生体リズムという言葉を知っていますか?
あるいは、概日リズムというとピンとくるかもしれません。
ヒトを含めて多くの生物は、時計や太陽の刺激がなくてもおよそ24時間周期で内部環境が一定の変化を見せます。しわゆる生物時計に従うわけです。
内部環境が変化、すなわちホルモンのバランスなどが変化するわけですから、いろんな反応に影響が出ます。
そのひとつに、病気の発作が挙げられます。
いくつかの慢性疾患の発作は、特定の時間帯に起きやすいことが統計的にも確かめられているそうです。
たとえば片頭痛は午前8時ごろ、喘息は午前5時ごろといったふうに。
このうち喘息などのように就寝中に起きやすい発作を予防するために、こらされている工夫があります。
錠剤やカプセルを就寝前に飲むと、すぐに溶けるのではなく巧みな放出制御によって、狙った時間帯に薬が放出されるようになっているものがあるのです。
たとえばカプセルに吸水性のゲルで栓がしてあって、じわじわと水分を吸収して膨らんだらポンと外れるようになっている製剤が実際にあります。
何気なく小さな錠剤やカプセル1粒に、実は技巧がぎっしり詰まっています。
以上、明日の試験範囲からの紹介でした