[2007年10月03日(水) ]
みなさん、こんにちは!
さて、みなさんは「ありがとう」という言葉、素直にいえていますか?
人からなんらかの好意をうけたとき、
自分のために、人が尽力してくれたとき、
自分の感謝の気持ちを伝えるとき、
人は「ありがとう」という言葉を使います。
「ありがとう」という言葉ほど、いわれるほうはもちろん、いう方も、ハッピーで心が温まる言葉はないと思うのです。
ところが先日、ある20代前半の女性と仕事をしていて、この「ありがとう」という言葉を巡って、少し気になることがありました。
彼女(仮にAさんとしましょう)とは、雑誌の撮影で、Aさんのお部屋を紹介するというときにいっしょになったのですが、そこでのエピソード。
Aさんは引っ越したばかりだったので、家具が運び込まれるのは撮影日ギリギリという状態でした。
しかも、彼女は午前中、別の仕事が入っていたため、編集者(女性)に家具の受け取りを頼んでいる状態でした。
さらに、その家具というのが、自分たちで組み立てる家具であったため、2人以上の人手を要しました。
そこでAさんは、撮影に来るカメラマンのCさん(男性)とそのアシスタントに頼んだのです。
Cさんは、1時間も見れば十分だろうと見込んでOKしたのです。
ところが実際、家具を組み立てるのには5時間以上かかり、撮影スケジュールが大幅にずれ込むことになりました。
狭い部屋に組み立てるべき家具がいっぱいで、とにもかくにもそれを組み立てなければ撮影もできない状態だったので、
カメラマンのCさんは必死で、アシスタントの人と2人で組み立てていたのです。
Aさんが別の仕事から部屋に戻ってきたときは、思いがけず大変な作業になっていることにびっくりしていました。
彼女は、さすがに少し悪いと思ったのでしょう、ちょっと気まずそうな顔つきでした。
そんなとき、カメラマンのCさんは、
「オレが引っ越しするときは、お前にコレ組み立ててもらうの、手伝ってもらうから」
といったのです。
この言葉には、たくさんの意味が込められているのです。
Cさんがこの作業の大変さを、Aさんに伝えているのですが、
誰かがやらなければやらないこの作業を、たまたま自分がやっているわけで、
「だから気にすることはないよ」と、Aさんの気持ちを軽くする一方で、
「立場が変わればAさんがやることもあるかもしれないよ」、
だから「お互い様」ということを、教えているわけです。
それを、(実際には引っ越しする予定も、そうなったとしても頼まないであろう例を用いていうことで)独特のユーモアを交えて伝えているわけです。
これが、Cさんの、Aさんに対する「好意」なわけです。
さて、みなさんがAさんでしたら、このCさんの好意にどう答えますか?