感情を認めることの大切さ〜カウンセラーになるための条件(4)

[2007年08月04日(土) ]

カウンセラーのSさんに、仕事のやりがいを伺うと、
カウンセリングを受ける前と後では、クライアントさんの表情がぜんぜん違うのです!
その表情の変化を見たくて、続けています。

大変だなあって思うこともあるけれど、そういうときに『先生に会えてよかった』『先生、ありがとう』『先生みたいになりたい』っていう言葉をいただくんです。
そうすると、『私もがんばろう』って。
クライアントさんからたくさんもらっているので、私もカウンセリングを提供できているのだと思います。
一方通行でないのが、この仕事の魅力ですね

そして、こんなことも話してくれた。
「自分がいろんなことで悩まないと、人の悩みに対して興味は持てません。これは絶対!
『私、超幸せ!』と思っているだけでは、人の苦しみはなかなかわからない。『なんで? 元気出せばいいじゃん』というふうになりますよね。
カウンセラーは、別にネガティブであれということではありませんが、『その心の痛み、知っている』という人が向いています。
だから、カウンセラーになりたい、と思う人は、いい経験も悪い経験も自分の糧になると思って日々過ごしてほしい。
いま、すごく苦しかったりしても、その感情をちゃんと体感していないと、あとでそれを引っ張り出すことはできなくなる。自分のなかで起きていることは、ちゃんと受け止めていくことが大切です」

そして、「苦しみから逃れたい、逃れたいけれど、逃れられないというのにも意味がある」とSさんはいう。
「『もう死にたい!』と思う、その瞬間すら大切なのです。
『でも自分がんばっている!』と、自分を認めてくださいね」

悩むことや不安になること、怒ったり恨んだりすること、いっけんマイナスに見えることにも意味がある。
自分にとって、いい感情も悪い感情も「どちらもOK」というふうにとらえていくことで、
心が成長するのでしょう。

カウンセラーになるならないに関わらず、このことはずっと、覚えておいておきたいですね!

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