那須高原にて〜ある中学生とのハッピーな出会い(3)〜

[2007年05月19日(土) ]

その彼は、“Nasu junior high school”のロゴ入りのジャージを着て、バス停のベンチに1人腰掛けていました。
私たちは、ある美術館を見学した後、その中学校の前を通って、徒歩20分の末、そのバス停につきました。
ヘトヘトに疲れていたので、彼の座るベンチの端に2人して腰掛けました。

すると、彼は私たちに
「これから、どちらに行くのですか?」と声をかけてきたのです!!

私たちはびっくりしてしまいました。
というのも、旅先で地元の“おじさん、おばさん”に声をかけられたり、あるいは逆にこちらから声をかけることがあっても、相手が“中学生”ということはまずなかったから。
しかも、向こうから声をかけてくるなんて! なんて大人なんだ! と、私たちは2人しばし興奮状態。

私たちが行き先を告げると、「自分もそこで降りる」とのこと。
さらに、「そこに行って何をするんですか?」と聞かれました。
私たちはそこから近いあるお店で食事をしようとしていたので、その事を伝え、そこが美味しいかどうか聞きました。
彼は「行ったことない」とのことで、地元人情報を得ることはできませんでした。
さらに、彼に私たちがオススメの場所を聞くと、いくつかスポットを紹介してくれましたが、
車のない私たちにはアクセスが悪く、結果的に行くことはできませんでした。

彼からの情報は、私たちには(実質的に)役には立たなかったのですが、
私たちは彼に出会えたことで、那須という場所の印象がぐんとよくなりました。


バスに乗る前に「●●まででしたら、320円かかりますよ」と教えてくれたり(私たちはバスのパスポートを持っていたので、それを知らなくても大丈夫だったのですが)
バスの中でも、彼は開いている座席に座らずずっと立っていました。
日頃、電車の中でシルバーシートに座る制服姿を見て、「これからの日本はどうなるのだろう」と妙な不安感を抱いたりもしていたのですが、
「まだまだ捨てたもんじゃない」となんだか、明るい気持ちになれました。

「お父さんは何やっているの?」
「将来はここで働こうと思っているの?」
という、私たちの質問にも、照れながら(困りながら? かも。笑)いろいろと答えてくれました。

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