根拠のない自信をもってナンバー1をめざそう!〜天井を決めてしまう前に〜(最終回)

[2007年03月18日(日) ]

泉さんの「やるからには、1位をめざす」というお話を聞いて、私は1980〜90年代初めにかけて活躍したマラソンランナー、中山竹通さんの言葉を思い出しました。
(中学生や高校生のみなさんが、産まれる前の話ですね〜、彼の息子さんが昨年インターハイに出場されたとのこと。時代を感じます)

「優勝しなければ、2位もビリも同じ」
彼のコメントとして、とても有名なものです。
当時私も陸上部で長距離走などがんばっていたときでしたので、とても印象に残っています。

そのときの私は、なかなかレースで優勝することができず、苦しんでいたときでした。
もちろん、優勝したいと思っていつも走っているのですが、レースで勝てるのは1人きりです。
それでも、1位でなければ2位を、2位がダメなら3位をと思いながら、レース自体をあきらめてはいけないと思い、走っていたように思います。

だから、彼の「2位もビリも同じ」という言葉に、とても傷ついたし怒りも覚えました。
私の中では「2位とビリは違う!」と思っていたのです。

でも、泉さんのお話を伺って、中山選手の心がわかったような気がします。

中山選手は、「走るからには、いつでも優勝をめざして走っている」つまり、レース前も、レース中でも、向かう目標は「優勝」です。
彼は「優勝」という結果のために走るのではなく、そのプロセスにおいて「優勝」ということを重要視していたのでしょう。
もっと言うと「優勝する!」と思わなければ、レースは走れないものだということかもしれなせん。

一方の私は、「優勝はムリかもしれない。でも2位や3位なら狙えるかも」という、まさに泉さんの言うところの「天井を決めた走り」をしていたのです。
ぶっちゃけて言うと「1位ではないけれど、2位だからビリの人より上」という、結果だけを見て人を判断する(自己評価をする)人だったようです。私は、自分の下にいる人を捜して、自分を満足させていたのです。

私のような心持ちでは、自分の成長を狭めてしまう。
けっこうな大人になってから、初めてこのことに気づきました。

1位になれる人は、結果から見るといつでも1人きりです。
でも、それをめざすことは、誰にでもできることです。

1位をめざす、そのプロセスやその気持ちにこそ、自分を成長させる種があるのです。

だからみなさん!!
天井を決めるのではなく、根拠のない自信を持って、いつでもナンバー1をめざしてくださいね!
私も、ナンバー1をめざします!(何のナンバー1かは、これから考えます、笑)

根拠のない自信をもってナンバー1をめざそう!〜天井を決めてしまう前に〜(3)

[2007年03月13日(火) ]

泉さんは「天井を勝手に決めない」ことの大切さを次のように語ってくれました。

「例えば、大学受験で志望校を決めるとき、『東大はムリだから、立教大学くらいにしておこう』としちゃうのね。
でも、本当に、今まで人類で、誰1人やったことのないことをやろうというなら、天井を決めるのも仕方ないと思えるけれど、東大なんて、一年間で何百人も入っているわけでしょ? 
全部の学部を入れれば3千人とかいるわけで。
さらに、今まで日本人で東大に入った人の数を数えると、何十万人ってなるわけじゃない。

そう考えると、日本人が何十万人もできていることを、なんで自分ができないと考えるのかが不思議」

実際に東大に入れるかどうかは別として、こうした考え方はたしかにあるなあ…と、私も思いました。
何かを始めようとするとき、自分の中でいつも高い壁を作ってしまう私には、うらやましい考え方です。
さらに彼は続けます。

「根拠のない自信を持つことが大切。根拠はなくていいんです。
僕は、最初偏差値30で、勉強を始めたとき、周りの人に宣言しました。
京大に行く!』って。
周りからはバカにされましたよ。
授業でも誰かあてられてわからない問題があると、『あいつは京大に行くからわかるよ』と振られるの。
でも、わからないの(笑)。
それでも、自分は負けず嫌いだったから、これがよかったです」

こうした宣言がプレッシャーになる人は、心にしまっておいたほうがいいかもしれませんが、
目標は高く、天井を決めず、自信を持って決めることが大切だと語ってくれたのです。

根拠のない自信をもってナンバー1をめざそう!〜天井を決めてしまう前に〜(2)

[2007年03月09日(金) ]

泉さんは、その実人生や、独自の教育理論などから「本物のドラゴン桜先生」と呼ばれ、コミック『ドラゴン桜』12巻(講談社)にも登場されています。

インタビューでは、こんな話をしてくれました。
大学生の頃は、自分が今のように幅広くいろいろやっているとは想像もつかなかったけれど、『やるからには1位を』と思っていろいろとやっていた。
取れないことないなあと思っていたから。

そう思うきっかけはあって、ドラゴン桜とかでも言っているけれど『身近に現実化している人がいるのと、いないのとでは差がある』ということ。
毎年、東大合格者を多く輩出する高校では、ついこの間まで部活で一緒だったり、ばか騒ぎしていた先輩が、東大に入っているから、『なんだ、あの先輩程度で入れるなら俺も』と思える。
一方、東大合格者は5年に1人とか、滅多にいない高校では、東大ってものすごいところって思っちゃう。

自分の学校は、香川県の普通の県立高校で、1クラスだけ進学クラスで後は、短大進学か就職する人がほとんどという学校だったけれど、ある模試で、
英語、国語、数学など各科目でクラストップの人の成績を合わせたら、全国で1位になることがわかった。

この時、それまで全国レベルって雲を掴むようなイメージだったけれど、
『英語は学校でトップだったから、国語や数学で、こいつらに勝てれば全国1位になれる』というのが見えて、『あ、たいしたことないな』と」

さらに、こんな風にも話してくれました。


「僕のモットーは、人間の活動を縦割りしないということ。
それは、大学講師も俳優も、作家も、すべての活動はつながっていて区切らないということでもあるけれど、上の天井を勝手に決めないということでもあります」

根拠のない自信をもってナンバー1をめざそう!〜天井を決めてしまう前に〜(1)

[2007年03月07日(水) ]

みなさん、こんにちは。
3月に入り、いよいよ本格的に春ですね。
暖冬とはいえ、冬の間はこたつに入り縮こまっていたカラダ。
徐々に伸びやかになっていくのを感じます。
(眠くもなってきますが、笑)

さて、私は先日、Z会が発行するダイレクトメールでのインタビューで、
『歌って覚える英文法完全制覇』の著者である、泉忠司さんにお会いしてきました。

こちらの参考書、「世界で一番わかりやすい」と帯で紹介されていますが、泉さんが必死に考えた末に見つけ出した「英語の本質」が、本当にわかりやすく紹介されています。
受験に英語が必要だとわかっているのに、なかなか手がつけられない、どこから勉強始めていいかわからないという人は、ぜひぜひ手にとって読んでみてください。

そして、ぜひCDを聴いてみて欲しい!!
英文法の体系ごとに、11曲があります。歌詞を暗記すれば、英文法が完璧に理解できるのです!

『歌って覚える仮定法』なんてのがあり、「そんなの、ありえな〜い!」と思うでしょうが、
切ない恋心を綴った歌詞とメロディーにやられてしまいます!
さらに、仮定法がばっちり覚えられるので、だまされたと思って、ぜひ歌ってみてください。

泉さんは作詞(もちろん、英語、日本語両方ですよ!)を担当するだけでなく、歌い手としても参加されています。
その歌声は尾崎豊を思わせるような…(笑)
ティーンのみなさんであれば、すっと入ってくる声と詞なので、ぜひぜひ楽しんで聞いてみてくださいね!

さて、泉さんは大学の英語講師として活躍されているばかりか、
作家、俳優、演出家、プロデューサー、最近では恋愛コンサルタント、ジュエリーデザイナーなどなどの肩書きも(もちろん実績も)あり、
とにかく活躍の幅が広い方です。

彼のバイタリティーは一体どこから来ているのか?
インタビューでもいろいろ伺ったので紹介しますね。

夢見る仕事選び〜好きと得意を掛け合わせる〜(4)

[2007年03月04日(日) ]

雑誌を中心にアーティストの宣伝活動をする音楽プロモーターのKさん。
彼女は音楽が“好き”であるだけでなく、それに関わる“得意”がある方だということを、前回お伝えしました。

最後にもう一つの“好き”が、彼女の個性とマッチしたので、
音楽業界という華やかな業界でバリバリ働けているのだなあというのがわかりました。

Kせんは言います。
「私、雑誌が大好きなんですよ。音楽雑誌はもちろん、ハイファッション誌からギャル誌、男性情報誌までいろいろ読みます。
仕事のことというより、もう、自分の楽しみとして読んでいるカンジですね。
そうした雑誌を見ながら、雑誌それぞれのテイストをチェックして、その雑誌に合うアーティストを選ぶのも楽しみなのです。
例えばある女性雑誌で『イケメンファイル』など、カッコイイ男性を紹介するページがあるとしたら、
そこにウチのアーティストのインタビュー記事を載せたらどうかとか、編集部に提案するときもあります。
音楽の紹介ページだけにこだわらないで考えると、本当に楽しいんですよ」

Kさんは学生時代、ある出版社で編集のアルバイトもしたことがあるといいます。
「だからいまでも編集の仕事は興味あるんですよ」というKさん。
進むルートがどこかで違っていれば、雑誌の編集者になっていたかもといいます。

今回は音楽という華やかな業界で働くKさんのエピソードを紹介いたしましたが、
どんなに華やかであっても、そのプロセスは真剣そのものです。
それは、一見、ひょいひょいっと軽やかに決めている就職活動の中から、ずっとつながっています。

Kさんの場合、「音楽が好き!」というのは、大前提とした上で
・そこでどんな仕事をしたいと思っているのかが明白だった。
→宣伝という仕事に絞り、先輩の意見も聞いた。
・“好き”だけではなく、それを上回る“得意”があった
→高校3年生まで続けた音楽の知識や感性には自信があった。
・“好き”が1つではなかった
→音楽だけでなく、雑誌も好きであった
こうしたところが、景気がどうであれ、人気業界、人気職種に携わることができた要因であるのでしょう。

みなさんも、華やかな業界でバリバリ仕事をしてみたい!と思ったら、
その業界の仕事を幅広く見て、
どこに自分の“好き”と“得意”が引っかかってくるのか。
そこをひもとくことから始めてみてください。

そうすれば、決して「夢見就活」なんかで終わらせず、夢を掴むことができると思います♪
これからも、好きを膨らませ、得意を磨き上げていってくださいね! 応援しています!