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特定外来生物、オオキンケイギクって知っていますか?

いつも走っている埼スタ周りの花を、このブログで紹介したのですが(記事は6/10のもの。こちらをクリックしていただくと読めます)、名前のわからない黄色い花がありました。

DC_VjkwNDAwNDW9WA.jpg


すると、「この花は、特定外来生物に指定されたオオキンケイギクだと思います」とメールで教えてくださった方がいました。河野隆行さんとおっしゃるプロカメラマンさんです。

特定外来生物??? それってブラックバスとか、カミツキガメとかと同じ外来種? 植物にもあるの? と思っていたら、あるんですね。河野さんは、環境省の参考URLも教えてくださいました。

「特定外来生物固定マニュアルー植物」
http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/manual/shokubutsu.pdf
「外来生物法」に関しては下記をご参考に。
http://www.env.go.jp/nature/intro/

オオキンケイギクは北アメリカ原産の花で、開花期は5~7月。高さ30~70センチで束になって生える花です。ワイルドフラワー緑化で多用され、路傍、河川敷、線路際、海岸などで野生化したとのこと。そういえば、私が埼スタで見たときも、花札などはなく、貯水池の周りで勝手に生えている感じでした。

外来生物法の目的は、生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止すること。そのために、問題を引き起こす可能性のある海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入を規制し、防除等を行うことを決めています。

つまり、この可愛らしい黄色い花、オオキンケイギクも、駆除の対象となる花ということなのです!

メールをくださった河野さんは、「『オオキンケイギク 各務原』で検索すると、有益な情報がありますよ」と教えてくださったので、早速検索してみました。各務原というのは、岐阜県各務原市(かがみはらし)のことです。

なんで各務原市??? と思ったら、各務原市は公園緑化に熱心な市ということで、毎年『オオキンケイギク祭り』を開催していたようですが、環境省から特定外来生物に指定されて以来、このお祭りが中止になってしまったというのです。いろいろな方が、いろいろなブログでこの黄色い花のことを書いていらっしゃいます。

岐阜市周辺の花の名所などを紹介している方のブログ。
「くまぴょんのお出かけ日記♪」
オオキンケイギクについては、下記をクリックしてみてください。
http://kumapyon0724.jugem.jp/?cid=71

岐阜県立国際園芸アカデミーのHPには、各務原市でのオオキンケイギクの生育分布図も出ていました。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/nob-fuji/coreopsis_lanceolata.htm

ただの可愛らしい花だと思ったら生態系を壊しかねないということ、その対応には賛否両論いろいろあるということなどを知りました。

ちょうどその日、テレビでカミツキガメのことなどをやっていて、外来生物のことってちゃんと知らないとまずいよなあと思っていたところでした。
このオオキンケイギクのこともブログで紹介したいと思ったところ、河野さんは「ぜひお願いします」とおっしゃって、写真も送付してくださいました。(写真はクリックすると大きくなります)
DC_MjAwOTA2MDNfMTM4kR8.jpg

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DC_MjAwOTA2MDNfMTYzjyA.jpg

(写真撮影/河野隆行さん)

この写真は、茨城県の「神栖市知手中央」辺りで撮影したものだそうです(神栖市といえば、大学時代の友人が住んでいるところですよ~! 私にとってむちゃむちゃ親近感のある場所です)
河野さんは別の撮影でこの地を訪れ、あまりの光景に驚いて再訪して撮影されたとのこと。
「私もオオキンケイギクのことを知ったのはつい2ヶ月ほど前で、それまでは植物で指定されているものがあるとは全く知りませんでした。まわりに聞いても、特定外来生物の記事を書いたばかりの編集者がひとり知っていただけでした。環境省も予算不足でPR出来ないのが実態のようですし、自治体によってかなり温度差もあるようです」とのことでした。

みなさんの周りに、この黄色いコスモスに似た、オオキンケイギク、咲いてませんか? 高速道路脇なんかにも、いっぱい咲いているようです。繁殖力が強いので、他の花を覆い尽くしてしまうとか。

黄色い花の絨毯はキレイなんですけれど…。なんだか複雑ですね。でも、「堤防で繁殖すると、結構まばらに生えるため土壌流出の原因ともなって川の管理者は困っているようです」(河野さん)なんて話を聞くと、悠長なことは言っていられません。

地球に優しくとか、環境について考えようとか、私たち人間はいろいろな試みをしていますが、自然はそれよりももっともっと大きな循環で動いていて、元の原因が人間だとしても(それも悪意はなく善意の行為だとしても)もう人間の手ではどうしようもないところまで来てしまっているのかもしれません。なんだかむなしくなりますが、私たち人間も自然の一部だと謙虚に思って、まずは知ること、そしてなにが出来るのかを自分で模索していくことが必要なのだと思います。

今朝、埼スタを走ったら、オオキンケイギクは刈り取られたのか、姿はありませんでした。

代わりに…といってはなんですが、こんな花が咲いていましたので、紹介します。
DC_SW1hZ2UwMDV6UQ.jpg
たぶんネジバナだと思うんですけれど…。写真が下手でわかりにくいですね。
ネジバナはラン科の多年草。先日、Herbal MOMOさんのハーブ畑でも見ましたが、埼スタにも咲いていました。雑草に間違えられそうですが、本当に可愛らしい姿で、見つけたときはうれしくなってしまいました(雑草っていったって、草は草として存在意義があるんですよね…)

花の可愛らしさに心癒されながら、人間の身勝手さを恥じる気持ちになる、そんな出来事でした。



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この記事へのコメント

  • 1,
  • きのこ(torajya3291)さん
  • 2009/07/05 23:53
はじめまして。
「はぐれけんきゅういん♀リターンズ」というブログを書いている、きのこと申します。
私も、オオキンケイギクに関して幾つか記事を書いております。
トラックバックをお送りいたします。よろしくお願いします。
(もし内容にそぐわないようでしたら、お手数ですが削除して頂ければと思います。お願いいたします。)

  • 2,
  • こたにさん
  • 2009/07/06 09:02
きのこさま、コメントおよびトラックバック、ありがとうございます!
オオキンケイギク、まだ家の近所にもちょろちょろ咲いていました。キレイな花なのに、なんだか切ないですが。
ブログで書かれていた見分け方、特に葉っぱの「のっぺり」というのが、とてもわかりやすかったです!

  • 3,
  • sugarさん
  • 2009/07/06 16:59
はじめまして。
私,Z会ブロガーの一人で,<リンク:http://www.zkaiblog.com/hi07/>sugar</リンク>と申します。

オオキンケイギクではないですが,今朝,asahi.comで,<リンク:http://www.asahi.com/national/update/0703/OSK200907030083_01.html>オオサンショウウオに関する外来種の記事</リンク>を見かけました。

外来種が一旦根付いてしまうと,元に戻すことはできません。
自然現象は不可逆であることを,教育の場でも強く訴える必要があるように思います。

  • 4,
  • こたにさん
  • 2009/07/06 17:15
sugarさま、コメントありがとうございます。
オオサンショウウオの記事、読ませていただきました。国の天然記念物と外来種ですか~、固有種との交雑種って…なんだかこっちも勝手な人間の行動の犠牲(?)になっている…としか思えませんね。21世紀は人も動物も(そして植物も)共存する世界に…といわれてた記憶がありますが、現実は人間、どうしていいのかわからないのではないでしょうか。少なくとも私はわかりません。
おっしゃるような「自然現象は不可逆」ということは、身を以て経験したり、まさにそうだと感じない限り、頭でっかちな人間にはわからないのかもしれませんね。オオサンショウウオには罪はないのに…。彼らなりにたくましく生きてくれと思うのみです。
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写真はオオキンケイギク(河野隆行様 撮影) 先日「超簡単なオオキンケイギク(特定外来生物)の見分け方」をアップしたところ、カメラマンの河野隆行様よりメールを頂きました。 ご指摘を含め、大変有用な情報が沢山ありました。 許可を頂きましたので、ご紹介致します。 (河野様、本当にありがとうございます。)