[2008年04月09日(水) ]
聖火リレー、ずいぶん妨害を受けているようですね。
妨害を避けて、バスに乗せて運んだりしておる。
それがアリなら、ハナっから走って届ける必要はないんでは? アテネから飛行機、それも直行便で届けてしまえばいいのでは?と思ったのは、ぼくだけだろうか。
……多分、広告代理店とかの絡みが、激しくあるんだろうなあ。
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4月8日8時0分配信 産経新聞ニュースより。
《タクシー代500万円の国交省職員 残業1・3時間で深夜帰り?》
ほほーう。
《国土交通省関東地方整備局道路部の職員が平成19年度に深夜帰宅用タクシー券を出勤日のほぼ毎日に当たる計190回、総額500万円分も使っていた問題で、この職員の1回のタクシー代の最高金額が4万円に上るほか、1日の平均残業時間が2時間未満だったことが分かった。》
なのに、なぜタクシーを?
《同整備局によると、国交省が今回示した残業時間は超過勤務命令があった時間だけで、「実際には、自分の意思で連日午前2、3時まで残業していた。退庁記録も残っている」と説明。》
てか、こんなに堂々と「残業代未払いのサービス残業をさせてます」と言っちゃって、それがむしろ問題にはならないんだろうか。
「自分の意思で」だから、国交省的には、必ずしも必要な残業とは認めていないってこと?
だとしたら、今度はタクシー代支給が不要ってことになるけど。
必要な残業じゃないと見做していたんだとしたら、それは飲んで電車なくなって帰れなくなった、というのと同じですよね。
ではなく、やはり必要な残業であった、というのであれば、残業代未払い問題となる。
どっちに転んでも、苦しいな、これ。
[2008年04月08日(火) ]
asahi.com(2008年04月06日19時28分)より。
《若松城の歴史クイズ問題、TBSが謝罪の放送へ》
へー、「単発番組のため、訂正は難しい」と言っていたのに。
なかなか潔いじゃん。
……あ。
でも、国語力的には、そうでもないか。
「訂正」じゃなくて、「謝罪」だもんね、これ。
「訂正」と「謝罪」は、イコールではない。
《TBSが2月に放送した戊辰戦争に関するクイズ番組に対し、福島県会津若松市が抗議している問題で、同社が謝罪放送を行うことが6日までに分かった。同社から市に連絡があり、8日昼の生活情報番組の時間帯で、会津若松市民に不快な思いをさせたことについて、アナウンサーが謝罪すると伝えたという。》
「訂正」は、番組内容に誤りがあった、と認めることになる。しかし「謝罪」だと、必ずしも誤りを認めたことにはならない。ホントのこと言っちゃってゴメンね、という受け取り方も、できなくはない。
……あんまし、潔くないかも。
もっとも、番組内容は真実である、と固く信じている、その信念を決して曲げるわけにはいかぬ、というのであれば、それはそれで、ある意味潔いとも言える。
《市によると、謝罪放送は8日午後0時53分前後で、午前11時からの生活情報番組の終了を早めて行うと見られる。ただし、突発的な事故などがあれば延期する可能性もあるという》
他の報道によると、謝罪放送は、1分程度とのこと。
さて、どんな内容なんですかね。
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一昨日、たまたまテレビをつけると、女子柔道の谷選手が試合をやっていた。
ああ、世代交代だなあ、と思いつつ試合を見終わる。
その直後、続けて、北京オリンピック代表選手発表の記者会見があった。
真ん中に、あれは柔道の協会か何かの人なのかな、が座り、両側には監督だかコーチだかの人が座る。
代表選手が発表される。
直前に負けた、谷選手も代表に選ばれる。
……谷選手に勝った選手の胸中や如何。悔しいだろうなあ。
代表選手の名前を読み上げたのは、協会の人。
そのあとが、国語力的になかなかおもしろかった。
協会の人、このように言った。
「以上です。わたしには、質問しないでください。質問があれば、両側の人に」
国語力的には、記者に対する恫喝というか、威嚇に見えてしまったんだが。気のせいかな。気のせいですね、はい。記者さんたちは、どのように感じたんだろう。
実際、質問は両側の人に対してなされ、協会の人は黙って座っているだけ。
自分は発表だけして、質問は受けないよ、というのであれば、発表を終えたら、「あとはよろしく」とばかりに、退席しちゃえばいいのに、と思ったんだが。
あれは、何のために座っていたんだろうか。国語力的に、興味深いところである。
[2008年04月07日(月) ]
昨日、「アームバンド」と書いたが、名前が違いましたね。
「アームバンド」のほうは、輪っかで腕を締めて、シャツの袖が下がるのをおさえるもの。
ぼくが探してたのは、同じようにシャツの袖が下がるのをおさえるためのものですが、「シャツガーター」ってやつでした。
これが、なかなか見つからなかったわけです。
今まで使っていたのは、使い始めてもう十五年以上になる。
さすがにボロボロになっちゃって(つけたまま洗濯しちゃったりするもんだから)、でもそんなに長い間使えるもんなんだから、ちっとはいいやつを買おう、皮製なんていいんじゃないか、と思って、買い物に出かけたわけです。数千円は出すよ、ぐらいの勢いで。
サントムーン柿田川という、巨大なショッピングモールへ行く。
まずは、シャツ専門店へ。
ない。
タケオキクチのお店へ。
ない。
コムサイズムってところへ。
ない。
ライトオンってお店へ。
ない。
ファイブテンへ。
ない。
無印良品へ。
ない。
ジュエリーツツミへ。
あるわけないじゃん。
カミサンは、「意外とハックドラッグにあるんちゃう?」と言うが、ないよな、そんなところに。
しょうがないので、ちっとはいいやつを買おう、というのはもうナシにして、あればいいや、ということで、近くの百均へ行く。
しかし(やはり、と言うべきか)、ない。
でも、百均へ行くと、何かしら買ってしまうのである。
うーむ、どうしたものか。
このまま帰るのは、あまりにも空しい。
というわけで、あまり期待せずにだが、イトーヨーカドーにも寄ってみる。
すると。
あったのである! 2階の紳士服コーナーに。
ただし、一種類だけ。選択の余地はない。
お値段、630円ナリ。
まあ、見つかったし、安く上がったし、ということで、喜ぶべきか、これは。
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今朝のワイドショーで、たまたま加護亜依さんのインタビューを見る。
フツーのお嬢さん、という感じで、なかなかかわいい。
加護さん、未成年なのに喫煙している写真を撮られて、問題にされたんでしたよね。
それから一年たち、加護さんも、もうハタチのようです。
そうかあ、もうハタチかあ。
だったらこのインタビュー、タバコをふかしながらやれば、なかなかシャレがきいててよかったのに、とも思いましたが、さすがにやんないか、それは。
[2008年04月06日(日) ]
土日はお休み。ちょこっと仕事をする。が、アルコールが入ると筆がすべるということを自覚しているため、飲み始めた時点で中止。
あ、このブログは仕事という意識があまりないので、現在すでに飲んでいるわけだが。
重たい辞書を持ち帰った割には、というところか。
でもまあ、散髪もしたし、新しいアームバンドも買ったし、新しいクツも買ったし、ということで、よしとしよう。おお、これでやっと、久々にスーツが、ジャケットとパンツではなくスーツが着れる。もとい、これは「ら抜き」でした、着られる。
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缶コーヒーのCMでいい味を出しているトミー・リー・ジョーンズ、その主演映画『英雄の条件』を観る。
戦争映画かと思って観始めたが、むしろ法廷映画か。
30年近く前のベトナム戦争時のエピソードが、いい伏線になっている。
そのベトナム戦争時に戦った北ベトナム軍大佐とアメリカ海兵隊大佐とが、ラスト近くで敬礼を交わし合うシーンが、なかなか感動した。
もう一ひねりぐらいほしい気もしたが、まあ、いい時間を過ごせたな、という作品であった。
ベトナムを経験した大佐と、おそらく未経験であろう少佐との会話。
大佐「ベトナムでの、少尉の平均生存期間を知ってるか?」
少佐「2週間です」
このときは、大佐は何も答えない。
シーンは変わって、ラスト近く。
大佐「ベトナムでの、少尉の平均生存期間を知ってるか?」
少佐「1週間です」
大佐「16分だ!」
現場を知らん者が、ガタガタ言うな、という意味か。
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喜田貞吉『先住民と差別』(河出書房新社)読了。

[2008年04月05日(土) ]
さて、問題です。
問1:近所の電器屋で2000円の目覚まし時計を買おうとしたら、友人から、隣町の電器屋では同じものが1000円で売っていると言われた。アフターサービスはまったく同じとして、あなたなら、どっちで買う?
具体的な「隣町」を想定しつつ、考えてみてください。
続けて、もう1つ問題です。
問2:近所の電器屋で、252,000円の大型液晶テレビを買おうとしている。一方、隣町の電器屋では同じものが251,000円で買える。配送等アフターサービスはまったく同じとして、あなたなら、どっちで買う?
これは、ロバート・H・フランク『日常の疑問を経済学で考える』(日本経済新聞出版社)の、p28〜29に載っていた例を、少しアレンジしたものです。

[2008年04月04日(金) ]
(承前)
「社長、今夜はどこへ?」
「いつものクラブ活動さ!」
なんてことを書いていると、こんなニュースが。
asahi.com(2008年04月03日15時03分)より。
《銀座のクラブ、税逃れ 経営者・人気ホステスらを告発》
クラブ、じゃなくて、クラブ。
そうか、「クラブ」と発音すれば、別に問題ないか、「夜のクラブ活動」も。
本文を読んでみる。
《関係者によると(中略)2年間に、3店で働いていた少なくとも100人以上のホステスに支払った給与などにかかる源泉所得税のうち、計約2億3千万円を納付しなかったという。》
さて。
ここで「へーえ」で終わってしまっては、国語力検定ブログ的におもしろくない。
この記事から、銀座のクラブホステスさんの(オモテの、つまり税務署が把握できる範囲の)日給を考えてみよう。
ネットをさらってみると、こういうのがあった。
ホステス等の報酬料金にかかる源泉徴収税率:(1回の支払金額−1日当たり5千円)×10%
この式を利用すればよい。
日給をaとおき、1年の稼働日数を300日、2年で600日とおき、ホステスさんを100人とおくと、次のような式ができあがる。
(a−5,000)×0.1×600×100=230,000,000
計算してみよう。
(a−5,000)×6000=230,000,000
(a−5,000)×6=230,000
a−5,000=38,333
a=43,333
日給、4万3000円ぐらい。
もう1つ、例が出ていたので、それでも確かめてみよう。
《業界関係者によると、例えば月によっては約40人のホステスから約430万円を徴収しながら、16万円弱しか納付しなかったこともあったという。》
これを式にすると、月25日稼動として、
(a−5,000)×0.1×25×40=4,300,000
(a−5,000)×100=4,300,000
a−5,000=43,000
a=48,000となって、日給4万8000円。
そんなにブレはないな。
銀座のクラブホステスさんの平均日給が、大体4〜5万であろうということが、ここからわかる。
ただし、これはあくまで「平均」であることに留意せねばならない。
記事は、続けてこうある。
《一方、(中略)ホステスの女(36)も、06年までの3年間に得た報酬や契約金などの所得約2億2千万円を隠し所得税約4千万円の支払いを免れたとして、所得税法違反(脱税)容疑で告発された。》
この人の場合、3年間900日、目一杯稼動したとして、日給24万4444円にもなる。
……並みのプロ野球選手よりも稼いでるな。今、Jリーグで、年俸7000万の選手なんて、いたっけ。
それはさておき、こういう人も含めての「平均」であるので、「平均」が実態をストレートに表しているとは限らない。
そういうことまで読み取るのが、国語力、と。
ところで、この日給24万超を稼ぐクラブホステスさん。
《クラブでの源氏名で借名口座を開き、所得を隠していたという。口座には顧客らから得た「チップ」を含む数億円が預金されていた模様だ。取材には「全然分からない」などと話した。》
チップ! チップには、領収書切らんな。てことは、これは税務署には把握できないカネってことになる。3年で2億2千万が、稼いだオモテのカネの額。東京ミッドタウンに住んでたそうだから、それなりに支出もあっただろう、にもかかわらず数億の預金ができたってことは、稼いだチップの額も相当なものだったんでしょうね。
国語力的におもしろかったのは、この人のコメント。
「全然分からない」って、おいおい。
「私のおカネじゃありません、私が入金したんじゃありません、知らないうちに振り込まれていたんです」という意味なのかな。
[2008年04月03日(木) ]
asahi.com(2008年04月01日21時05分)より。
《「ねんきん特別便」の発送数を増やしたことで各地の社会保険事務所の相談窓口が混雑しているため、社会保険庁は4〜6月、全国の社保事務所と年金相談センターで休日にも相談を受け付ける日を増やす。(中略)時間は午前9時30分〜午後4時。》
いや、気になってたんですよ、相談窓口受付時間。
少し前に、この混雑のことをネタにして、「11時に行って6時間待ちですっつーのは、国語力的には『とっとと帰れ』と同義だな」と書いたんで。
午後4時までなら、11時に6時間待ちというのは、やっぱり「受け付けるつもりはない、とっとと帰れ」と同義ですね。
そういや、テレビのニュースでは、相談の予約受付をしていて、今は何と最速で8月!というのもやってたな。これも国語力的には、「来てほしくねーなー」という気持ちを読み取ってあげるのが正解か。
しかし、超人気レストランなどで、予約が3ヶ月先まで一杯、というのはわかる。場所とスタッフの制約があるからね。
現状でも窓口がパンク状態だというのに、社保庁、レストランと同じ感覚で、場所もスタッフも拡充するつもりはないってことかな、8月の予約を今受け付けるってことは。
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もう1つ、社保庁ネタ。毎日jp(2008年4月1日18時45分)より。
《舛添要一厚生労働相は1日の参院厚労委員会で、国民年金に60歳以降も任意加入し満額を受け取る条件を満たした後も保険料を払い続けていた人に対する過払い分の扱いについて「(不公平是正策を)運用面で早急に検討する」と述べ、保険料の返還を検討する考えを示した。(中略)国民年金は原則20〜60歳になるまでの40年間、保険料を払い続けないと満額受給できない。条件を満たせない場合、65歳まで任意加入し「40年加入」に近づけることができる一方、40年を超えて払った保険料は給付には結びつかない。/社会保険庁は05年4月、60歳以降の任意加入期間中に「40年」を満たした場合、その後は納付を受け付けない制度に改めたが、それ以前は本人が申請しない限り保険料を徴収し続け、返還もしていなかった。》
これ、今年の1月に「おかしくね?」と問題になったが、社保庁は「そういう制度はないので返還できない。返還してほしければ行政訴訟をおこしてもらうしかない」と言っていたようですね。
民間企業がこれに類することをしたら、ものすごいバッシングを受けると思うのだが。
また、「我が社にはそういう制度はないので、返還できない。お客さん、間違って払っちゃったおカネでしょ、まあ諦めて」なんて言おうものなら、間違いなく企業としての常識を疑われる。
企業としての常識、以前に、ノーマルな人間の常識からして、「おかしくね?」という話だろう。
……ああ、またここ数日と似たような傾向の内容になってしまった。
ちょっと趣きをかえて。
■
軍司貞則『高校野球「裏」ビジネス』(ちくま新書)読了。

[2008年04月02日(水) ]
昨日の国語力的ニュース。
夕刊社会面にも掲載されていたが、asahi.com(2008年04月01日10時50分)より。
《「通報者の責任追及を」申入書 横浜市大謝礼金問題》
夕刊で最初この見出しを目にしたとき、「ん?」と思った。
「通報者の責任追及」?
「通報者が責任追及」じゃなくて?
記事本文を読んでみる。
《横浜市立大学医学部の医学博士号をめぐる謝礼金問題で、金銭授受をしていた前医学部長が主任を務める教室の医局員たちが、問題が発覚する端緒となった内部通報者の責任追及を大学側に求める申入書を出していたことが分かった。》
……「内部通報者の責任」って、何だろう。
《申入書は2月12日付で、前医学部長の嶋田紘教授が主任を務める消化器病態外科(旧第二外科)に所属する准教授(講師)ら11人が署名し、理事長、学長あてに出された。/申入書は、同大コンプライアンス推進委員会の調査を踏まえ「医局に在籍するものが医局内の出来事を悪意によって歪曲(わいきょく)し伝えなければ作り上げられない内容」と批判。「一緒に研究してきた仲間を犯罪者に引きずり降ろそうとする人間と職場をともにすることに恐怖感と強い嫌悪を抱く」としている。/そのうえで、理事長らに「早急に本事件の発端となった人間(投書をした者)の厳しい責任の追及と猛省をお願いしたい」と訴えている。》
てことは、だ。
申入書を出した人たちは、内部通報者が根も葉もないデマ、悪意に満ちたデマをコンプライアンス推進委員会に密告したと考え、コンプライアンス推進委員会もそれ(内部通報がデマであること)を認めた、ということが前提となっていると、こう物事が進んでいると考えるのが妥当ですね。
ていうか、最初、そう思ったわけですよ。
じゃなきゃ、ノーマルに考えて、「通報者の責任追及」なんて発想、出てこんでしょ。
しかし、である。
《謝礼金問題について、同大は昨年11月に通報を受けてコンプラ委で調査。3月に「謝礼が一部存在していた」などとする報告書をまとめた。》
うーむ。
申入書を出した人たちは、「コンプラ委の報告書は誤りである!」と主張しているのだろうか。
であれば、内部通報者云々よりも、まずはそれを主張すべきだろう。コンプラ委の報告書は誤りであるということが前提にないと、内部通報者の責任云々は出てこないと思うが。
あるいは、コンプラ委の報告書(の一部、少なくとも核心部分)は事実と認めたうえで、こういう申し入れをしているのだろうか。
もし、細かな事実関係において「悪意によって歪曲」されたと思しき部分があったとしても、今回問題となっている「医学博士号をめぐる謝礼金」、その一点が事実であるならば、そしてそれが不正な行為であるならば。
こういう申し入れをする人たちの神経は、ちょっと理解を超える。
……お医者さんになる人って、お勉強ができたんだよねえ。お勉強の出来と倫理意識の強さが相関するわけじゃないけど、でも、お医者さんを志す人って、高い倫理意識の持ち主が多いんだろうなあ、と、漠然と思ってたんだけどなあ。
でも、そうか、手術中に「あちゃー、失敗!」となっても、患者さん側にはそう言わない、というのも、同じような構図か。あ、これは、誰かのことを言ってるんじゃなくて、『白い巨塔』の話ね。
■
ジョージ・パッカー『イラク戦争のアメリカ』(みすず書房)読了。

[2008年04月01日(火) ]
TBSと会津の話。続報についても触れておかねば、フェアではなかろう、ということで。
asahi.com(2008年03月31日22時10分)によれば、
《TBSが会津に謝罪 歴史クイズ番組問題で》
の由。へーえ、謝罪したんだ。よかったよかった。TBSも潔いじゃん。
国語力検定ブログ風に言うと、「過則勿憚改」ですな。
過ちては則ち改むるに憚かることなかれ。
どれどれ、と、記事本文を読んでみる。
《TBSの歴史クイズ番組で戊辰戦争にまつわるクイズの正解が「史実と異なる」として、福島県会津若松市が訂正を求めた問題で、同社のプロデューサー2人が31日、市役所を訪れて菅家一郎市長に謝罪した。だが単発番組のため訂正放送はできないとの回答に、菅家市長は「市民の理解が得られない。バラエティー番組だからと言って『ならぬものはならぬ』だ」と述べ、再検討を求めた。》
……ありゃ。完全に和解したわけじゃないみたいですね。
「単発番組のため」というのも、「訂正放送はできない」理由になっているのかどうか、微妙。
テレビ局は、時間というかワクをスポンサーに売る商売だからなあ。たとえば会津若松市が「カネはいくらでも出すから訂正放送をせよ」と言えば、いくらでも訂正放送しそうな気もする。会津若松市がそんなカネを出す義理はないけどね。
《TBS側は情報制作局長名の文書で、開城は複合的な原因だと認識していたがバラエティー番組の性質から「糞尿……」を正解としたとし、「会津若松の方々を不快な思いにさせることは本意でなく、深くおわびする」としている。TBS広報部は「ご理解が得られず残念。今後とも話し合いを続けたい」と話している。》
「バラエティー番組の性質から」……この理由もなあ。前の記事に書いた「おもしろけりゃいいじゃん」主義を、はしなくも露呈しているだけのような。しかも、「だから大目に見てよ」的なニュアンスも感じられる。どうもポイントがズレているような気がするのは、ぼくだけだろうか。
TBS広報部の「ご理解が得られず」というコメントも、国語力的にやや不可解である。これは、何に対する「ご理解」を求めたんだろうか?
バラエティーだから大目に見てよ、ということに対する「ご理解」?
これはちょっと、ムシがいいんではないか、と。
それとも、「訂正放送はできない」ことへの「ご理解」?
これも、理由が「単発番組だから」、ではなあ。「ぶっちゃけ、スポンサーもナシにそんな放送すると、ウチ、大損なんですよ」と言えば、理解して……くれんか。むしろ、火に油かも。
というわけで、実際のところは、「改むるに憚か」っているようですなあ。
今後、どういうオチがつくか、楽しみではある。楽しんじゃいけませんね、すいません。
■
ベランダのシクラメンが、今年も花をつけた。
