[2008年05月30日(金) ]
「自分の好きなことの延長線上で仕事をする」
とはいっても、仕事となれば、辛いことや苦しいこともあります。
「趣味を仕事にすると、辛いよ〜」なんて声もありますし、「好きだから仕事にしたのに、仕事にしたおかげで、そのことが辛くなった」ということは、よく聞く話です。
数年前、知り合いのイラストレーターの方(仮にOさんとしましょう)と「好きを仕事にする」ということでいろいろ話をしたことがあります。
そのとき、私が「相撲が好き」という話になって、
「相撲の追っかけ記事とか書くライターになるのもいいなぁ」
なんて暢気に話をしていたら、Oさんに
「小谷さんは相撲がどのくらい好きなの?」
「もし旦那さんと相撲だったらどっちを取る?」
と聞かれてしまいました。
夫(家族)と相撲(好きなこと)を天秤にかけるなんて考えたこともなかったのでビックリしたのですが、彼女はすごい真剣。
私は「旦那を取るなぁ」と答えましたが、彼女のほうはそれを天秤にかけて「イラスト」のほうを取った人。
「好きを仕事にする」ことの覚悟が、相当に高い人でした。
Oさんはその後、イラストレーターとしてめきめきと成長、いまではフリーペーパーや雑誌、広告などさまざまなところで彼女の作品を目にすることがあります。
いろんなことを天秤にかけて、自分のイラストへの思いを高め、仕事のほうを選んでいった人ですから、ちょっとやそっとのことでは「好き」という気持ちがぐらつくことはないでしょうし、これで成功しなきゃウソだと思います。
「どんなモノと比べても、私はこのことが好き。これがあればどんな苦労も耐えられる」
そんな覚悟がある「好き」でしたら、それを仕事にしていってもきっと成功するはずです。
恋愛でもそうですけれど、「好き」という気持ちがいつも自分をハッピーでいさせてくれるとは限りません。
「好き」だからこそ「苦しい」、そんな経験は、誰かを好きになったことのある人でしたら、誰でもわかる気持ちです。それはきっと、相手が仕事でも同じことなのかもしれません。
辛さや苦しさがあっても、好きだから乗り越えられる。
そんな「好き」という思いが、仕事に通じている人は、とても魅力的です。