[2007年12月30日(日) ]
4月を過ぎた頃に、また一人
「会社辞めます」という連絡を受けました。
それは、広告代理店に勤める25歳の男性、Kさんです。
Kさんとは、彼が入社2年目くらいから、私もいろいろ仕事をご一緒させていただきました。
彼が、ディレクターを務めるプロジェクトに、何度となく声をかけてもらって、東北や九州など、出張にもたびたびいっしょに出かけました。
彼が入社4年足らずで会社を去ると聞いたとき、
「やっぱりなあ」という気持ちと、
「もったいないなあ」という気持ちが半々でした。
彼がディレクターとして動かしていた人は社外スタッフが多く、
私を含めて、フリーランスの人間も多かったので、そうした立場に触発されたの
かなあとも思いましたし、
丸3年仕事をしてみて、ある程度仕事に対する自信がついたので、
新しい環境へチャレンジしたくなった、というのも、若い彼には当然のことだったのでしょう。
「自分はデザイナー志望なので、ある事務所に丁稚奉公させてもらう」と、
やりたいことへまっしぐらに進んで行きました。
そんな彼から、仕事の依頼の電話を受けたのは10月頃でした。
「●●(彼の元いた会社名)の仕事を、またいっしょにお願いしたいんですけれど」
どうやら彼は、元いた会社から仕事を発注されて、その流れでまた私に声をかけてきてくれたようです。
「●●も、人手が足りないようで(笑)。自分も仕事を依頼されたんです」というKさん。
仕事の内容は、Kさんが会社に所属していたときと、ほぼ同じ内容なのですが、
Kさんが会社員でなくなった分、同じフリーランスの立場として、距離が近づいたように思います。
待ち合わせ時間に遅刻したり、
今ひとつ、スケジュール管理があいまいだったりと、
私からすると、フリーでやっていくにはまだまだだなあと思うところもあったのですが、
Kさんはこの仕事を無事、こなしたようです。
このまま丁稚奉公しながら、フリーランスでやっていけるよう修行するのかと思いきや、
「僕、いま就職活動しているんです」というKさん。
丁稚奉公ではお給料の面で不安定だし、独立するには経験不足だと踏んだのでしょう。
自分をもっと成長させる場を選ぼうとしているKさんを、私は無条件で応援したくなりました。