日記のすすめ

[2008年08月05日(火) ]

先日、実家に帰ったときに部屋に置きっぱなしの荷物の整理をしたのですが、面白いものを発見しました。

それは、自分が書いていた日記です。


文庫本サイズの小さな日記帳の最初のページには「ひみつ日記」とあり、冒頭には

「きょうから私は4年生」

と題がついていました。

小学4年生、10歳になるかならないかの頃に書いたものです。

日記を付けていた記憶もほとんどなかったので、本当にびっくりしてしまったのですが、内容にまた大笑い。

その日1日にあった出来事を自分なりにならべているのですが、

「私、こんなことしていたんだ」とか、
「この日、おじいちゃんの家に遊びに行ったんだ」とか、
「お母さんは、こんな風に怒っていたんだ」とか、

自分の記憶はもちろん、写真にも残っていないようなささいな出来事が、他ならぬ自分の手によって記録されていたということに、ちょっと感動してしまいました。


4年生の日記は6月末まではほぼ毎日のようにつけられており、それが夏休みになるとプツッと途絶えて、10月12日の日付で

「わたしは今日、はじめて、友だちとのつき合いで、つらい思いをした。とても気もちがわるかった(おわり)」

とあって、終了しています。

「いったい何があったんだ、自分!」

と思いますが、このときのことは、うっすら記憶があるようなないような・・・。



そして、この日記は

「Saturday,April,12,1986」

として、また再開されていました(なんだ、この英語表記は・・・)。

どうやら私は、4月になると日記を付けたくなるようです(笑)。

この頃は中学3年生ですので、「私は受験生なのに」なんていうフレーズもチラホラ出てきますが、内容はもっぱら部活のこと、好きな男のコと、好きな野球チームのこと(その頃はジャイアンツが好きでした、笑)ばかりで、とお〜っても内容が幼いことに、笑ってしまいました。


私は「悩み多き思春期を過ごしていた」と記憶しているのですが、当時の日記から見えて来る姿は、少女マンガのような世界で、悩んだり喜んだりしている自分です。

内容が、逆に明るいので驚いてしまったのですが、日記の世界では、明るくしていたのかなぁ、なんて想像して、「がんばってた、私!」なんて浸るのも面白いものです(笑)。



実家からの帰り道1時間強、電車の中で読みふけってしまいました。

夫にそのことを話すと

「俺は夏休みの宿題で絵日記みたいなのを書いた記憶あるけれどぜんぶ捨てちゃったし、第一自分で日記を書く習慣なんてぜんぜんなかった。小谷はその頃から、書くのが好きだったんだ」

と言われました。


いま、書くことを仕事にしながら

「自分は書くことって本当に好きなのかな?才能ないんじゃないかな?」

と毎日毎日思うのですが、意外なサポーターを得たような気分で、以来この日記を大切にしています。

他人に読ませるための文章ではない、自分で自分のために書いた日記というものが、ときに自分を励ますこともあるんですね!

いまはブログなど、他人に読ませるための日記をつける人は多くなっていますが、自分しか知らない「ひみつ日記」(笑)を書くのもオススメですよ。

もちろん、手書きで!

字も幼くて本当に笑ってしまいますから!