Z会ブログトップへ

2012.04.11 18:00

こんにちは。
副隊長(化)です。

今日は先日発表した
2012年度前期 化学 難易度ランキング(問題ブログ版)
(↑リンク先にランキングがあります。)
についてのお話の続きです。
ついに東大です!

ランキングを見ると東大化学は最上位の問題ばかりではないのです。
かといって易しいわけではありません。
難しい問題も潜んでいます。
取れるところでキッチリとっていくことが大切!

それから,東大だけ大問1-1,1-2…なんてなっていますが
「東大化学は大問は3題では?」と思った方。
半分正解。
東大は大問3題ですが,それぞれがさらに中問2つにわかれていて
テーマも異なります。
結局,大問6題に挑むのと同じわけですね。
75分間ほどで。
えらいことです。
なので,基礎力,応用力,思考力,計算力,論述力,集中力,
落ち着き力(こんな言葉あるのか??)…どれも不可欠。

また,先日の東大物理でも挙げられていましたが…
東大理科の解答用紙は,
大問ごとに罫線が引かれた解答スペースが与えられます。
設問ごとに区切られていません。

自由に書けばいいのですが,
結論までの過程や,図など書くべきことを細大漏らさず,
限られたスペースに書くのは,結構難しいことです。

この解答用紙も含めて,東大入試に即応している,
東大理科の講座は,9月からはじまります。
それまでは,じっくり基礎を固めましょう。

さてさて,コメントを見てみましょう。
--------------------------------------
東大大問1-1(第13位)
化学担当のコメントはこちら。
・図1-2の読み取りが少し厄介。
 ただし,この分野の典型問題に取り組んでいれば解答は可能。
 東大の第1問としてはコンパクトな問題なので,
 できるだけ時間を短縮できるよう意識しよう。

・凝固点降下で,溶液の場合に凝固中に
 温度が下がっていく理由は定番なので
 論述できるようにしておこう。
 他の問題も,リード文から類推すれば答えられるはず。

東大大問1-2(第7位)
化学担当のコメントはこちら。
・扱われているのがポリスチレンだが,
 こちらも浸透圧の典型問題で対応は可能な問題。
 むしろ,この範囲では2012年の東工大前期4のような
 液柱に関する考え方こそマスターしておくべき。

・高分子化合物が扱われているのでややこしく見えるが,
 実態は化学平衡と浸透圧の計算であり,考え方自体は
 それほど難解ではない。
 浸透圧については手薄になりがちなので要注意。

東大大問2-1(第26位)
化学担当のコメントはこちら。
・オは「共有結合性」と「イオン結合性」がキーワード。
 一度この手の問いに当たっていないと答えにくい,
 少し突っ込んだ問いであった。東大の論述問題は
 「何を答えるのか」決めにくい場合も多く,
 論旨に迷ったら,ひとまず別の問題に進むとよい。

・結晶格子は計算が煩雑なだけで,基本的な内容。
 反応熱の計算も基本的なので完答を目指したい。

東大大問2-2(第25位)
化学担当のコメントはこちら。
・カ~ケ,サについて東大受験生は必答。
 コバルトの錯体については,配位子数の決定も含めた問題を
 一度解いておけばよいだろう。
 コの滴定も考え方はそれほど難しくはない。
 中和と同じように考えられればOK。

・錯体は東大で過去にも繰り返し出題されているので,
 過去問を解いていれば易しかっただろう。
 EDTAの滴定は面食らったかもしれないが,
 それ以外は確実に解いておきたい。

東大大問3-1(第11位)
化学担当のコメントはこちら。
・手間がかかるという点でいわゆる東大の有機よりは
 むずかしめであった。しかし,反応一つ一つはごく基本的なもの
 であるので,夏休み後半に芳香族の反応の整理として
 時間を気にせず,じっくりと取り組んでおくとよいだろう。

・収率や元素分析,鏡像異性体の問いは,
 いたずらに面倒なだけであまり良い問題ではない。
 反応経路も,手がかりさえつかめれば順当に答えられるはず。

東大大問3-2(第24位)
化学担当のコメントはこちら。
・珍しくポリマーの問題が出題されているが,
 計算問題がないため,しっかり得点したい。
 どうしても対策が遅れがちになるが,
 東大で頻出というわけではないので,
 センター後に取り組むのでよいだろう。

・高分子化合物が扱われるが,構造は簡単に決まるであろう。
 ポリ乳酸が生分解性プラスチックで分解されやすいことは
 知っておいてよい知識。

--------------------------------------
なるほど。なるほど。
今はピンとこないコメントもあるかもしれませんが
過去問を解き終わったり,ある程度実力がついてきたぞ!
という時期にもう一度読んでみると,今とは感じ方が
違うかもしれないですね~。

では,東大化学はこれでおわり。
あすは,いろいろな大学に触れたいと思います!

【副隊長の問題】
問題なし!
Tags :
大学受験
化学
ランキング
2012年度
ソーシャルブックマーク:

この記事へのコメント

  • 1, とある東工大志望さん 2014.12.29 23:36
    東大を中問に分けるなら東工大も中問に分けてあげてください•••
    まあそんなことしたらランキングがもっと東工大まみれになるか••

印は入力必須項目です。
※ログインしていると自動的に名前が挿入されます。

名前
URL
Mail
コメント
画像

画像認証 :

※表示されている数字を半角で入力してください。

 

トラックバックURL

トラックバックURL
【トラックバックにつきまして 】
Z会ブログでは、トラックバックにスパム対策を講じております。
Z会ブログの記事へトラックバックを送信する際には、トラックバック元の記事の本文中に、トラックバック送信先の記事の「ページURL」を記載してください。「ページURL」が含まれていないトラックバックは受け付けできません。
なお、一部のブログやサービスからのトラックバックは受け付けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

プロフィール

プロフィール画像
入試問題みつめ隊
入試問題をあっちこっちから見つめていきたいと思います。
※画像は隊長の後姿。

カレンダー

<<   2017年12月   >>
          01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

新着記事