みなさん、こんにちは。Z会リベラレススタッフ一同です。このブログでは、Z会リベラレスで開催したイベントや講座の様子などをお届けしていきます。遠方にお住まいの方にも、Z会リベラレスの様子を少しでも共有できればと思っています。
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2017.04.28 18:30

 
 
こんにちは。中の人です。
今回は、現代文って何やればいいのかいまいち分からないという方向けの内容です。
 
現代文キーワード読解(Z会出版)
http://www.zkai.co.jp/books/dynjv/Bs0201001!open?ID=2320
現代文における「頻出キーワード」「テーマ知識」「小説分野の重要語」が収録されているすぐれものです。
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英単語や古文単語は単語帳作って必死になって暗記しているのに、現代文は「日本語だから」「なんとなく分かるから」と語彙の学習を軽視している人が多いように見受けられます。しかし、日本語といっても評論文などで頻繁に出てくる単語の意味がスラスラとでてきますか?
 
例えば「絶対的」「相対的」。これらの単語の意味を言えますか?もし逆の意味に捉えていたら文章全体の内容も読み取れないし、間違った解答を導き出してしまいますよね。
 
そういった単語の意味をや使われ方を知っていたり、テーマに対して知識があることで得点力はぐっと上がります!!
 
分からない単語が出てきたときに辞書代わりにひくもよし、コンパクトな書籍なので
電車の中で読み込むもよし。書いてあるのは日本語なので気楽に読めます。
 
 
もう1点、漢字の学習をしっかりすること。
 
センター試験や二次試験でも漢字の問題は毎年出題されています。
(今年の東大入試は「タイセイ」「キュウサイ」「ヨギ」を書かせる問題でした。)
 
ただ漢字の学習をしていてもつまらないかもしれませんので、漢検2級の勉強がおすすめです。四字熟語もしっかり試験範囲ですが四字熟語を学習することが語彙力の強化につながります。
 
 
以上。中学生の方でも高校生の方でも文系の方でも理系の方でもいつからでも!できることです。できるところからやってみましょう。さようなら~。
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2017.04.27 15:16

 
こんにちは。
Z会リベラレススタッフのタナカです。
 
最近、家の片付けをしていたら、大学のころに学んでいた「量子力学」の参考書を発見しました。
おもむろにページをめくり、あぁこんなことも習ったなあ、と懐かしんでいると気になる記述を発見。
それは量子力学の序章にあたる、量子力学の世界観のお話の中にありました。
 
「19世紀まで古典力学が万能であると考えられていたのと同じような意味で、
現在までのところ、すべての実験結果と量子力学との間に矛盾は見つかっていない。
特に量子力学が考えられ始めた初期の段階において、水素原子のスペクトルを
(相対論的効果を除いて)完璧に再現したことによって、量子力学は確立した。」
-裳華房『量子力学』小形正男著-
 
う~ん。おもしろい。
何がおもしろいのかと言うと、今は量子力学という考え方で物事を説明しているが、
今後、量子力学よりも現実に即した新たな考え方が出てくるかもしれないということ。
我々が学んでいた(学んでいる)学問は発展途上かもしれなくて、
新しい「何か」を見つけられる可能性がまだまだ秘められているということ。
 
このワクワク感が「学び」の原動力になってる気がしてなりませんでした。
 
 
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2017.04.19 20:00

 
こんにちは。リベラレス大学生アドバイザーのハヤシです。
 
今回は、今までも度々描かれた関係性ではありますが、
ある戦国大名をめぐる人間関係を描いた小説をご紹介。
 
黒田如水と豊臣秀吉と徳川家康。
黒田如水は、黒田官兵衛とも呼ばれ、数年前には岡田准一主演で大河ドラマにもなりましたね。秀吉に天下をとらせた名軍師として、名前を知っているひとも多いのではないでしょうか。ぼく自身、好きな戦国武将のひとりですし、ドラマも毎週欠かさずチェックしていました。そんな彼と彼と関わった2人の天下人を描いたのがこの小説、その中では歴史上の出来事に留まらぬ、今にも通じる示唆深い人間関係が描かれています―
 
坂口安吾「二流の人」。
 
 
秀吉自身、智略にまかせて随分出すぎたことをやり、再三信長を怒らせたものだ。如水も一緒に怒られて、二人並べて首が飛びさうな時もあつた。中国征伐の時、秀吉と如水の一存で浮田と和平停戦した。之が信長の気に入らぬ。信長は浮田を亡して、領地を部将に与へるつもりでゐたのである。二人は危く首の飛ぶところであつたが、猿面冠者(=秀吉)は悪びれぬ。シャア/\と再三やらかして平気なものだ。それだけ信長を頼りもし信じてもゐたのであるが如水は後悔警戒した。傾倒の度も不足であるが、自恃の念も弱いのだ。
 如水は律義であるけれども、天衣無縫の律義でなかつた。律義といふ天然の砦がなければ支へることの不可能な身に余る野望の化け者だ。彼も亦一個の英雄であり、すぐれた策師であるけれども、不相応な野望ほど偉くないのが悲劇であり、それゆゑ滑稽笑止である。秀吉は如水の肚を怖れたが、同時に彼を軽蔑した。
 ある日、近臣を集めて四方山話の果に、どうだな、俺の死後に天下をとる奴は誰だと思ふ、遠慮はいらぬ、腹蔵なく言ふがよい、と秀吉が言つた。徳川、前田、蒲生、上杉、各人各説、色々と説のでるのを秀吉は笑つてきいてゐたが、よろし、先づそのへんが当つてもをる、当つてもをらぬ。然し、乃公(=秀吉自身)の見るところは又違ふ。誰も名前をあげなかつたが、黒田のビッコが爆弾小僧といふ奴だ。俺の戦功はビッコの智略によるところが随分とあつて、俺が寝もやらず思案にくれて編みだした戦略をビッコの奴にそれとなく問ひかけてみると、言下にピタリと同じことを答へをる。分別の良いこと話の外だ。狡智無類、行動は天下一品速力的で、心の許されぬ曲者だ、と言つた。

(本文より)

 
 
ともに頭の回転が速く、相手の知略の才を恐れあう存在でありながら、如水はついに秀吉に勝つことができませんでした。
 
如水には何が足りなかったのでしょう?あるいは何がありすぎたのでしょう?
そして、いまの僕たちは、そんな如水を目指す方向に、ひょっとすると進んでやいませんでしょうか?
 
おりしも今日、4月19日は、黒田如水が亡くなったと伝わる日です(当時の暦では3月20日といわれています)。「如水」と号していながら、ついに「野望」のひととして秀吉や後世のひとに見られることになる黒田如水。
しかし、ぼくは、そんな如水の生きざまや後世の作家たちによる彼の描写から、水の如く涼やかに流れ生きることへの憧れに似た望みと天下をとるほどの野望や声望をともに抱え持って生きた、如水の愛おしいほどの人間らしさを読み取ることができるように思います。
 
 
歴史小説に描かれるのは、赤シートで消える重要単語ではなく、一人の人間です。
今はもういないひとが、小説を通して自分の中に何度でも蘇る営みとしての読書を、
みなさんもぜひ楽しんでみてください!
 
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2017.04.11 17:30

こんにちは。リベラレス大学生アドバイザーのハヤシです。
 
春と文学をテーマに、先日は
梶井基次郎「桜の樹の下には」をご紹介させていただきました。
 
今回は、(春の訪れからは若干過ぎてしまいましたが、)その第2弾。
どちらもある程度著名なものではありますが、春の俳句と詩を一つずつみてみましょう。
 
 
小林一茶は、春がやってきた村の様子をこう詠んだそうです。
 
雪とけて 村一ぱいの 子どもかな
 
春がやってくるということ―それは新しい季節の訪れという以上に、春を告げられた人間の沸き立つこころや逸るこころが溢れんばかりに蠢いている振る舞いの内にあるものなのかもしれません。皆さんだって、花見のときに思い出に残るのは、桜そのものよりも桜の下で賑やかに過ごす人びとの姿ではないでしょうか?
そして、気候の変わり様に留まらず、そういった仲間や家族の振る舞いの変わり様によって、「春の訪れ」が人づてに連鎖していくのだと感じられたら、動物という自然の一部である人間が、なんとも「人間くさく」、魅力的なものに思えてくるのかもしれません。
 
同じようにして、金子みすゞは、「足ぶみ」という詩を
 
わらびみたよな雲が出て、
空には春が来ましたよ。
 
と詠み始め、
 
からたち垣根が芽をふいて、
小径にも春が来ましたよ。
 
と詠み閉じました。
 
空に来た春と、小径に来た春は何が違うのでしょう?
「足ぶみ」を通して、訪れる春はどのようになったのでしょう?
そんなことを考えながら、皆さんもぜひ春の詩歌に触れてみては??
 
 
 

折しも今日、4月11日に、金子みすゞは生まれたといわれています。
 
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私は先日、山口県にある金子みすゞ記念館に行ってきたのですが、
駅前から記念館に至るまで、多くの家や商店が金子みすゞの詩を飾っていて、
また地元の魚屋さんがとても気さくに話しかけてくださって、
みすゞ以来のエートスが残っているような、
みすゞもこのような環境で育ったのだろうな、と思わせるような空間が広がっていたことを思い出しました。
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私事ながら、このブログを書き終えたあとに、
中高生の皆さんだけでなく、私自身もまた詩歌に触れてみようと思いました…!
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2017.04.08 13:00

 
「大学生活にまつわる桜の名所」シリーズ、3番目は東京大学本郷キャンパスです。
新学期のはじまった学生のひとたちのみならず、周りの住民の方々にも親しまれています。
下の写真は、赤門とは反対側の、上野の近くにある鉄門近くの桜です。
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ここは、桜の季節以外にも自然の豊かさを感じられる場所がいくつかあり、たとえば「三四郎池」からは東京の真ん中にありながらビルが一切見えない風景を楽しむことができます。
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また、桜の情趣そっちぬけの宣伝になってはしまいますが、
リベラレスでは、
Z会の先輩の案内で満喫する「東大五月祭」
と題して、5月21日(日)に本郷キャンパスを歩く無料イベントを開催します。
ぜひぜひ、お早めに、お申込みください!
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花より団子 なみなさんへ。
本郷キャンパスにもしお越しになられたら、「赤門ラーメン」はぜひ一度ご賞味あれ…!
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2017.04.07 13:00

 
こんにちは。今日も桜と大学生活をからめながら紹介していきます!
 
リベラレスからも行ける桜の名所、今日はその第二弾、上野公園です。
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こちらも桜の名所として江戸時代から広く人々に親しまれています。
 
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このように、平日であるにも関わらず、大勢のひとが桜を楽しんでいる様子がうかがえますね。
不忍池に西郷さん(と犬)の銅像などなど、公園界隈は桜を除いても見どころにこと欠きません。個人的には、夜の噴水広場がオススメですよ!
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では、ここは大学生活といったいどのような関係があるのでしょうか?
 
上野公園には日本を代表する美術館や博物館が複数あります。そして、そのうちのいくつかは大学生になればタダで展示を見ることができるかもしれないのです!
先日、ぼくはある制度を利用してタダで国立西洋美術館の常設展示(と付随して入れた展覧会)を二時間じっくりみてきました!正確には心に残った絵や彫刻のポストカードを買ってしまったためにタダではありませんでしたが・・・。
また、私ではありませんが、美術館をタダでみて、そのまま公園でピクニックをするという、オサレすぎるデートをしている友だちも(時には)います・・・!
 
これは、「大学パートナーシップ・キャンパスメンバーズ制度」といって、
大学生が国立の博物館美術館を安く気軽に見ることのできる制度です。
学生証を提示するだけですし、東京にある大学の多くが該当するものでもあります。
財布に相談する必要もないのですから、みなさんも大学生になったら、ものは試し、ぜひ美術館や博物館に一度は行ってみてください!
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2017.04.06 18:10

 
こんにちは。リベラレス大学生アドバイザーのハヤシです。
 
が見ごろを迎えてきましたね。
そこで、今回から、
リベラレスから歩いて行ける距離にある桜の名所を
大学生活と絡めながら紹介していきたいと思います。
(撮影時と現在で桜の状態が変わっているかもしれませんが、ご容赦ください…)
 
 
その一、皇居
リベラレスから30分程度で行ける、言わずとしれた桜の名所です。
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(後ろに見えるのは城門)

 
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(東京国立近代美術館より)

 
カメラ片手にそぞろ歩く外国人観光客や走りながら横目に桜をみやるランナーの姿が他の桜の名所とは違った趣を与えます。
 
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この皇居界隈は、桜だけでなく、歴史の面影を存分に残している場所でもあります。
たとえば、この東京国立近代美術館工芸館
ここはかつて近衛師団の司令部庁舎が置かれていた建物です。
近衛師団とは、いったいどのような人びとだったのでしょうか?
日本史の教科書も少し見ながら調べてみてくださいね~。
また、リベラレスへの帰り道には、「新島襄生誕の地」や「我が国の大学発祥地」の碑もあります。
 
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新島襄はどんな人だったのだろう?
行く道すがら、人々が生きた痕跡を探してみるのもまた一興です…。
 
 
では、皇居は大学生活にどのような関係があるのでしょう?
 
実は、お堀の中にある日本武道館は様々な大学が日替わりで入学式を開催しているところなのです!法政大学や帝京大学、東京大学や明治大学もここで入学式をしていました!
ちょうど桜も五分咲き、七分咲きから満開へと向かっていく季節です。
みなさんの中にも、ここから新生活をスタートさせるひとが出てくるかもしれませんね。
 
その二以降はまた日を改めてご紹介します!こうご期待ください!
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2017.04.02 09:30

こんにちは、リベラレス大学生アドバイザーのハヤシです。
 
先日は、梶井基次郎の「檸檬」のことも少しブログに書かせていただきましたが
今回は同じようなモチーフで書かれた柑橘系小説第2弾、芥川龍之介「蜜柑をご紹介。
 
読み解く際のキーワードは「象徴」です。檸檬にもそういう要素はありましたが、蜜柑のほうがもっと描かれ方が分かりやすい。自らの心の内の描写を、風景に象徴的に溶かし込んでゆきます。
 
 
或曇った冬の日暮である。・・・とうに電燈のついた客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はいなかった。外を覗くと、うす暗いプラットフォオムにも、今日は珍しく見送りの人影さえ跡を絶って、唯、檻に入れられた小犬が一匹、時々悲しそうに、吠え立てていた。これらはその時の私の心もちと、不思議な位似つかわしい景色だった。
 
 
そんな「不可解な、下等な、退屈な人生」で「一切がくだらなくなっ」た私だったのですが、ある出来事を目の当たりにして、最後には・・・
 
 
暮色を帯びた町はずれの踏切りと、小鳥のように声を挙げた三人の子供たちと、そうしてその上に乱落する鮮(か)な蜜柑の色と――すべては汽車の窓の外に、瞬く暇もなく通り過ぎた。が、私の心の上には、切ない程はっきりと、この光景が焼きつけられた。そうしてそこから、或得体の知れない朗(か)な心もちが湧き上って来るのを意識した。
 
 
そう、「朗な心もち」になるのです。
 
いったい、私はどんな場面に出くわしたのでしょう??
そして、それはなぜ荒んでいるようにも見える私の気持ちを変えるに至ったのでしょう??
 
私には、そこで蜜柑の鮮やかさが重要な効果を果たしているように見えます。
そして、その効果を踏まえて芥川の蜜柑と梶井の檸檬と対比してみると、その2作品からは2人の性格の違いまで垣間見ることができるように思います。視覚的鮮やかさがスマートに心に残る芥川蜜柑と、「単純な冷覚や触覚や嗅覚や視覚(視覚は最後)」の総体として鮮烈な梶井檸檬。梶井檸檬のほうが個人的には好きなのですが、でも視覚を通してしかその場に居合わせていない芥川の姿勢―芥川の生き方も少し分かるような気もするのです。
 
しかしながら、芥川龍之介「蜜柑は、檸檬同様に、とても面白く、わかりやすく、手近な短編です。広く、長く、人びとに読み継がれています。教科書や青空文庫でも読むことができます。
15分でも暇な時間があったら、ぜひ一度目を通してみてください…!
30分、暇な時間があったら、柑橘系作品を読み比べて、その違いを味わってみてください!
 
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2017.03.24 12:00

こんにちは。
リベラレス大学生アドバイザーのハヤシです。
 
今日は、この季節にぴったりの、中高時代に手にとって読んだ短編小説の1つをご紹介。
 
梶井基次郎「桜の樹の下には」
 
桜の樹の下には屍体が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

 
知っている方もいるかもしれないこの冒頭に続く文章は、おどろおどろしくも思わず二度読みしてしまう魔術的な魅力をもった文章です。僕が、最も好きな梶井の短編でもあります。
そして、僕はその鮮やかな筆致をうまく伝えられないので、ぜひ、皆さんにも、まずは、読んでほしい。
 
 
梶井の小説の特徴の一つに、
「えたいの知れない不吉な塊」に「始終圧えつけ」(檸檬)られていたり、「不安になり、憂鬱になり、空虚な気持になっ」(桜の樹の下には)ていた「私」/「俺」が、物語を語る中での内面的な認識の移ろいを通じて、束の間ではあってもその心の安住の地を見いだすことに成功する
という描写の流れがあるように思われます。
ただ、その内面的な移ろいの描写が、すさまじい。
それは、梶井と似たような「心の落ち着かなさ」を感じている人びとにとって
魅入られるような鮮やかさを以て響くのだと思います。
 
そして、だからこそ、中高の教科書に取り上げられもし、死後80年以上経っても読者に支持されるのでしょう。繰り返しますが、中高生の皆さんにこそ、まずは、読んでほしい。
 
 
今日、3月24日は何の日でしょうか。
そう、梶井基次郎が亡くなったと伝わる日です。
彼の代表作、「檸檬」に因んで「檸檬忌」と呼ばれています。
 
いずれも短編で、読むだけならばものの数分で読み終わります。
普段は小説をまったく読まない皆さんにも、というか、そのような皆さんにこそ、このように生まれてくる世界もあるんだ、と少しでも感じてほしいです。
 
賑やかになりゆく自然や人びとに囲まれ、
単純な明るさをもった日常や希望の中に過ごすのみにとどまらず、
あなたの心に映る目の前の世界に再度目を開き、
「腋の下」に「冷汗」(桜の樹の下には)をかいてみてはいかがですか。
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2016.12.31 19:00

こんばんは。中の人です。(あぁ、「お前は誰だ?」というあの映画のあのセリフが聞こえてくるぅ・・。)大つごもりですね。あと数時間で今年も終わってしまいます。そんな年の瀬、中の人が選ぶ2016年、今年の3大ニュースです。
 
第3位 オリコンでZ会5冠!!
こちらのブログでもとりあげました。生徒さま・保護者さまからとても高い評価をいただきありがとうございます。Z会を選んでいらっしゃるみなさま、その選択に間違いはありません。引き続き一緒に頑張っていきましょう。
http://www.zkaiblog.com/liberales/58927
 
第2位 映画「君の名は。」超大ヒット!!
8月の公開開始から超話題になり、2016年12月現在、邦画興行収入歴代第2位!!とまだまだ勢いとどまらず。「観てきた!」「よかった!」との話題でもちきりでした。中には「2回も観てきた!」という人も。Z会のロゴも登場していたのですが、見つけていただけましたでしょうか?
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第1位 Z会リベラレス、オープン!!
8/1にオープンし、たくさんの生徒さま・保護者さまにご来室・ご利用いただいています。本当にありがとうございます。スタッフ、アドバイザー一同より精進してまいります。これからもよろしくお願いいたします。
 
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え、中の人の個人的なニュースも書いて、ですか?う~ん、久々に映画館に行ってきたこと・・・ですね。実は中の人は、映画館に行ってきた!というのはまだ1桁の回数だったりします。最近観た映画は「ポニョ」でした。。(←最近、なのかな?)というわけで、中の人にとってはかなりの大ニュース、になるのでした。観てきた映画はもちろん「君の名は。」です!しかしZ会のロゴを見つけられず・・。涙(難易度高かったのでしょうか。。。)
 
いろいろなことがあった2016年でしたが、もうそろそろおしまいです。
2016年、いろいろとありがとうございました。
2017年、また新たな気持ちで頑張っていきましょう。
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それでは、よいお年を~!さようなら~。♪. (⌒∇⌒)ノ""マタネー
 
 
 
 
 
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