[2008年04月25日(金) ]
「医者になるために必要な金額 = 5000万円」という言葉で、ずいぶん話をひっぱってきましたが、別の場面でもこの話が話題になりました。
ある雑誌のモデルをしている21歳のAさん。彼女も「医者の娘」です。
お父さんは産婦人科医というので、「大変じゃない?」と言うと
みんなそう言うね。でも今年から全員、年収1000万円アップするとか言っているよ。
と笑います。
彼女は親戚も医療関係者が多く、おじいさんもおじさんも医師だったり薬剤師だったりするそうです。
「年収1000万円アップ」なんて普通の感覚だったら「超リッチ!」って気持ちが先に来るのですが、
「医者になるために必要な金額 = 5000万円」を考えているので、
「そりゃ、それくらいなければムリでしょ」
って思えます。でも、やっぱり話のスケールが大きいですよね。
Aさんには妹がいるのですが、妹が薬学部系の学校に進学したから、将来は妹が家業を継ぐような形になりそうだといいます。
でも医師不足が不安でならない(?)私はついAさんに
「いまからでも医者目指したらいいのに。」
なんてことを言ってしまいました。
するとAさんは、
「なんでそういうコト言うの?酷だよ。」
とのこと。
そりゃそうですよね、着々と自分の道を歩いているAさんに、野暮なこと言いました。
でも、ざっくばらんに本音を語ってくれました。
Aさん「医学部に6年も通わなくていいならいいんだけどね。だって5000万円とかかかるんだよ。だから医者の娘・息子しか医者になれないの。それか本当に頭良くて東大とかに入れちゃうような頭のいい人。」
私「でも、そういう人が医者にふさわしいかっていうとどうなんだろうね。」
Aさん「そうなの。だから誰でも医学部に行けるようにして、大学で学んだ中でできなかったら卒業できないようにすればいいんだよ。医学部って国家試験あるけれど、司法試験とかと違って6年間ちゃんと大学で勉強してたら8割は合格するの。医学部入ればほぼ医者になれるんだよね。学閥とかもすごいし。あと、3代まで続いた医者の家系だったら、ほかの人のテストよりも全然簡単で、かなり教科数とかも少なくて入れる場合もあるんだよ。」
私「簡単な試験でパスしちゃうの?そういう人が医者になって大丈夫なの?」
Aさん「国家試験受からないとなれないから大丈夫だと思う。人の命預かる仕事だもんね。」
私「でも、Aさんが医者になったらホントおもしろい。すごい経歴の医者だよね。」
Aさん「そうなったら(女医のタレントさんの名を挙げて)彼女のイス奪ってやる!とか?超どん欲でしょ(笑)」
最後のほうはもちろん冗談ですが、
「医者になるために必要な金額 = 5000万円」ということは私にとって、「医者はお金持ち!」と表面的な感想を持つだけでなく、そこからなにが問題になっているのかを考えるいいきっかけになりました。
また、小さな疑問点を口に出すことで、いろんな人の意見や本音をかいま見ることができました。医療の問題は誰もが直面するので、自分の感覚として意見を持っていたほうがいいですね。
「5000万円は高過ぎる!」
「誰もが医学部に入れるようになるべき!」
自分の中では、ちょっと過激かな?と思っていた意見でしたが、周りの人が思いがけず同じような感覚だったのが、嬉しかったです。
万一、私に子どもが生まれたら、医者という選択肢のある教育環境であって欲しいと、改めて思っています!
「5000万円に、負けてたまるか!」
今は、そんな気持ちです!
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