[2008年05月20日(火) ]
T出版社との仕事を引き受けた私ですが、編集者のOさんが、
「今回出版する書籍は、ライター2人体制でやろうと思っているんです。」
とのこと。
ライティングの分量やスケジュールを考えるとそのほうがもちろんいいのですが、その分ギャラは半分になってしまいます。その辺を踏まえた上で
「いま候補のライターの方はいるのですが、いい人がいたら紹介してください」
とOさんに言われました。
一瞬、私は
「え〜、じゃあ紹介料ってことで私のギャラにちょっと色つけて!」
なんて思ってしまったのですが、同じ雑誌でライターをしている方を紹介することになりました。
そのライターの方(仮にKさんとします)は、私より若い方ですが、雑誌を中心に活躍している女性の方。一度同じ現場で一緒になったことがあり、「いろいろ話をしてみたいな〜」と思っていたので、気楽に電話して企画の話を持って行きました。
するとKさんは、
「内容的には興味あるんですけれど、ギャラとスケジュール、ボリュームを具体的に知りたいです。時間はいっぱい取られるけれど、ギャラは少ないというのだと困りますし。」
私はOさんからギャラの話を聞いていたので、その金額を伝えると開口一番
「え〜!少なくないですか?書籍ってそんなものなんですか?」
その金額で自分のスケジュールを拘束されてはほかの仕事ができないと、ちょっとキビシメの返答が。
費用対効果を考えるのはビジネスの鉄則ですし、Kさんの反応は至極最もなのですけれど、気軽に考えていた私にとってKさんの返答は予想外のものでした。
それでも「確かにギャラはもうちょっと欲しい!」と思っていた私は、Oさんに相談することに。
するとOさんは、
「雑誌と違って書籍はそこまでスケジュールは拘束しないし、ライティングや取材の分量もそれほど多くないです。私のほかにいろんなスタッフがいますし、そこでの出会いはこれから先、仕事をする上で活かせるはずです。だからぜひ小谷さん、Kさんの説得よろしくお願いします。」
私はいつのまにか、編集者Oさんの言い分と、ライターKさんの言い分を調整する役割になってしまったのです。
「あぁ、人を紹介するってこういうことなんだ!めんどくさいな〜。」
と正直思ったのですが、たしかにココまで来たら後にはひけません。
Kさんの名前を出したのは自分ですし、このままダメということになれば、ちょっと無責任です。
Oさんとは何しろ初仕事ですから、私もちゃんとやれるってところを見せなければ!
最初の誘いではギャラとかスケジュールとかに関して、Kさんの不安をあおってしまったので、まずはそこを安心してもらってから「一緒にやりましょう!」と伝えることに。
Kさんが「OK」の返事をくれたときは、本当に一仕事やり終えた気分でした(まだ具体的な作業はなにも始まってないのに)。
人を紹介するって覚悟がいりますね!