
今日からGWですが、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか。
さて、先日はこのブログで長谷川櫂さんの『震災歌集』をご紹介しました。
今日はアートの分野で、東北地方太平洋沖地震の被災地にいる子どもの心を癒すプロジェクトについて、ご紹介したいと思います。
プロジェクトの名前はARTS for HOPE。
私は事務局となっているWonder Art Production の高橋雅子さんとのご縁でこの活動を知りました。
高橋さんは昨年ことば館がおこなった北小学校での出張授業「ことばを人生の味方に」で、立ち上げから講師の方の発掘まで、あらゆる面でお世話になったのです

高橋さんが代表をつとめるWonder Art Production/Hospital Art Labさんは、さまざまなアート・プログラムを実施し、入院している子どもさんたちへのアートによる心のケアにも取り組んでいらっしゃいます。
高橋さんは一年中日本全国の美術館や病院をとびまわり、アートを通じて子どもたちに笑顔をたくさん届けています。
これまでの活動で得られたたしかな実績やノウハウ、そして人脈を持つ高橋さんたちが、今回被災地の子どもたちの心を癒すプロジェクトとして立ち上げたのが、このARTS for HOPEです。
小さな子どもさんの場合、言葉を口に出したり書いたりすることよりも、絵を描いたりものを作ったりする方が、感情を表現・吐露しやすいのだそうです。
逆に言えば、言葉ではなかなか、恐怖や寂しさ、つらさを周りに伝えられずにいる子どもたちが、今被災地にはたくさんいるのだと思います。
高橋さんたちのこのプロジェクトによって、そんな子どもさんが一人でも多く心にかかった雲を払いのけて笑顔になってくれますように・・・いえ、高橋さんなら絶対に、それを実現してくれます

そして私も、被災地に行くことはなかなかできなくても、心ある方のこうした活動を応援することで、ただ漠然とした「何かしたい」を、少しでもかたちにできたらと思います。
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