『14歳からの哲学』〜“考える”力に期待!(3)

[2007年06月08日(金) ]

さて、話は変わりますが、私はある仕事で知り合った高校生がいます。
仮にMさんとしましょう。
Mさんは、高校を1年留年し、通信制高校に通う高校2年生ですが、
バンド活動をしたり、アニメ好きの集まりに出たり、雑誌の読者モデルになったりと、いろいろと積極的なコです。
でも、そのMさんががこんなことを言いました。
「私、弱いから、目標がないと生きていけないんだ」
彼女は、適応障害ということで薬を飲んでいるとのことでした。

『14歳の哲学』には、次のような文章が出てきます。

『恥ずかしい』という感覚に、もっと敏感になるといい。君の年齢は、ある意味で、この『恥ずかしい』『恥である』という感覚に最も敏感な時期だから、わかるだろう。もっと年齢を重ねれば、自分で自分をだます仕方も覚えるし、厚かましくもなってくる。他人からどう見られるかなんて気にならなくなって、あげく全然わからなくなっちゃうんだ」(p120〜121品格と名誉より)

この文章は、精神の大切さ、自分を大事にするとは、精神を大事にするということを説いた中で出てくるのですが、
読んだとき、
大人の厚かましさ、卑怯さに日々腹をたてていた10代のころのことを思い出しました。
そして、Mさんのように、弱いと自覚しながらも、そのなかにピュアで正しくありたいと願う姿も、思い浮かびました。
そうした、10代の、若い人の精神のあり方に、私はエールを送りたいと思っているのです。

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