[2007年08月01日(水) ]
「心が病む」なんてひと口にいいますが、
そもそも、心が正常な状態とそうでない状態ってどんなことなんでしょうか?
そのことをカウンセラーのSさんに質問すると、
「“I'm OK and you're OK!”、私もあなたもOK、というのが正常な状態。
性格の違いや意見の相違があったとしても、それはそれでいい、別に気にしない、というのは心が健康な証です。
反対に“I'm OK but you're not OK!”、私はOKだけど、あなたはダメとか、
その反対で、私はダメだけれど、あなたはOK、
さらに、私もあなたもダメ、というのはあまり健康的な状態じゃないですね」とのこと。
これも、ずいぶんとわかりやすくないですか?
ストレスがたまってイライラしたり、悩んでいたりするとこって、自分や他人を否定しがち。
私などは、自分を否定しながら、同時に相手を攻撃するという困ったところが多々あったので、すごく実感しました。
「自分はダメだ、価値のない人間だ」「あの人が悪いんだ」とか、
「私だけが、辛い(苦しい、大変だ、かわいそうだ、などなど)」とか、
「私の悩みは、誰にもわかってもらえないんだ、誰にも話せない」と思ったときに、心がねじれてくるのでしょう。
ねじれた心のままでいては、正しい判断ができません。物事も正しく理解することができなくなるのです。
「骨盤のゆがみを直す感覚で、心のゆがみを整える。
それが、私たちカウンセラーの役割です」と、Sさんはおっしゃいます。
カウンセリングって、骨盤矯正なんだ! なんか、気楽になりますね。
クリニックにいってゆがみを整えてもらっても、そのあとの生活のなかで気をつけていないと、ゆがみはまた戻ってしまう。
それと同じで、心も歪まないよう、日々気にかけることが必要なのかもしれません。
そのバロメーターとなるのが
“I'm OK and you're OK!”なのです。
Sさんはこんな話をしてくれました。
「私自身、カウンセリングを受けたとき『コレってすごい!』と実感したからカウンセラーになりました。
というのも、それまでの私は人を憎んだり、恨んだり、あるいは人に怒りをぶつけたりすることはみっともない、恥ずかしいことだ、ガマンしなければいけないことだって思っていたんです。
でも、カウンセリングを受けたら『なんでそんなことされて怒らないの? 怒っていいんだよ!』って言われて、『え、怒っていいんですか?』って感じで(笑)。
相手に対して怒りをぶつけるということではなく、『私は怒っているんだ』と認めるだけでずいぶん楽になったのです。
カウンセリングって、自分の盲点となっていることを、自分に気づかせてくれる。これってすごいって思ったのです」
怒ってしまう自分にOKを出せたこと、これがSさんをカウンセラーという仕事に向かわせたのです。