謝るのは自分のため?

[2008年07月15日(火) ]

私は今30代後半ですが、周りで一緒に仕事をする人にも年下の人がずいぶん増えてきました。

「しっかりしているしもうベテランさんだな」と思っても30歳そこそこだったり、入社3〜5年くらいで、バリバリがんばっているような方と一緒になることも多いです。



先日、ひと回り以上年下の編集者と仕事をすることがありました。

彼女(仮にYさんとしましょう)は自分の仕事を進めることにとても熱心なのですが、まだまだ若いので相手の事情を慮ることには長けていません。

スケジュールに関しても無茶を言ってくることが多々あるのですが「でもYさん、がんばっているから」と多少ムリしても応じていました。

彼女は「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ないです」というお詫びの言葉がもはやクセになってしまっているのでは?というくらい、しょっちゅう謝っている人なのですが、最近私は

「もしかして彼女は、自分のために謝っているのでは?」

という思いにかられています。



というのも、私自身も「ごめんなさい」がクセになっているのですが、よく夫に

「小谷からごめんなさいって言葉を聞くとむっとする。本当に悪かったと思っているなら謝るより前にやることがあるはず。ごめんなさいは安売りすると、本当に詫びたいときに気持ちが伝わらないよ」

と言われています。

私自身、気をつけるようにしているからかもしれませんが、Yさんの「すみません」は「ここでこそ言って欲しい」というときに聞けるわけじゃないのです。

きっとYさんはしょっちゅう上司から自分のミスを指摘され、その度に「私ってダメだなぁ」と思っているのでしょう。

自分のダメさ、未熟さゆえに、周りに迷惑をかけてしまったときは「ごめんなさい」と素直に言っているようです。

でも、それは常に「自分が悪かった」という思いで止まっているように思うのです。

「相手に余計な手間と負担をかけてしまって申し訳ない」という思いが、ないわけではないと思うのですが、Yさんの「ごめんなさい」からはそれがあまり伝わってこなくて、正直「こっちがどれだけ大変な思いをしているのか、わかっているのかなぁ?」という思いもあります。

私の、Yさんに対する期待もあるのでしょうけれど、思うに、仕事という場面で「ごめんなさい」というのは、適切に使わないと誤解を招くのかもしれませんね。


最近、こうした相手とのコミュニケーションの取り方で悩むことが増えてきたので、私もいろいろ、整理する必要を感じています。