[2008年08月29日(金) ]
『渋谷語事典2008』に関わって、より思うようになったのですが、言葉というのは、時代によってどんどん変わる生き物なんだということ。
現代はインターネットや携帯メールの普及によって、文字とともに伝わるので、端的なひと言、一文字がすごく力強いです(ネオ漢字などはまさに強い!)。
よりシンプルに、より端的に言い表そうという風潮が強いのは、それだけ情報が多くて混乱している証拠にも思いますが、一方でひと言に当てはめてしまって、思考停止してしまうのは、あまりよくない風潮ですね。
「名は体を表す」じゃないですけれど、その言葉を当てはめたとたん、実態がおかしくなってしまうというのはありそうです。
「ストーカー」「モンスターペアレンツ」「ニート」「ゆとり世代」「ロストジェネレーション」など。
なんか、言葉を当てはめたとたん、多種多様であったものが単純化されて、逆に得体の知れない何かになってしまったようです。
「しかたないよ、だってあいつは●●●だから」
(●●●には上記言葉を当てはめてください)
こういったとたん、彼らとのコミュニケーションが断絶されますし、相手を拒絶する、言い訳になってしまうのです。
言葉を使うからこそ、伝わる気持ちがあるのに、それは本当に残念なことです。
難しい話を難しい言葉で難しく話すのは簡単だけれど、難しい話を易しい言葉で優しく話すのは難しい!
また、優しい話を難しい言葉で難しく話す人には、注意が必要です!
言葉は伝える力も必要ですが、受け止める力も重要なんです。
それを鍛えるためにも、やっぱり読書が必要ですね。私はこの夏、本棚に眠っている本をずいぶん広げて読んでみました。
ジャンルもバラバラですが、ネットやブログ、雑誌などの媒体と違って、書籍にはまだまだやはり言葉の力を感じます。まるで学生時代の夏休みのようです(笑)。
いつか『渋谷語事典』とはまた違った、言葉の面白さが伝わる本を書けたらいいなぁ。そんなことを考えながら、まずは自分のボキャブラリーを増やすためにも、読書に励む日々です。