みなさん、こんにちは。Z会リベラレススタッフ一同です。このブログでは、Z会リベラレスで開催したイベントや講座の様子などをお届けしていきます。遠方にお住まいの方にも、Z会リベラレスの様子を少しでも共有できればと思っています。
Z会ブログトップへ

2016.09.28 21:05

こんにちは!ブログ初登場、リベラレス大学生アドバイザーのオオイです。
 
もうすぐ10月に突入しますね。一年前のこの頃、私は自分に合った参考書選びに四苦八苦していました。
私は理系で、生物と化学を選択していたのですが、参考書を探している際に生物の参考書が化学、物理と比べて圧倒的に少ない、という事実に直面しました。生物選択者が少ないからなのでしょうが、当の生物選択者からしてみれば、非常に苦しい状況です。なかなか自分にピッタリな参考書が見つけられませんでした。
 
ということで、今回は私のおすすめの生物の参考を紹介していきたいと思います。主に生物選択者向けの記事となってしまいますが、その参考書を選んだ私なりのポイントも書いていくので文系の方、物理、化学選択者の方も参考にしていただければと思います。
 
まずはじめに紹介するのは『生物 知識の焦点(Z会出版)』です。

≪おすすめポイント≫
1.説明が詳しい、かつ要点が分かりやすい。
教科書で少ししか触れていない内容も事細かに説明してくれているため情報量が非常に多いです。しかし一方で各単元の要点は簡潔に色を用いてまとめられていて、主旨を見失う心配がありません。
2.図やデータが多用されている。
受験に頻出する図やイラストはこの参考書にすべて掲載されています。また、フローチャートを用いた複雑な現象の解説、内容をまとめた表などが随所に見られ、視覚的に内容を覚えることが可能です。
3.単元ごとにレベル表示がされている。
各ページの上部を見ると5段階でその単元の難易度が示してあります。つまり、自分のレベルに合わせて読む単元を選択することが可能なのです。低いレベルの単元から学習していき、マスターしたら高レベルの単元にチャレンジしていくことによって基礎をしっかりと固め、徐々にハイレベルな内容に取り組んでいくということができるのです。
 
続いておすすめするのは、『生物の必修整理ノート(文英堂出版)』です。
≪おすすめポイント≫
1.理解度を確認できる。
生物において最も恐ろしいのは「分かった気でいること」だと思います。学んだあと知識の確認をせずに次に進むのは非常に危険です。この問題集は単純な穴埋め問題と基本問題のみで構成されているので、知識確認にはもってこいです。
2.センター試験勉強にうってつけ。
センター試験に必要となる基本的な知識が網羅されているのでセンターの直前まで繰り返し解くことで知識をより正確なものにしていくことができます。私は問題をコピーして、何回も解きなおせるようにしていました。
 
最後に紹介するのは、『理系標準問題集 生物(駿台出版)』です。
≪おすすめポイント≫
1.実際の一般入試問題を取り扱っている。
掲載されている問題はすべて一般入試問題であるため、一般入試で出題される記述問題や複雑な計算問題、思考問題に慣れることができます。特に記述問題は、様々な問題を繰り返し解いてコツをつかむことが重要となってきます。実際の入試問題が解けるようになると、自信もついてきますよ!
2.解説が詳しく、丁寧。
一般入試問題を取り扱っているということもあり、掲載されている問題は比較的難解なものが多く、理解することが困難なものもありますが、この問題集についてくる解説はとても分かりやすく、事細かに説明してくれているので、問題を完璧に理解するのに大変役に立ちます。一冊解ききれば、大きく成長することができると思います。
 
以上、私のおすすめの参考書でした。少しでもお役に立てればと思います!
どんな教科でも基礎知識をしっかり備えることは何より大事だと思います。自分のレベルに合ったものをマスターし、着実にレベルアップさせていけば、確実に力をつけられるし、自信にもつながるでしょう。応援しています!
Tags :
生物
大学受験生
ソーシャルブックマーク:

2016.09.26 19:51

こんにちは、リベラレス大学生アドバイザーのソメヤです。
 
9月もあとわずかとなり、東大生にもついに新学期がやってきました。ということで今回は、東大のとあるあまり知られていない授業制度について紹介したいと思います。
 
 
高校までは普通、外国語を勉強するというと英語だと思いますが、大学では英語以外の言語も第二外国語として勉強することになります。(文系には第三外国語もやる人もいるようです。) 選択できる言語は大学にもよりますが、主なものとして、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、韓国語、イタリア語などがあります。
 
ここまで聞いて、楽しそう!とか、興味が湧いた!と感じた人に是非おススメしたいのが、今回紹介するTLP(トライリンガル・プログラム)という制度です。
 
TLPとは、東京大学において、入学試験での英語の成績優秀者(上位一割程度)の中で文理を問わず希望者が取ることのできる(希望者が多い場合は選抜されます)制度のことで、第二外国語(現時点では中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語のみ)の運用能力を集中的に鍛えることを目的としたものです。
 
具体的には、入学した全員が取らなければならない必修の第二外国語の授業のほかに、必修の方で選択した言語と同じ言語で、より会話などに力を入れた授業をとるという感じです。必修の授業は基本的に日本人の先生が日本語で行いますが、TLP生用の授業にはネイティブの先生が英語と勉強する言語だけで行う授業もあります。(もちろん日本語厳禁です!)
 
そんなの無理!って思われる方もいるかもしれませんが、一緒に受けている生徒皆が初めて習う言語なので何も問題ないです。先生が何を言っているのかをクラスの皆で推測し合ったりするのも楽しいですよ。私はTLPフランス語を取っているのですが、初めたころは、読むことすら全くできなかったのに、前期の最後にはちょっとしたアドリブの会話の試験が問題なく受けられるようになりました。単純に普通よりも授業数が多いこともそうですが、何より楽しく勉強できることが上達の秘訣だと思います。会話練習が多く取り入れられているので、次はこの表現を使ってみようなどとわくわくしながら勉強することができました。
 
と、まあこのように楽しく第二外国語が学べるという制度です。この他にもTLPを取っていると留学の援助をうけられるなんてこともあるので、もしチャンスがあり、興味があるのであれば是非是非取ることをおススメします!
 
以上、東大に入ったらこんなことも出来るよ!という紹介でした。この他にも東大にはあまり知られていない魅力がたくさんありますので、今後も紹介していき、読んでくださる方の勉強へのモチベーションを少しでも上げられればいいなと思います。487b49b1fe54301c344ca8a4ad78b16ba9c1f8b1.JPG

↑実際に授業で使っている教科書です。

Tags :
ソーシャルブックマーク:

2016.09.20 19:51

こんにちは、リベラレス大学生アドバイザーのイシハラです。
 
最近は涼しい日が増えだいぶ秋らしくなってきましたね。「読書の秋」ということで、今回のブログのテーマは『英語の本を読もう!』です。
 
英語の本を読む、いわゆる英語の多読、と聞くとなんだか難しく感じる方もいるかもしれませんが、初めから難しい本を読む必要はありません
私の通っていた中学・高校でも英語の多読を行っていたのですが、初めは文字よりも絵のほうが多いようなごく易しいものから読み始めました。易しいものをたくさん読んで、慣れてきたら少し難しめの本を読んで…、と少しずつ進めていけば、次第に文字数の多い、語彙も難しめの本が読めるようになります。
 
英語の多読の良い点はたくさんあります。
 ・純粋に楽しい

 物語からノンフィクションまで様々な本があるので、英語に苦手意識がある方でも「英語の勉強」と思わずに楽しめると思います。

英語の長文への抵抗がなくなる

 多読で英文に慣れていると、長文問題等への抵抗がなくなると思います。英語への抵抗がなくなれば演習もたくさん積めるのではないでしょうか。

英文を読むのが速くなる

 多読は英文を読むトレーニングになり、英文を読むスピードが上がります。英文を読む速さはすぐに上がるものではありません。多読で鍛えられた速読力は、スピード勝負の入試では武器になることでしょう。

英語を英語で理解する力が付く

 英文を一文ずついちいち日本語に直して考えていては、模試や入試で時間が足りなくなってしまいます。英語を英語のまま理解することを心がけて多読を行っていれば、英文がスラスラ読めるようになりますよ。

 

リベラレスにも数冊英語の本が置いてありますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

3872a54c9d6cc6fdf2fc84b7cc02fab274573e97.jpg

 

また、リベラレスでは現在「書籍投票」を行っています(詳しくはこちら→ http://www.zkaiblog.com/liberales/58340 )。あなたのおすすめの本がリベラレスに置かれるかもしれません。みなさんのご参加お待ちしております。

Tags :
英語
ソーシャルブックマーク:

2016.09.19 20:12

こんにちは!リベラレス大学生アドバイザーのワタナベです。

入試まで半年を切りましたね。受験生の皆さんは志望大学対策の演習に取り組み始めたころかと思います。

 

しかし、特に記述問題に触れ始めたばかりの皆さんは、どのように解答を組み立てたらよいかわからない、よりよい答案の書き方がわからない、といったお悩みを抱えているかもしれません。

 

そこで紹介したいのが、東大志望の受験生、そして高2生を対象としている添削問題ゼミです。

皆さんにあらかじめ添削問題を解いていただき、その解答をお互いに見せ合い、意見交換することで自分の答案を客観的に見てもらう機会を設け、お互いに答案作成力を磨いていきます。

たとえば、数学でしたら思いもよらなかった別解、国語や英語でしたらよりよい表現方法などに気がつく可能性があるでしょう。

質の高い答案を書くことができれば、皆さんの得点力上昇が望めますのでおすすめです。

また、先生に教わるのではなく、自分と同年代の受験生の解答を参考にすることで、よい刺激にもなるのではないかと思います。

 

ファシリテーターは私を含む、現役大学生アドバイザーが担当させていただきます。

詳しい日程等はホームページ(http://www.zkai.co.jp/home/liberales/service/index.html)をご確認ください。

リベラレス基本料金内で受講することが可能ですので、気軽に参加していただければと思います。

Tags :
東大
協働学習
大学受験生
ソーシャルブックマーク:

2016.09.12 20:03

こんにちは!リベラレス大学生アドバイザーのワタナベです。
長かった夏休みも終わり、学校も勉強も忙しくなってきましたね。こんな時期にもリベラレスには毎日たくさんの生徒さんが来室されていて嬉しく思います。
 
さて、そんな勉強に熱心な皆さんにお知らせです。
現在リベラレスでは書籍投票を実施しています。
この企画は、皆さんのおすすめする本(一般教養書などもOK!)を紹介していただき、その中から投票で選ばれた本が実際にリベラレスに置かれる、というものです。
皆さんのおすすめする本をリベラレスに並べ、他の生徒さんにも役立ててもらいましょう!
 
投票用紙・投票箱はリベラレスに入って正面の本棚に設置されています。
 
書籍投票所
 
ただいま受付中ですのでどしどし投票してください!
皆さんの投票を楽しみにお待ちしています。
Tags :
ソーシャルブックマーク:

2016.09.08 21:09

こんにちは。リベラレス大学生アドバイザーのソメヤです。
 
前回、前々回の記事でツルミさんが取り上げていました、「現役コンサルタント直伝!フェルミ推定を使った課題解決の方法を学ぼう!」というイベントに私も参加してきました。
当日どういうことをやったのかについては、ツルミさんの記事を読んでいただければ分かると思いますのでここでは割愛させていただくとして、今日は、大学生である私の目線から参加していて感じたことを書こうと思います。
 
 
本イベントは、まず問題が与えられ、次に数分間一人で考える時間があり、その後グループになって話し合う、という流れで進められたのですが、私は他のZ会スタッフの方々と同様に、ファシリテーターとして、グループの話し合いに入らせていただきました。
そこでみなさんの考え方を聞いていて、多くの方が直前に現役コンサルタントの相原さんが例題を用いて説明してくださったやり方に沿って自分の考え方をまとめられていたことに驚きました。
初めて聞いた方法を、たった数分後には自分のものにしてしまうというのは誰にでもできることではありません。
こういった力は、例えば大学受験で見たこともないような題材から出題されたときに、問題文の例を見てどのように解けばいいのかを読みとるのに、さらには社会に出て新しい環境に適応するのにも必要な力だと思います。
 
また、相原さんのお話に出てきた「コアスキル」の重要性は、大学に入ってからひしひしと感じています。大学では、高校までにはないような、教科の枠に収まらない授業が多くあります。(例えば一見物理のことをやっているようで社会問題が深く絡んでいるなど)
そういった授業を理解していくために大切なのは、物理の細かい知識などといった専門的な知識というより、論理的な思考力や判断力といった「コアスキル」なのだと思います。
そして、めまぐるしく変化する社会の中で変わらず必要とされ続ける力だと相原さんもおっしゃっていましたように、これは社会にでてからも言えることです。
 
 
最後に、参加者からお寄せいただいた質問や感想に、講師の相原さんからコメントをお寄せいただきましたので、紹介したいと思います。
 
 
 
95c54c9f1fe2ac6c1607b941fb06eb90cd532ac5.jpg
 
 
 
1.「毎日の生活の中で、どのような事に気を付ければ本日のような課題解決能力が養われるでしょうか?」
 
一番大事なことは、日々の暮らしの中で様々なことに問題意識を持つことです。二番目は問題意識を基に自分で「問い」を立てること、三番目に自ら答えを考えることでしょう。
 
例えば、「関東ではこの夏、ダムの貯水率が例年を大幅に下回り取水制限を開始した」というニュースを見たときに、ただ「ふーん」と観ているだけではなくて「これはなんとかしないといけないのではないか」と問題意識を持つことが大事です。そして例えば「このまま1か月間、1適も雨が降らなかったとしても貯水率の減少幅を10%未満に収めるためには1世帯当たりどれだけの節水をしなければならないか」といった問いを立てます。あとはフェルミ推定を使って回答を出し、現実的な回答かどうかを評価する、といったことを行います。
 
これは何もニュースに限ったことではありません。スーパーに買い物に行ったとき、旅行に行ったとき、通学時などいつでもできることです。
 
スーパーであれば勝手に「お惣菜の売上を倍にするにはどうするか」、旅行先では「オフシーズンの温泉旅館の稼働率を繁忙期と同等にするには」、通学時では「満員電車の乗車率を100%以下に下げるには」、などと考えてみることです。そしてそれを「勉強」としてではなく、普通の会話の中に自然に取り入れて話すことができれば相当な課題解決能力の訓練に繋がると考えられます。
 
2.「親が教えてやれない事を学ぶことが出来てよかったと思います。」
 
フェルミ推定というものは学校で習うことではなく、一般常識でもありませんので保護者の皆様が認知されていなかったことは自然なことです。
 
ただ、保護者様がご家庭でできることは多々あると思います。お子様との会話の中で、講座の冒頭でお話ししたような世界や職業、働き方の変化について意見を交わすだけでもプラスになることは多々あるかと思います。また、テレビなどで環境問題や難民問題、自然災害など現実に起きている問題を目にしたときに「この問題はどうして起きたのだろうね?」と問題提起して考えるきっかけを与えるだけでも、継続すると大きな効果に繋がる可能性があります。もちろんその場合、お子様の意見をあからさまに否定することは避けた方がいいのは言うまでもありません。とはいえ明らかに間違っている場合は「どうしてそう言えるのかな?」とか、「他にこんな見方もないかな?」とさりげなくサポートしてあげるとよいでしょう。結局のところ、「お子様に教える」というよりは「お子様が学ぶのをサポートする」という役回りの方がうまくいくのかもしれませんね。
 
3.「考え方を知っているかどうかによって結果が異なることは多いと思うので、このような機会はとても貴重だと感じました。」
 
ご指摘のとおり「考え方を知っている」ということは大きなアドバンテージになる可能性があります。そして真のアドバンテージを得ようとするならば、さらに進んで「本質を理解し」、「体得し」、「応用できる」ようにすることが必要です。今回の講座で取り上げたフェルミ推定そのものは単なるツールなので、フェルミ推定を使いこなせるようになるだけでは使える場面が限られてしまい、社会で大変役に立つというところまでは望めません。しかしながら講座の最後にお伝えしたような、問題に取り組む姿勢や思考方法に踏み込んだ内容を理解し、何度も実践とフィードバックを繰り返して体得し、さらに質の異なる問題に直面した際に考え方を応用できるようになれば、極めて汎用的なスキルになり、強力なアドバンテージになることは間違いないでしょう。
 
そしてもう一つ大事なことがあります。今後、益々世界が変化し問題が複雑化していく中では様々な分野の専門家が集まって協力しながら問題を解いていくことが増えていくと考えられます。その際に、問題に対する「考え方」が各々異なる状況が想定されますが、誰の「考え方」が正しいかを決めるというよりは複数の「考え方」を聞いた上で議論し、より良い「考え方」を皆で生み出すということが重要になるでしょう。そのとき自分の「考え方」を人に説明し、他人の「考え方」を理解し、建設的に議論をして柔軟に対応できる力が必要になるのではないかと考えられます。
 
4.「(入社試験で)フェルミ推定が問題として出題された場合の評価基準というのはどういう点となりますか?」
 
評価をする人によって若干異なることはあるかもしれませんが、私が評価者であれば講座の最後にお伝えした「3つの姿勢」と「3つの思考」が身についているかどうかを評価します。
 
振り返りになりますが、「3つの姿勢」とは「1.未知の問いに挑戦する勇気」、「2.最後まで諦めずに試行錯誤する粘り強さ」、「3.結果ではなく考えるプロセスを大事にする姿勢」です。
そして「3つの思考」とは「A.最初にゴールまでの道のりを考える仮説思考」、「B.全体を構成する大きな枠から考えるフレームワーク思考」、「C.本質的に重要なことだけにフォーカスするシンプル思考」です。
 
これらの点はどれも重要ですが、あえて優先順位を付けるとすると上述した順番になります。なぜなら、1.そもそも挑戦しようという勇気がなければ何も始まりませんし、2.挑戦しても途中で投げ出せばそこで終わってしまいます。また、3.結果だけを見ているとより良い答えを見つけることが困難になってしまいます。そしてA.仮説思考ができないと無駄な作業が多くなり素早く答えを出せませんし、B.フレームワーク思考ができないと重要な視点が抜けてしまいますし、C.シンプル思考ができないと些末なことに拘って大局観を見失ってしまうからです。
 
さらに、フェルミ推定を面接で出題する場合には受験者の回答に対して突っ込んだ質問をしたり、否定をしたりして反応を見ることが予想されます。
 
そのような場合には落ち着いて面接官の質問や指摘の意図を汲み取り、自分の回答を補う説明をしたり、場合によっては指摘を受けて考え方の誤りを認めた上で修正するなど、柔軟な対応ができるかどうかも評価対象となるでしょう。これはフェルミ推定の問題を解くことだけで対策することはできず一朝一夕の準備ではどうにもなりませんが、常日頃から他人の意見を真剣に聴き、真摯にかつ柔軟に対応することが出来ていれば問題にはならないでしょう。
 
 
 
参加されたみなさんは、今回のイベントを通してどう感じましたか。
多くの方に、考えること、そして他者に表現することの素晴らしさを感じていただけたならとても嬉しく思います。今後もこういったイベントは開催していきたいと思っておりますので、興味がある方は是非いらしてくださいね!お待ちしております!
Tags :
ソーシャルブックマーク:

2016.09.04 22:48

みなさん、こんにちは。リベラレススタッフのツルミです。
 
前回の記事に引き続き、「現役コンサルタント直伝!フェルミ推定を使った課題解決の方法を学ぼう!」のレポートです。
 
前回の記事では「論理的に考えるにはどうすればよいのでしょうか」と問いかけをしました。論理的に考えるって、簡単なようで意外と難しい。でも必要なのだから訓練する必要があります。いろいろな方法がある中で相原先生が紹介したのが「フェルミ推定」です。
 
「フェルミ推定」って何でしょうか。Wikipediaでは「フェルミ推定」を次のように説明しています。
 
実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算すること
 
前回記事の最初に「実際に調査するのは難しいがある程度の根拠を持った答えがほしい問題がたくさんある」と書きました。フェルミ推定は、そうした問題に一応の答えを出す考え方です。相原先生は「コンビニエンスストアの売り上げはいくらくらいだろうか?」という問題を例に、フェルミ推定を紹介しました。
 
さあ、聞いているだけではフェルミ推定ができるようにはなりません。実際に問題を解いてみましょう。
 
【問題1】
「あなたは1日に何歩あるくでしょうか」
 
万歩計をつければ正確な数字が出ます。でも、この数字をいま知りたい! さあ、どうする!?


 
まずは自分で考えて、その後、割り振られたグループで意見を出し合い、グループとして「求め方」を検討します。
 
「ええっと、1日に歩いている時間がわかれば、1秒に1歩くらい歩くとして、何歩歩くかわかると思います。」
「私は、歩く距離がだいたいわかっているから、歩幅で割れば歩数が出ると思って計算しました。」
 
そうです、考え方はひとつではありません。ここで大事なのは、他の人の意見を否定しないこと。自分には浮かばなかった考え方があるのかもしれないし、自分の考えと同じように見えても実は新しい考え方かもしれないからです。それに、「正解」はないんです。答えを導き出す方法はひとつだけではないかもしれません。

 
相原先生が声をかけます。
 
「発表が終わったら、みんなの意見から最高の考え方をまとめよう!」
 
グループとして「これが最強!」という考え方をまとめます。
 
「考えたらさ、歩くときのスピードによって、1秒で歩く歩数って違うんじゃない?」
「走るときは1秒に3歩くらいかもしれないけど、ゆっくりと歩くときもあるから、平均すれば1秒で1歩くらいでいいんじゃないかな?」
 
こちらのグループは「歩いている時間」に注目しました。別のグループは「歩く距離」に注目しました。
 
「行き帰りの歩く距離はわかるけど、学校の中でも歩いているじゃん。その距離をどうする?」
「うーん……」
「だいたい学校で歩いている時間って、家から駅までの時間と同じくらいだから、距離も同じくらいだと思うんだけど……」
 
おや、「距離」だけに注目するのではなく、「時間」も参考に距離を求めています。
 
「じゃあ、うちのグループはこの意見でいこうか?」
「そうだね、これで計算すると……私の場合1万歩ってなって、一度万歩計で数えたときと同じくらいの結果になったよ。」

 
そうして、各グループが発表をします。繰り返しますが「正解」はありません。でも相原先生の注意があります。
 
「実際に計算して、たとえば30歩とか30万歩とか、明らかにおかしい数字が出たのであれば、もう少し工夫する必要があります。」
「繰り返しになりますが、『正解』はありません。大事なのは『理由をつけて数字が出せた』かどうかであって、結果が1万でも1万2千でもいいんです。だいたいこれくらいという数字が出せたかどうか、なんです。」
 
みんな数字が出ましたから、合格ですね!
 
そして2問目が出されました。
 
【問題2】
日本の中学生のうち何人がポケモンGOをプレイしているでしょうか?
 
今度こそ、「正解」が誰にもわからない問題です。それでも皆、「フェルミ推定」でこの問題に取り組みます。

 
「だいたいクラスの8割がスマホを持っていて、ポケモンGOをインストールしている人が半分くらいで、実際にプレイしてるのがその8割くらいだから、全国の中学生の人数×0.8×0.5×0.8で答えが出ると思いました。」
「だいたい同じですが、私は、日本でポケモンGOをプレイしている人数を求めて、そのうちに中学生がどれくらいいるかを考えました。」
 
みな自信がなさそうです。でも、大丈夫、誰も(相原先生も!)「正解」を知らないんです。理由がつけられれば、どのような式だってOKなんです。
 
問題1と同じように、グループで「最高の!」考え方をまとめます。
 
「中学生の人数って、どう求めるんだろう? 誰か知ってる?」
「知らないけど……日本の人口が1億2千万だから……3%で360万人くらい?」
「なんで3%なの?」
「100歳まで生きるとすれば、中学生は、その中の3年間だから3%かなって。」
「私は80歳まで生きるとして、3/80として計算したんだけど……。」
 
別のグループでは別の考え方をしています。
 
「1クラス36人で、学校に1年から3年間で合計10クラスあるから、うちの学校の中学生は360人。各都道府県に平均すれば200校くらい学校があるとして、360×200×47でだいたい340万人と求めました。」
 
さらに別のグループでは、実際にプレイしている人の割合を検討しています。
 
「自分のクラスでは、36人中20人がプレイしてるって。」
「多っ! 私の周りだと、8人に1人くらいかなあ。」
「え……私の周りは10人に1人なんだけど……。」
「平均しようよ。全部足して、54人に22人だから……4割くらいかな?」
 
そして発表。結果はばらばらです。でもいいんです、「正解」はないのだから。
 
最後に相原先生がまとめます。今回の講座で身につけてもらいたかったのは、「フェルミ推定」のやり方ではありません。未知の問題に取り組む「勇気」「粘り強さ」「プロセス重視」といった姿勢、「仮説思考」「フレームワーク思考」「シンプル思考」の3つの思考です。これらをすべて持ち合わせていれば、今からでも新人コンサルタントとして働ける能力です。これから少しずつ身につけていってください。
 
こうして、今回の講座が終わりました。参加した皆さんにとっては、これまでに体験したことのない時間だったのではないでしょうか。
 

--- + --- + --- + ---

 

リベラレスでは今後とも、相原先生に講座を担当していただく予定でいます。詳細はウェブサイトでもお知らせしますので、「参加してみたい!」と思われた方は是非、これからもチェックしていてください。
 
また、今回の講座にファシリテーターとして参加したアドバイザーのソメヤさんにも、今回の講座について書いてもらう予定でいます。ソメヤさんの記事も楽しみにしていてください!
 
cd329c901ef2be6af301a5886621ef821a53b418.jpg講座の様子。みんな真剣です!
 
4782d124441b642e9f5859b98381d805ba6bc660.jpg
最後にグループごとにホワイトボードに板書、発表をしてもらいました。
 
Tags :
中学生
高校生
開催レポート
無料イベント
ソーシャルブックマーク:

2016.09.04 21:13

みなさん、こんにちは。リベラレススタッフのツルミです。
突然ですが問題です。
 
日本で何人の中学生がポケモンGOをプレイしているでしょうか?
 
「ンなもん、わかるわきゃないでしょ!」
 
その通りです。全くもってその通りですが、もしこんなキャンペーンをすることになったら、「わからない」で済ませるわけにはいきません。
 
「ポケモンGOをプレイしている中学生に500円分の図書カードプレゼント!!」
(念のため、そのようなキャンペーンはありませんよ!)
 
予算をいくらにすればよいでしょうか。
 
世の中には、「実際に調査するのは難しいがある程度の根拠を持った答えがほしい」問題がたくさんあります。先ほどの「ポケモンGO」の問題は架空の例としても、たとえば「渋谷に集まる中高生にZ会の宣伝チラシを配りたい」と思ったら、何部用意すればよいでしょうか。何カ所かの候補地からコンビニをオープンさせる場所を選ぶとき、「この場所に店をオープンしたら何人くらいのお客さんが来てくれるだろうか」と考えるでしょう。どう求めればよいでしょうか。どちらも実際に数えることは難しいですよね。そんなときに強い味方となるのが「フェルミ推定」という考え方です。
 
9月4日、リベラレスに特別講師!株式会社ビジネスウォリアーズ代表取締役社長の相原秀哉先生をお招きし、「現役コンサルタント直伝!フェルミ推定を使った課題解決の方法を学ぼう!」を開催しました。
 
中高生のみなさんも、いずれは必ず社会に出ます。そのときに、「使えないヤツ」よりは「使えるヤツ」になりたいと思っているでしょう。では「使えるヤツ」になるには、どのような力を身につけていればよいのか? 相原先生には、そのような視点からお話ししていただきました。
 
いま、世の中はものすごいスピードで変化しています。20年前、30年前には存在しなかったものが世の中にあふれ(たとえば、このブログを公開しているインターネットが世の中に現れたのは25年前です)、その頃には存在しなかった職業も例がいくらでも浮かんできます(インターネットがなければ、当然『Webデザイナー』なんて職業は存在しませんでしたよね)。さらに20年、30年も経てば、さらに新しい職業も生まれているでしょうし、いまある職業でもロボットや人工知能に取って代わられるものが出てくるでしょう。そんな時代に、どのような力を身につけていればよいのでしょうか。
 
パソコンが使える?
 
英語がしゃべれる?
 
そうした力も必要でしょうが、もしかしたら、30年後にはパソコンの使い方が大きく変わっているかもしれません。英語だけではなく、ほかの言葉も使えるのが当たり前になっているかもしれません。
 
時代によって必要とされる力は変わってきます。それでも、どんな時代でも必要とされる力があるはずです。そのひとつが、「学ぶ力」。新しいことを吸収する力は、これから先の時代でも必ず必要となるはずです(皆さんが『勉強』するのは、学ぶ力を身につけるためという側面もあります)。そして、「コア・スキル」に分類される力。たとえば論理的に考える力であるとか、他人と協力して仕事をする力などが「コア・スキル」に分類されるでしょう。ではこの「コアスキル」。どのように身につければよいのでしょうか。「論理的に考える」って、どうすればよいのでしょうか。
 
少し長くなりました。この続きは、次の投稿にしましょう。
 

0c62c3122a513db756557b4aa2198ba8c2344901.jpg開始30分前の風景。どんな講座が始まるのか、どきどきです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Tags :
中学生
高校生
開催レポート
無料イベント
ソーシャルブックマーク:

2016.09.02 14:24

みなさん、こんにちは。リベラレススタッフのウチサワです。


8月28日(日)「現役医学部生に聞け! 医学部志望の心構えと対策」を開催しました!
第一部では医学部入試の制度などの講演を
第二部では現役の医学部医学科生が登場して生の声をお届けしました。
早速、その様子をレポートしますね。



■第一部
まずは現状の大学入試制度について簡単におさらいをしてから、
医学部入試に関わる3つのトピックスを紹介。
その中で、医学部が新設されるかどうか話題となった国際医療福祉大学は、
8/31に正式に認可されましたね。これで2017年からは医学部を有する大学は82校になる見込みです。(医学部を有する大学はこちら
さらに、今注目されている「地域枠」などの新しい募集枠を紹介しつつ、
受験機会の増加やお得な制度があるというだけで判断せずに、
  ・どの大学でどんなことを学びたいか
  ・大学で学んだあとに、どんな場所でどんな風に学びたいか
ということをまずは考えることが大切だという話でした。
そのために、第二部では現役医学部生が、
  ・何を考えて医学部に進み、
  ・何を学び、
  ・将来どうしていこうとしているのか
をしっかりと聞いて、その上で自分はどうか考えてほしいという内容でした。



■第二部
今回のイベントのメインですね!
登場した現役の医学科生は4名です。
 
 ・東大理三(1年生)
 ・東京医科歯科大医学部(1年生)
 ・名古屋大医学部(4年生)
 ・東北大医学部(5年生)


自己紹介のあと、まずは「医師を志した理由/今の大学を志望した理由」を聞きました。
面接などでも必ずと言っていいほど聞かれる内容ですね。そして、大変な受験勉強を乗り切るためのモチベーションになるものです。


中には「きっかけはドラマです!」という先輩もいました(!!)
ですがよくよく話を聞いていると、その後人体の仕組みなどに強烈に興味をもって自分で勉強をしていたようです。
その先輩にとって、志望した根本にあったのは純粋な人体への興味だったのですね。


他にも、身内の病気を治してもらったことがきっかけという先輩もいました。
ただし、志望理由書を書くときには、
「単に助けてもらったから、という理由だけでは薄い!
 助けてもらった人はたくさんいるけれど、全員が医師を志望する訳ではない。
 助けてもらった経験がどう志望につながるのか、
 ココロの動きを言えないとダメ!」

とも言っていました。
これは志望理由書を書くときだけでなく、志望をする上でも非常に大切なことだと思います。
今の大学を志望した理由は4名の先輩がそれぞれ違っていましたが、いずれも聞く相手を納得させられる内容でした。なぜこの大学なのか、ということも面接では必ず聞かれるので、受験を考えている人はしっかりと説明できるようにしておきましょう。


他にも、
・医学部の各学年ではどのような勉強をするのか
・医学部の経験で最も印象に残っていることは何か
・センター/個別試験/志望理由書/面接/小論文の対策はどのようにしたか
・医学部に来てほしい人/来てはいけない人はどんな人か

などなど多岐に渡った話題が盛りだくさんでした。
話の内容も濃く、医学部生にとってCBT(臨床実習開始前に受験必須の試験)はどのような意味をもつものなのかや、献体いただいたご遺体の解剖から教科書では学べないことを学んだことなど、Z会スタッフにとっても「なるほど」と思わせられる話で勉強になりました。


参加していただいた方からは、現役の医学部生から直接聞けたということで、
改めて医学部に魅力を感じたというお声もありました。
今回の経験を元に、自分のココロはどう動いたのか、
しっかり言語化できるといいですよね。

リベラレスでは、医学部の大学生アドバイザーも勤務しているので、気になることがあれば気軽にご相談ください。また、第一部の資料がほしいと言う方も窓口にお声がけください。


今後もリベラレスでは様々なイベントを開催していきます。
今回参加できなかったもぜひ、自分にとって興味のあるイベント、気になるイベントを見つけ、気軽に参加してください。

8/28第一部667e61790490b836d3ee24ec770d77a23284b5d4.JPG
Tags :
中学生
高校生
医学部
開催レポート
無料イベント
ソーシャルブックマーク:

2016.09.01 11:53

こんにちは。リベラレス大学生アドバイザーのソメヤです。
 
8月の後半にたびたび開催いたしました、無料イベント「夏休み!宿題おたすけゼミ!」ですが、私は8/27(土)の回に参加しました。来ていただいた皆さん、ありがとうございます。宿題は片付きましたでしょうか?
 
 
この日には多くの中学生(主に中高一貫校にお通いの方)が来てくださり、持ち寄った宿題に取り組んでいました。数人で話し合いながら勉強していたり、一人で集中して勉強していたりと、各々にとって密度の濃い学習時間になったのではないでしょうか。
当日は大学生に質問できる環境を用意していましたので、私にもいくつかの質問が寄せられました。なかには私も苦戦させられた問題もあり、中高一貫校のレベルの高さを改めて実感したところです。
 
 
そんななかで、これぞリベラレスが理想としている「協働学習」だ! という出来事がありましたので、今日はそのことについて書こうと思います。
 
その子達は同じ中学に通う3人組で、学校の数学の宿題を片付けるために本イベントに来てくれていました。どうやらつまっていそうだったので、私が話しかけに行ったところ、「みんなで考えたができない問題がある」とのこと。私がホワイトボードを使って解答の方針を与えたところ、3人のうちの1人がはじめに理解できたようで、他の2人に教えてあげていました。
 
このときも、これぞオープンスペースで話し合って勉強しているからこそできる「協働学習」だなと思ったのですが、このあとさらにそれを実感させられる出来事が起こりました。
 
しばらくして3人と同じ中学の子がさらに1人やってきました。やはり3人と一緒で、宿題を片付けに来た様子。先ほど解決した問題がまだ出来ていませんでした。
ここではじめから来ていた3人が、先ほど私がやったように、ホワイトボードを使ってその子に問題の解説を始めたのです!
 
0827_宿題
 
問題の解説には紆余曲折あったようで、図を使ったり、分かっていない部分があれば細かく議論したりと、教える側も考えを深めながら取り組んでいたようです。
 
 
私はこの光景を遠目で見ていて、リベラレスが目指している空間とはこういうものだなと感じました。従来の通信教育や、Z会の教室での授業では十分に提供出来ていなかった、生徒同士で、時には少し上の先輩である我々学生アドバイザーも交えて、自由に議論しながら考えを一緒に深めていく空間の提供こそが、リベラレスの役割であり、他にはない価値だと私は思っています。
今後は、学校の友達同士だけでなく、いろいろな背景をもった生徒さんが集まって、先に書いたような「協働学習」が出来ていくと良いなと思います。
 
 

こういったイベントは今後もどんどん開催していきたいと思っていますので、気になる方はこまめにリベラレスオフィシャルサイトや、Twitterのリベラレスアカウントをチェックしてみてくださいね!

 

0826_宿題

 

Tags :
中学生
開催レポート
無料イベント
協働学習
ソーシャルブックマーク:

プロフィール

プロフィール画像

カレンダー

<<   2016年09月   >>
        01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30