[2008年05月16日(金) ]
私はここ2年ほど、ティーンの女のコ向けの雑誌で仕事をしてきましたが、最近、一緒に仕事をしてきた編集者の方がたくさん辞めてしまって、一時より仕事がずいぶん減りました(このことは以前ブログでくよくよ書いたことです)。
それが先日、思いがけずその編集部(仮にK編集部としましょう)から連絡がかかってきました。
「仕事の依頼かな?」と思ったのですが、
「ウチではない別の出版社(仮にT出版社としましょう)で、ある書籍を出すことになって、ライターさんを紹介してくれというので連絡しました。断ってくれてもいいですよ、ウチでは関係ないので。」
とのこと。
企画を見ると、内容的には自分でも出来そう。
ちょうど仕事がないところで、新しい出版社、新しい人との出会いを求めていたので、渡りに船とばかりに、その話に乗ることにしました。
でも、一抹の不安も。
「私、K編集部ではもう使わないからって、売られちゃったのかなあ?」
「逆の立場で考えて、自分がキープしておきたい人材だったら、ほかの人に紹介したりしないでしょう?」
マイナス思考のときって、ホント物事は悪い方向に考えがちですよね。電話してきたK編集部の人とも私は仕事したことがなかったので、余計にそう思ってしまったのです。
期待と不安が半分半分といった感じで、T出版社に行きました。
そこで編集者のOさんと初めて会ったのですが、彼は
「雑誌での記事を見たら小谷さんの名前があったので、紹介してもらうようにお伝えしたんです。」
とのこと。
その記事での文章の書き方、言葉遣いなどが本の企画に合いそうだとOさんが判断されたそうです。
フリーで5年以上やってきましたが、人の紹介はいろいろあっても、まったく面識がないなか、「名前」で仕事が来たのは今回が初めて!
「こんなコトって実際にあるんだ。」
と、いまさらながらビックリです。
“捨てる仕事あれば、拾う仕事あり”
という表現が適切かどうかわかりませんが、新しい出会いをもたらしてくれたのは、「自分の書いた文章」だったというのが、仕事も仕事への自信も失いかけてた私を元気づけてくれました。
私のようなフリーランスであったとしても、どこかで「仕事を見てくれている人」っているんだと、じんわり嬉しく思ったのです。