[2007年11月03日(土) ]
Aさんは入社3年目で店長となります。
最初に店長となったのは、新しくグループ会社となった下町の小さなパチンコ店。
いままで働いていたお店と違うし、なにより店長という仕事もまったくわかっていない。
「店長ってなにをすればいいのかが、まったくわかっていない状態でした。『予算ってなに?』というカンジで。
そこで試行錯誤しながら店長業務を学んでいったのですが、本当に大変で。
次に異動で大型店の店長をやれといわれたときは、『自分にはぜったいムリ』と思い、上司に『自信ないので、副店長に一度戻してください』といいました。初めて、弱音をはいたんです」
それまで、イケイケドンドンというカンジで、明るく元気に前向きにやっていたAさんが、「逃げたい」と思ったというのですから、相当なプレッシャーだったのでしょう。
しかし、Aさんを見ていた上司はこんな風に言ったといいます。
「管理職というのは、選ばれた立場の人間にしかできない。誰もができるわけじゃないからそういうチャンスをつかんで前に進め」
「会社が『お前はダメだ』というレッテルを貼るまでは一生懸命やれ。情けないことをいうな」
そこでハッと気づいたAさん。気持ちを転換。バカにされてもいいから一生懸命やろうと思ったといいます。
「それまでは周りからも『アイツなんて、元気なだけで出世して』とか言われていたし、年上の店長から厳しいこともたくさん言われていましたが、この上司の言葉で吹っ切れました」
その甲斐あってか、店舗での売上も順調に伸ばし、昨年は全店舗で1年間の業績トップを獲得。その実績を買われて、今年1年間は執行役員の仕事もさせてもらっているといいます。
現在はエリアの店舗をまとめるエリア長と、その中のC店の店長、そして執行役員を兼任しているAさんです。
「執行役員として本社で行われる会議などに出席する機会が増えたのですが、
それまで現場中心できていたのが、本部がどういうことをやっているのかもわかって勉強になります。
管理職のひとりとして、1店舗、1エリアだけでなく、会社全体がどう発展して行くべきなのかをいろいろ考えたい。
入社以来、自分が大切にしてきたことを、これから入社してくる若手にもどんどん伝えたいですね」
入社7年にして執行役員まで上り詰めたAさん。
彼の話を聞いていると「会社で出世するということは、自分を成長させることだ」ということがわかります。
会社の水にあっていた、というのもあるだろうけれど、縁あって働くことになった会社ならば、
そこで上を目指さなければ、もったいない、そんな風に思いました。