりすること。(例)刀狩り。(『例解学習国語辞典』小学館)
 
②の意味については、「②(ア)海辺や山野で動植物をとること。(イ)山野で花や草木を観賞するために捜し求めること。」(『明鏡国語辞典』大修館書店)のように、分けて示している辞書もあります。
 
 Z会の小学生国語の講座では、「多義語」というのを学習します。一つの言葉がいくつかの意味をもっていて、辞書では①②③などとして掲載されているもの。「狩り」も多義語です。「何かをつかまえる」「とる」という意味だけでなく、「季節の花などをめでる」「楽しみのため、物を見に行く」という意味があるのですね。
 
 例えば、中学受験コース国語では、5年生11月号で多義語を学習します。
 http://www.zkai.co.jp/el/s5a/feature/s5a_2.html
 
 中学受験をしないかた向けの小学生コース国語でも、「言葉を増やそう」という回で、多義語を学習しますよ。
 
 かの井上ひさしさんは、辞書を普通の読書のように読んでいたそうですが、そこまでいかなくても、ちょっと気になることがあったら、国語辞典で調べてみると、意外な発見があっておもしろいものです。また、辞書によって、微妙に説明が異なっているところなんかも興味深いですね。
 
 明日、11/8(水)のブログでは、もみじ狩りにちなんで、鬼女・紅葉狩り伝説をご紹介します。
 
(第1週 ニシナ)
 
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