故郷に錦を飾るとは?〜棚田で考えた私的ふるさと納税考(1)

[2007年07月24日(火) ]

みなさん、こんにちは!
先日、たまたまつけていたNHKのテレビで「みんなのうた」が流れてきました。
私、わりと好きなんです♪ なのでそのまま見ていると。

『どすこい !! 太郎』という歌が流れてきました。
金太郎の子孫と見られる太郎が、故郷の足柄山を後にし、東京で角界に入門。横綱を目指すという内容です。
1993年放送の再放送だそうで、歌は「365歩のマーチ」の水前寺清子さん。
1993年といえば、相撲界では若貴ブーム真っ盛りのころですが、中高生のみなさんはまだ子どもの頃ですかね〜。
私は大学生で、大の相撲ファンでした(笑)。
この放送を見たのは初めてでしたが、歌もアニメーションも力強く可愛くて、思わず引き込まれてしまいました。

で、その中で
故郷に錦を飾るまで、耐えるんだ〜
みたいな歌詞が出てくるんです(うる覚えです。違っていたらすみません)。

厳しい稽古を投げ出したくなっても、「故郷に錦を飾るまでは」とがんばる。
相撲ファンとしては、ジーンとしてしまうのですが、
実際、相撲の稽古はとても厳しく、関取と呼ばれる一人前の力士になるのは100人中8人
関取になるには平均8年かかると言います。
中学卒業の15歳で考えると、23歳で十両にあがれればかなり順調に出世しているというカンジですね。

「故郷に錦を飾る」というのは、
キレイな着物で着飾って、つまり立身出世をして、胸を張って故郷に戻ることの例え。


広辞苑にはその語源?であろう、こんな言葉が乗っていました。
「錦を衣(き)て夜行くがごとし」
:立身出世をしても、故郷に帰り知人にその栄誉を知られなくては、その甲斐がないの意。

漢文は、「富貴にして故郷に帰らざるは、繍を衣て夜行くが如きのみ。誰か之を知る者ぞ」。
[史記 項羽本記 「富貴不帰故郷、如衣繍夜行、誰知之者]

相撲の世界では、「立身出世」もわかりやすいし、日本国内だけでなく
昨今の外国人力士の活躍を見れば、「故郷に錦を飾る」を最も体現している世界のように見えます。
このほかでいえば、
例えば各界で活躍する著名人が自分の生まれ育った小中学校で教育ボランティア活動したり、
スポーツ選手が、自分の出身地でスポーツの普及・強化に勤めたりといったことでしょうか。

いずれにせよ、「錦を飾る」って、相当程度「富貴」を創出した人でないと、できないことなのかなあというのが、私の印象ですが、みなさんどうでしょう?

しかし、最近話題になっている「ふるさと納税」
もしかして、これって、一般市民でも「故郷に錦を飾る」ことができるの?
ちょっと、私的に考えてみたいと思います。