女社長の言葉から〜仕事と家庭の両立を考える〜(3)

[2007年05月05日(土) ]

「仕事と家庭の両立」ということに関して、前々回の女社長Yさんは、こんな風におっしゃっていました。

「私はね、いいときだけ仕事をしたいんです。
わがままかもしれないですけれど、わかってくれますか?
例えば、子どもの幼稚園の運動会のときは、土日の仕事休みたいんです。

私は30歳までに結婚しようって思っていますし(現在、19歳からおつきあいを続けている恋人がいるそうです)、
美容業界でずっと生きていこうと思います。
でも、結婚をして家庭を持ったら一線を退きますよね。
そこから離れてカムバックできるかといえば、私の時代では絶対ムリだったんです。
自分が社長であれば、自分で好きなように会社を回して、自分の必要だと思うところにだけ関わることが可能ですよね。

私は、会社ではバリバリの女社長で通っていますけれど、プライベートはきちっと分けているのです。
彼氏はものすごく大切にしていますよ(笑)。
だから将来、彼氏が帰ってくる時間には、家にいたいんです。
仕事をしていたら、それは絶対ムリでしょう?」

私には、彼女の最後の言葉、
「仕事をしていたら、それは絶対ムリでしょう?」という言葉が胸に突き刺さってきました。
本当にそれはムリなんです。状況的に。
そして、その状況的にムリなことは頭ではわかっていて納得していたはずなのですが、
それによって、家庭がぎくしゃくしていることも否めません。

念のためお伝えしますが、私の夫が私が仕事をすることに非協力的なわけでは決してありません。
むしろその逆で、応援してくれています。家事も、必要なところはやってくれています。

でも、このままでは私たちの家庭は、
夫と私、それぞれの仕事の裏方、バックステージのように思えてなりません。

社会的にそれぞれが意義ある仕事をしているので、バックステージでも構わないのです。
が、そのバックステージならではの一体感をもっと持つ必要があると思うのです。
家庭としての一体感は、それぞれが仕事を持っていて、片手間でできるものではない、というのが私の実感です。
家庭は、それほど甘くはないし、逆に言えば仕事は家庭を支える全てではない、ということでしょうか。

私より10歳近く若いYさんは、
自分より年上の女性たちをいろいろ見て来て、私だったらこうする!という女の生き方としての1つのスタイルを出してくれたように思います。
その答えが「社長になる」ということ。
私は、彼女の強さに、本当に引かれるのです。

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