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2011.08.23 10:08

80thあのころの未来(第2回)バナナと包丁が好きだった私
~~これからの「未来」を生きる若い世代のみなさんへ、
大人たちからのメッセージをお伝えします~~


シェフ 工藤 康二さん
(Bistro La table de Kudo オーナーシェフ)
シェフ工藤康二さん

■ バナナと包丁が好きだった私
 シェフになりたいという思いは、中学・高校の頃に、漠然と持ち始めました。『料理の鉄人』が流行っていた時代で、メディアの影響も大きかったと思います。コックコート姿ってカッコいいな…と思い始めたんです。さらに子ども時代を振り返ってみると、包丁を持ってバナナやトマトを切るのが好きだったことも、今の自分につながっているかもしれません。小学校1~2年の頃に、地域の子ども向け包丁さばきコンテストで1位をとったなんてこともありました。母親の手伝いをするというよりも、ただ純粋に包丁を使うのが楽しかったんですよね。

■ シェフになった私
 18才のときにフランス料理の世界に入り、30才で自分のお店を持ちました。

 目指しているのは、お客様の記憶に残る料理を作るということです。料理人としては、お店の雰囲気というよりも、やはり料理そのものでインパクトを与えたいですね。何を食べたかを思い出して、また食べに来たいと思っていただきたいと思っています。

 自分にとっての「理想のお店」は、日々変わっていっています。お店を持ちたいと思った18才の頃からお店を持つまでもそうでしたし、お店を持ってからも少しずつ変わっています。決してお店を持つことがゴールではないんです。毎年、去年の自分を振り返ると、恥ずかしいと思います。そう思わなくなると、料理人として終わりなんじゃないかと思っています。理想のお店が完成するのは、きっと引退する頃なんでしょうね。

■ 私にとって未来とは
 これからは、がむしゃらに走り続けてきたこれまでのやり方を少しずつ変えて、自分や家族を大事にしながら、長くこの仕事を続けていきたいと思っています。振り返ってみると、20代は自分を犠牲にし、30代の今は自分と家族に犠牲を払ってきていると感じます。家族とともに、今よりも余裕を持って暮らす40代を迎えるためには、何か「武器」と呼べるものがないといけません。今は、その武器作りをしている状況です。

■ 未来を生きる人たちへ
 今は、簡単に何でもできる時代。フランス料理の世界で言えば、簡単に本場フランスに行けますし、簡単にお店を持つこともできます。それだけに、小手先の力でごまかしてしまう危うさもあると思います。やはり、基本をしっかりと身につけることが大事です。基本があれば、いくらでも応用はできるのですから。焦らずに一歩一歩、本物を身につけていってほしいですね。

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あのころの未来

プロローグ
第1回 社長
第2回 シェフ
第3回 薬剤師さん
第4回 ミュージシャン
第5回 看護師さん
第6回 おかあさん
第7回 弁護士さん
第8回 お花屋さん
第9回 絵描きさん
Tags :
広報
80th
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