[2008年09月05日(金) ]
9月にそれまでの仕事(キャリア)の棚卸しをし、再スタートを切った人がいます。
それは私の弟です!
身内話で恐縮なのですが(苦笑)・・・。
彼は大学卒業後、10年近く続けていた塾講師の仕事を辞めました。
勤めている間、会社(塾)自体が買収や倒産等でどんどん変わっていってはいたのですが、彼の方から「辞める」というのは、今回が初めての経験でした。
それが夏の始めごろです。
私たち家族は、きっとすぐに就職活動をして新しい職を見つけるのだろうな・・・と思っていたのですが、彼はそれこそ文字通り「夏休み」してたそうです(笑)。
それもかなり長い・・・。6月くらいからぷらぷらと・・・。
一人暮らしだし、大丈夫か?と心配したのですが、それまでずっと働き詰めだったので、のんびりしたかったとのこと。
曰く
「受験生は夏休みが勝負だから、俺は働き始めてから夏休みって感覚を持ったことはない。社会人になって初めての夏休みなんだから。それに今年はオリンピックもあるし」
ふつう、転職を考えるときというのは、ブランクが少なくなるよう、前の会社の在職中にするのがセオリーだと思うのですが、その辺りは完全に無視!
(転職を考えている方には、到底オススメできません!)
北京オリンピックもずいぶん楽しんだようです。
あまりにのんびりしすぎて、周りからも「そろそろ働かないとヤバいぞ」と言われ、自分でも「あ〜、なんかやらなきゃ」と思えるようになってから、就職活動をしました。
端から見ると、かなり危なっかしい転職活動ですが、彼の性格からして「納得!」というものもあります。
私の弟は「やって後悔するなら、やらないで後悔したほうがいい」というタイプ。
ちょっと保守的だし、臆病にも思えるのですが、その代わり、自分で決めて選んだことに関しては、後から「ああすればよかった、こうすればよかった」という後悔をしません。
・・・というよりも「後悔は絶対にしない」って決めているようです。
(ちなみに、私は真逆で、「やらなきゃよかった」という後悔がいっぱいのタイプです)
だから、「のんびりしすぎて、しまった!」と思っても、それは表に出さず、「何もしないって、決めていたんだ」と後付けの理由で自分を納得させるところがあります。
私の感覚からすると、
「もし、のんびりしすぎて、そのままフェイドアウトしちゃったらどうするつもりなんだよ!」
って思うので、そっちのほうがよっぽど度胸がある!って思うのですが・・・。
彼は「時が解決してくれる。時間が経てば自分の気持ちも変わる」ということを、本能としてわかっているのかもしれません。
それに、根っから「仕事がイヤ、働くのがイヤ」と思っているわけではないので、いまは休暇が必要だと感じていても、いつかそれを必要としなくなり、また前向きになれるっていう、自信もあったのかもしれません。
奇しくもオリンピックではマラソン選手が「練習のしすぎ」とも思われる理由で、本番のレースに出場することができなくなる事態も発生しました。
再スタートを気持ちよく切るには、自分の心身と相談しながら、適度に休息をとることも必要なのでしょう。