故郷に錦を飾るとは?〜棚田で考えた私的ふるさと納税考(2)

[2007年07月25日(水) ]

ふるさと納税とは、住民税の一部を、生まれ育った故郷などに納めることを可能とする制度で、
都市と地方の税収格差を是正すべく、政府・与党が打出したものです。
税収が減ると予想される都市部では反対意見もありますが、
単純に「いまは都会で生活しているけれど、生まれ育った故郷や両親のいる自治体には、恩返ししたい」と思っている人の心はくすぐるのではないでしょうか?
都会への人口流出に苦しむ地方にとってはおおむね賛成意見が多いようです。
著名人でも、有名スポーツ選手でなくても、「故郷に錦を飾る」ことができるような制度として、受け入れたいと思う人は多いのでは?

一方、
「ふるさとったって、私が生まれ育ったのはずっと首都圏」という、私みたいな立場の人には、関係ないのかな〜って思ったのも事実です。
「私のふるさとはここだ!」といえる場所がある人はうらやましいって、本来の論議とはぜんぜん別のことを思い浮かべたりしました。

「ふるさと納税」は、まだまだその内容が不十分なところもあって、これから賛否両論、いろんな議論が尽くされると思いますが、
私は「お金で解決できる部分とそうでない部分がある」と考えた方がいいと思うのです。

というのも、私事で恐縮ですが、私はある地域の棚田オーナーとなっています。
<太>棚田オーナー制度というのは、
農業の担い手がいなくなって荒れてしまった地方の棚田を、都市部や地域の非農家の人々をオーナーとすることで復活させようという取組です。

都市部の人を地域に呼び寄せるだけでなく、棚田という自然遺産を通して環境保全にも役立てています。

下記HPに詳細があります。みなさんのお住まいの地域も含まれていますか?
http://www.inakajin.or.jp/tanada/tanada.html

「ふるさと」や「農作業」というのに憧れていた私は、3年前から参加していますが、
今年ある出来事があって、
「オーナーとして、応援するだけじゃ、ダメなんだ」という思いにさらされたのです。