むっとした態度は人を遠ざける

[2008年07月11日(金) ]

前回のブログで、「同席したライターのMさんが終始むっとした態度だった」というエピソードを書きましたが、どんな理由があるにせよ、仕事中に露骨にむっとした態度を出すのは大人げないことでしょう。

でも、Mさんの態度を見ながら、かつで自分も同じような態度を取ってしまい、周りから注意されたことを思い出しました。



それはフリーに成り立てのころですから、今から5年以上前のことです。

ある雑誌で「楽しみながら英語を学ぼう」という企画を担当することになり、5人のチームで動いていました。

編集長の男性Aさんに、編集者のBさん、先輩ライターのCさんともう1人のライターが私で、英語の監修にはDさんという女性がいました。

そのDさんは、編集長のAさんの知り合いの方なのですが、英語はもちろん堪能ですごく上品。だけれど今の言葉で言うと、若干“上から目線”な話し方をする人でした。


ある打ち合わせで、私が(なんて言ったのか忘れたのですが)場を和ませようと言ったひと言に、Dさんがぴしゃりと

「あなたは育ちが悪い」

みたいなことを言われてしまったのです。

周囲にいたほかのメンバーも、若干びっくりしていましたが、「Dさんはこういう人だから」という感じで、打ち合わせはどんどん進みました。

でも、未熟だった私はそれ以来、Dさんが本当にイヤになってしまって、彼女との打ち合わせでは“終始むっと”していました。



雑誌が無事出来上がり、メンバー5人で打ち上げをしたときのこと。

お酒も入って無礼講!ということになったのですが、編集長のAさんに

「小谷さんは仕事で失敗したことないの?今回はかなりひどかったよ」

と言われてしまいました。

私はこのとき、かなり原稿の修正をされたりしたので、自分のライティング技術に関して言われているのだと思ったのですが、全然違いました。

「小谷さん、Dさんのことが嫌いでしょ?」

先輩のライターCさんにも

「私も正直Dさんにはむっとすることがあったけれど、あんな風に態度に出してはダメ。一緒にやっているメンバーで、今回Dさんがいなかったらこの企画は成り立たなくなるんだから」


どんな人にも長所と短所があるし、人には性格が合う合わないがあります。

けれども、「この仕事を一緒にやっていこう」と決めて集まったメンバーならば、多少は目をつむって、気持ちよく仕事ができるよう心がけるべきでした。

ましてや、技術が未熟ならなおのこと!

あの日の自分に戻れるならば、終始ニコニコ、本当の意味で場を盛り上げる人物でいるよう、努力するのに。

人の振り見て、自分の過去を清算することも、時には必要なのかもしれません。