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2011.08.16 09:35

80thあのころの未来(第1回)泣き虫だったボク
~~これからの「未来」を生きる若い世代のみなさんへ、
大人たちからのメッセージをお伝えします~~


社長 加藤 文夫
(Z会グループ 代表、株式会社増進会出版社 代表取締役社長)
加藤文夫

■ 泣き虫だったボク
 私は、幼少期を親類宅への養子として、後に、実家への里子として育ちました。生い立ちのせいか、幼い頃から「自分自身を相手に理解してもらう」ということに、人並み以上に努力してきました。私が「泣き虫だった」のは、周囲の大人たちに自分を理解してもらいたいという強い思いのあまり、溢れる涙のせいであったのだろうと思います。私が勉学に熱中したのも、クラスで一番をとって、大人たちに自分を認めてもらいたいという動機が根底にありました。

■ 社長になったボク
 養子に入った親類の家業を、私は継ぎませんでした。そして前職の商社に就職して家を出ました。もちろん、当時は自分が将来「社長」になるというイメージは全くありません。私が組織のリーダーという立場に将来像を見出したのは、以前の職場で労働組合の委員長を務めたときからです。もともと人前で話すということは決して得意ではありませんでしたが、いまや社員の誰もが「加藤社長はよくしゃべる」と言うほどです。相手を問わず、伝えたい思いのあるかぎり、とことん伝えようという努力は惜しまずにいます。

■ ボクにとって未来とは
 私は62歳になりましたが、70代、80代と続くこれからの人生は、未経験の領域です。未知へのおそれがないとは言いませんが、数百年、数千年前を生きた先人たちも、同じく未知なる未来を生きてきたのです。先人が未知への不安にどのように立ち向かい、克服してきたかを知ることは、私たちのもつ未知へのおそれを軽減してくれます。そこに歴史を学ぶことの意義があるのではないかと思います。

■ 未来を生きる人たちへ
 20年前、30年前を生きてきた私たちの世代と比べたとき、結婚や子育て、職業のあり方をはじめ、日本の社会は大きく変わりました。教育を例にとれば、今年度から小学校で英語のカリキュラムが本格的にスタートしました。今の小学生が社会に出る10年後、20年後の日本は、英語が話せることが当たり前の社会になるのかもしれません。つまり、これからの若い世代は、親の世代が経験しなかった現実に直面することになるのです。親を手本にすれば満足に生きることができる時代は、いくら懐かしんでも戻りません。これからの若い世代には、自らの価値観を確立し、自ら満足のいく道を選び、自ら未来を切り拓くことが一層求められるでしょう。これからの若い世代に、未来を生きる知恵を残すことが、私たち大人の責任だと考えています。

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あのころの未来

プロローグ
第1回 社長
第2回 シェフ
第3回 薬剤師さん
第4回 ミュージシャン
第5回 看護師さん
第6回 おかあさん
第7回 弁護士さん
第8回 お花屋さん
第9回 絵描きさん
Tags :
広報
80th
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